「ゲーム理論は役立たない」という見解がある。しかし、実際には、ゲーム理論が役立つことはある。それは、「ゲームする二人をともに不利益にする」という場合だ。 ──
「ゲーム理論が役立ったことなど、一度もない」
という見解がある。
→ ゲーム理論の大家 ルービンシュタインの見解
しかしながら、前々項を読めば、「ゲーム理論が現実に役立つ例がある」とわかる。
つまり、複数のいじめっ子を分断して、それぞれ裏切るように仕組む。そのことで、いじめっ子同士を裏切らせて、やつらに真実を告白させることができるのだ。
──
「ゲーム理論が役立ったことなど、一度もない」
というのは、国家間の戦略などの場合だろう。(上記ページで掲げた例)
なるほど、国家間の交渉のような例では、ゲーム理論は、ほとんど役立たずだろう。なぜなら、交渉する国家はどちらも賢明だからだ。
一方、いじめっ子のように馬鹿同士の例では、まさしく役立たせることができるのだ。また、いじめっ子だけでなく、よくある犯罪の容疑者の場合も、同様のことが成立する。(容疑者同士を分断した上で、本項の方法を適用する。)
それが有益であることは、このゲーム理論がもともと「囚人のジレンマ」という名で呼ばれていたことからもわかる。囚人も容疑者も同様だ。こういうふうに「裏切りのゲーム」には、まさしく有益なのだ。
──
「裏切りのゲーム」では、ゲーム理論は有益だ。そして、そうなる理由は、対立する二人がゲーム理論に従って行動するからではない。対立する二人を超越した管理者(検事など)が、対立する二人に対して、嘘をつくからだ。
なるほど、ゲームする二人にとって有益になることなど、実際にはありえないだろう。しかし、ゲームする二人にとって不利益になる(どちらにとっても不利益になる)ということは可能だ。
そして、そのことは、管理者が「二人に嘘をつく」ことによって可能なのだ。
「『Aが悪い、Aの責任だ』とBは言っているぞ」とAに語る。するとAは、「Bに裏切られた!」と感じる。
「『Bが悪い、Bの責任だ』とAは言っているぞ」とBに語る。するとBは、「Aに裏切られた!」と感じる。
こういうふうに、双方に嘘をつくことで、管理者は二人にとって不利益な状況を作り出すことができる。
このような形で、ゲーム理論はまさしく有益になることがあるのだ。
そして、それを応用することで、社会のいじめを減らすことができるし、社会の犯罪を減らすこともできる。何と有益であることか!
日本中の人々が、「いじめを減らしたいが、いじめを減らす方法がわからない」と語っているときに、ゲーム理論の方法を応用した方法(前項)によって、いじめを減らすことができるのだ。すばらしい!
【 関連サイト 】
→ いじめ解決に警察はアテにならない
→ 「いじめを解決・根絶する方法はある?」「ない!」
→ 徹底的に逃げる
→ ひたすら耐える。
以上のように「解決の方法はない」「なすすべはない」「耐えるしかない」「お手上げ」と思っている人が、世間では圧倒的に多い。
しかし、ゲーム理論の方法で、解決の一助とすることができる。(万能の方法ではないが、一助にはなる。無為無策よりは、ずっとマシだ。)
2012年07月15日
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