元ネタは、この本だ。超ベストセラー。全世界で7000万部だという。( → Wikipedia )
思考は現実化する
成功するには そのことを思いつづければいい、という人生指針。
「思考は現実化する」というのは、わかりやすく言うと、「思いは叶う」 or 「思えば叶う」ということかな。
これが有益だということは、2ちゃんねるでも話題になった。
→ 「引き寄せの法則」って知ってる奴いる? ヤバイ本物だったみたいだ
→ はてなブックマークの感想 (2000ぐらいのブクマ)
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ここまでは、よく知られた話。
以下では、これにまつわる情報を示す。
サッカー日本代表の本田圭佑は、大言壮語で知られるが、彼も同じようなことを語っている。
スポニチから。これもまた「思考は現実化する」ないし「思えば叶う」を実行していることになる。
「目標を言葉にすることによって、忘れないようにする。そうすると、いつの間にか達成しているパターンが多い」
動画から。
「僕は毎日、こうなりたいというイメージを頭の中に描いている。でも強い相手と1試合すると、そうやってイメージする以上に明確になりたい自分の姿がはっきりと見えてくる」
「一年後の成功を想像すると日々の地味な作業に取り組むことができる。」
「頭の中ではメッシやクリスティアーノ・ロナウドを越えるプレーをしている」
「ちょっと大げさ過ぎるぐらいでいい。実際にプレーするとなるとそこまでできないのが人間だから」
まさしく「有言実行」だ。(「不言実行」なんてのは嘘なのだろう。 (^^);)
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さらに、似た話がある。朝日の記事( 2012-06-13 朝刊 :紙の新聞 )から。
長友はいつも笑顔を保つ。なぜか? そのことでネガティブな精神を消して、ポジティブになるためだ。ネガティブな精神でいると、そのことでかえって失敗してしまうからだ。
( ※ これもまた、「思考は現実化する」の、裏バージョンだろう。まずいことを思うと、まずい結果になる、というわけ。それを避けるのが笑顔だ。)
以下、引用。
「ウズベキスタンに負けた後の控え室は、すべてが終わったかのような暗い雰囲気だった。負けてもバネにして成長すればいいと僕は思ったから、みんなの様子には違和感があった。何とかしたくて、みんなに笑顔を見せることにした」──
「彼(インテル・ミラノの主将サネッティ)はどんな状況でも落ち込まない。『試合が終わったらネガティブな思考はすべて敬している』と言っていた。だからいつも笑顔でいられる。そういう彼の姿勢が、苦しんでいたチームに大きな影響を与えていた」
同じ思考法を身につけたいと思った。自分と向きあう訓練を自分なりに始めた。
否定的なことを考えている自分が心の中にいることがある。それをどのようにコントロールして、鎮めていくのか、というトレーニングだ。
同じ日の朝日の記事に、少年マガジン副編集長の話がある。似た話。
新人漫画家と接するとき、心がけていることが三つあります。まず、ほめること。「ほめられて伸びる子と叱られて伸びる子がいる」とよく聞きますが、私は違うと思います。経験上、どんな子でもほめられた方が力を伸ばします。どんなに叱っても、ほめ6叱責4くらいです。──
同じ日の朝日の広告批評(天野祐吉「CM天気図」)にも、似た話がある。
民俗学者の五来重さんは、キリスト教では「天国が実像で地獄は影」なのに、日本仏教では「地獄が実像で極楽は影」になっているという意味のことを言っていますが、昔から日本人は「極楽をあなたに」なんて福音よりも、「地獄に落ちるぞ」というおどしに、リクツ抜きで弱いんですね。日本の親は子供を叱るのが普通だが、アメリカの親は子供をほめるのが普通だ。「親の教育」とか「しつけ」とかには、日本と西洋とでは基準が大きく異なる。そして、日本式よりも西洋式の方が、効果は大きいようだ。
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物事を果敢に実行するには、常に積極的な思考をもつ方がいいようだ。「できる、できる」と自己暗示にかければ、自然にできるようになる、というわけ。
ただし、自分でも「できる」と信じられないような、途方もない夢想は、もともと信じていないので、無理であろう。(上の2ちゃんねるリンクにも書いてある。)
たとえば、
「僕はいつか新垣結衣ちゃんと結婚するぞ」
と思っても、それは決して実現しない。自分でもそれを信じていないはずだから、実現するはずがない。
( ※ 仮に、それを信じているとしたら、実現するか? いや、その前に、精神病院で治療を受けることの方が先決だろう。)
( ※ 新垣結衣でなくて、ラブプラスの寧々や凛子なら、もっと重症である。 (^^); )
というわけで。
「努力して、運が良ければ、何とかなるかもしれない」
という範囲のことであれば、強く思いつづけることで、実現することが多いものだ。
ちょっと、恋愛に似ているかも。無理気味の高嶺の花が相手でも、強くアピールすることで、何とか届くこともある。一方、最初から「どうせ無理だよ」と思っていると、決して届かない。
ただし、もともと遠く及ばないもの(新垣結衣)などを相手に夢想するのは、話の範囲外だ。
[ 付記 ]
私なりに解釈するなら、これは、
「思っていると実現するように運が変わる」
というジンクスではなくて、
「思いつづけることによって人間が変わる」(行動も変わる)
ということだろう。
その意味では、次の話に似ている。
「 Where there is a will, there is a way. 」
「人生で一番大切なのは、才能でもなく、外貌でもなく、運でもなく、意思である」
こう解釈すれば、「思考は現実である」は、かなり真実を突いているとわかるだろう。
科学的に言っても、こういうことがかなり真実であるということは、ある点では証明されている。それは医学における「プラセボ効果」だ。
思考によって健康(肉体の状態)さえ、変わってしまうのだ。「自分は治る」と思うことで、実際に治ってしまう。「自分は治らない」と思うと、本当に治らない。……そういうことが、実際に多々あるのだ。
(例。O・ヘンリーの「最後の一葉」の、悲観的な患者。悲観的であるせいで症状が悪化する。)
[ 余談 ]
これとは逆に、「やる気がない」「無気力だ」「愚図だ」と悩んでいる人も多いようだ。はてなブックマークを見ると、同病相憐れむふうの、オタクっぽい人が多いようだ。
→ グズを治す!「あなたが行動できない8つの理由とその対策」
→ はてなブックマーク - グズを治す!「行動できない8つの理由とその対策」
【 関連情報 】
→ 書評ブログ: 自己啓発本
「思考は現実化する」という本のほか、類似の自己啓発本をたくさん紹介している。
無気力な人は、こういう本をたくさん読むと、そのうち、気力が湧いてくるかも。そのことで人生が成功するかも。
実を言うと、ビジネス諸関係で一番売れているのは、こういう自己啓発本だ。
勝間和代が売れているのも、そのハウツーを知りたい、という人が多いから。……ただし、彼女はスーパーウーマンなので、「その方法をやったら、かえって挫折してしまった」という例が、枚挙に暇がない。才能もないのにスーパーウーマンの真似をして、職場で浮いてしまう、という例も多いようだ。
勝間和代の本なんか読まないで、上記で紹介した本を読む方がいいですよ。
正確には
成功した人はそのことを思いつづけていた
だと思います。
「成功しなかったのは思いが足りないからだ」
ってのはあやしい宗教でよくある話。
思い続けてる殆どの人は志半ばで(死因は何であれ)死んでいる
それが成功者が少ない理由だと思います
まぁ成功するまで生きてたこと自体が成功だとも言えますが
単に褒めればいいのではなく、褒め方に工夫がいる。「利口だね」と能力を褒めるのは有害で、「頑張ったね」と努力を褒めるのは有益。
→ http://j.mp/MVwULz