- ● EVを蓄電池にする?
- 電気自動車のバッテリを使って、「夜間に充電して昼間に使う」というアイデア。日産が装置を作った。
節電や電力のピークシフトに貢献できるという点では、夜10時から翌朝8時まで電気代が安くなる夜間電力でリーフを充電して、昼間はリーフからの給電で生活することを推奨。これにより1カ月で約4,400円の電気代が節約できるほか、ピークシフトにも有効だとしている。また、夜間電力を活用した場合の節約効果は6年間で約31.6万円にのぼるという。
名案のように見えるが、本末転倒でしょう。こんなことをやったら、昼間は電気自動車が使えなくなる。
本体にはタイマー機能が搭載されており、あらかじめ登録しておくことで、充電や給電が自動で切り替わる。たとえば、夜間電力を活用する際は夜22時から充電開始し、電気代が高くなる朝8時からはリーフからの給電に自動で切り替わる。
( → impress )
ま、電気自動車を使わない日だけ、家庭で使う、という案もあるが、そんなことをすれば、バッテリが劣化してしまう。
単純計算しても、「6年間で約31.6万円」の節約にしかならないのなら、バッテリの価格 200万円に遠く及ばない。大損だ。馬鹿げている。
どうせなら、5万円のガソリン式発電機を使う方がいい。ずっと安く済む。(どちらも屋外設置だ。)
( ※ バッテリの劣化については、ハイブリッド車の例がある。
→ http://openblog.meblog.biz/article/1273904.html
このコメント欄の最後のあたりに詳しい。
ただし、トヨタやホンダの例だから、リチウム電池でなく
ニッケル水素電池である。リチウム電池の劣化は少なめ。
だがリチウム電池は高額だから、コスト的には??だ。)
- ● PHVを蓄電池にする
- プラグインハイブリッド(PHV)を蓄電池にするというアイデア。
→ トヨタ、自動車から家庭に電気供給 まず年内にプリウスPHV
これは、悪くはない。記事にもあるように、
「PHVは蓄電池の電気を使い切ってもハイブリッド車として動く。ガソリンを使った発電機能もある」
というわけだからだ。発電機があるなら、ガソリンを入れればいくらでも発電が続くから、これは意味がある。
ただし、あくまで「非常時用」だ。普段は、ガソリンで発電なんかしていたら、多大な税を払うことになるので、大赤字だろう。おまけに、電池の劣化もある。ただでさえトヨタやホンダのハイブリッドは電池の劣化がひどいのに、普段から電池をいっぱい使っていたら、やたらと電池が劣化してしまうので、肝心の自動車走行で効率が悪化してしまう。燃費が1〜3km/L ぐらい悪化するかもしれない。それじゃ本末転倒でしょう。
2012年06月07日
◆ EV や PHVを蓄電池にする
EV(電気自動車)や、 PHV(プラグインハイブリッド)を、(非常時用の)蓄電池にする、というアイデアがある。それを評価する。 ──
過去ログ

一般的な使われ方で5年経過すると80%の容量だそうです。一般的な使われ方がどのような定義なのか不明ですが。(SOC何%充放電サイクルで何回とかあればいいのですが)
http://ev1.nissan.co.jp/FAQ/battery.html#Battery_10
「電気自動車のバッテリを使って、「夜間に充電して昼間に使う」というアイデア。
そんなことをすれば、バッテリが劣化してしまう。
単純計算しても、「6年間で約31.6万円」の節約にしかならないのなら、バッテリの価格 200万円に遠く及ばない。大損だ。馬鹿げている。」
このような劣化が、まさしく証明された。
→ http://wpb.shueisha.co.jp/2013/02/17/17127/
これによると、年間 10万キロを走るタクシーは、2年後には 20万キロを走った計算になるが、その時点で、バッテリが激しく劣化して、容量が半分になってしまっているらしい。
( 実際には 20万キロも走らないうちに、そのくらい劣化しているようだ。)
換言すれば、毎日スマートグリッドで太陽光発電の電力を充電・放電していれば、そのくらいのバッテリ劣化が起こって、肝心の電気自動車が使い物にならなくなる。
電気自動車で一番大切なことは、バッテリの劣化を防ぐことだ。なのに、スマートグリッドで太陽光発電の電力を……なんてやっていれば、とんでもない無駄をもたらす。電池代 200万円が無駄に消えてしまう。