そこで劇的に改善する方法を教えよう。コストはゼロで済む。 ──
《 訂正 》
本項を読む前に、次項を読んでみてください。
→ Chrome を軽くするには (次項)
これを試しても改善しない場合のみ、以下をお読みください。
ブラウザの Chrome が重いので、何とか対策を取りたい、と思っている人が多い。
たとえば、これだ。
Google Chromeがメモリをバカ食いして、タブを40枚も開けば、すぐにHDD上の仮想メモリを使いはじめて、いわゆるswapという状態になり、ガリガリガリガリ鳴りっぱなしで画面が固まります…!この人のマシンは Core2Duo 、メモリ4GB の VAIO だから、スペックは十分だ。なのに重くて困っているという。
さすがにこれはもう買い換えかなぁなどと思ったり、あるいは、Windows7 + SSDにすれば快適かな〜とか考えたり…。
( → 古くなったXP/Vistaマシンを4000円でサクサクにする )
で、この人は、メモリを大幅増設して RAM ドライブを作る、という特殊な設定で解決したそうだ。
しかしこの方法は、金もかかるし、設定もちょっと面倒だ。そもそも、「 Core2Duo 、メモリ4GB 」というハイスペックでない人には、何の役にも立たない。(たとえば atom プロセッサの場合。)
もう一つの例は、これだ。
Google Chromeはサクサク動作する高速で軽量なウェブブラウザですが、その代わりに動作を安定させるため非常に多くのメモリを使用します。メモリを数ギガバイト以上も搭載しているハイスペックなPCならば特に困ることもありませんが、なかなかそうも行かない人も多いはず。こう述べて、「 Chrome のメモリを解放するためのアドオン」というのを、いくつか紹介している。
というわけで今回は、そんな人にオススメの、Google Chromeでメモリを節約して使うのに便利な拡張機能の紹介です。知っておくと案外役に立つことが多いので、非力なマシンのメモリ不足に悩まされている人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
( → Google Chromeのメモリ節約におすすめな拡張機能 )
しかし、メモリを解放してしまったら、いろいろと不便なことが起こる。(キャッシュが消えてしまうようなものだ。副次的に見ているデータなどが消えてしまう。マルチタスクとは正反対のシングルタスクモードになるようなものだ。) これじゃ、不便すぎて、実用にならない。
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そこで、私が状況を劇的に改善する方法を教えよう。この方法は、次のメリットがある。
・ ロースペックのパソコン( atom )でもOK
・ 動画再生も含めて、モタモタした動作がすべて解消
・ コストはゼロ
その方法は、こうだ。
「 Chrome を使うのをやめる」
これで一挙に解決する。
──
人々は何か勘違いしているようだが、
「 Google Chromeはサクサク動作する高速で軽量なウェブブラウザです」(上記)
ということはない。そのことが成立したのは、Chrome が登場したばかりのころ、つまり、2008年のころだ。なるほど、このころの Chrome は「サクサク動作する高速で軽量なウェブブラウザ」だった。しかし、その後、Chrome は滅茶苦茶に重いブラウザへと変貌してしまったのだ。
特に問題なのは、高速起動のために、動作プログラム(プロセス)を複数に分割してしまったことだ。そのせいで、6個ぐらいのプログラムが同時稼働する。このことは、4コア4スレッドの CPU には速度向上の効果をもたらすが、逆に、1コア2スレッドぐらいの CPU では速度を大幅に遅くする効果が生じる。
だから、こんな重いブラウザは、さっさと捨ててしまえばいいのだ。
──
では、その代わりに、どれを使えばいいか?
私が手持ちの atom プロセッサのミニノートで検証したところ、次のようになる。
・ Chrome …… あらゆる動作がもたつく。
・ Firefox …… 動画再生が遅い。文字コピーが超遅い。
他の点では、特に問題なし。
・ Opera …… 何も問題なし。軽量ブラウザ。
というわけで、「 Chrome が重い」と思ったら、Firefox か Opera を使えばいいのだ。
特に、Opera がお勧めだ。昔の Opera はいろいろと使いにくい点があったが、今の Opera は劇的に改善されている。特に不満な点はない。
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Opera を使うときには、次の設定をするといい。
・ アドオン(エクステンションという)を導入する。
Adblock 、AutoPager の二点は必須だろう。
(インストール後、管理画面で「有効にする」を
設定する必要があるようだ。変に手間がかかる。)
・ LastPass は、Opera のあとで(再)インストールする。
・ 他のブラウザのブックマークをインポートする。
・ ブックマークの使い方が特殊なので、ネットで検索する。
すると、次のページが見つかる。
→ http://memo.s206.xrea.com/bookmark.html
これに従って、ブックマークを使うといい。
・ ブックマークは「ユーザー定義順」に並べる。
(初期設定は「名前順」なので変更する。)
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Opera では、ブックマークは、「ブックマークツールバー」に置くこともできる。(その場合、「文書内検索」の窓も置くことができる。これはなかなか便利。)
Opera では、ブックマークをサイドバーにおいて使うこともできる。これがすごく便利。
・ Chrome の「ブックマークツールバー」は件数が少ない。
・ Firefox の「ブックマークメニュー」はクリックの手間。
しかるに、Opera のブックマーク・サイドバーは、常に表示されているので、とても使いやすい。その分、画面の左の方を少し占領されるのだが、今のワイド液晶画面なら、どうせ横の方はありあまっているのだから、そこを使っても問題ない。
→ サイドバーの画像
→ 最新版 Opera の外観
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なお、Firefox でも、サイドバーを使うことは可能だ。Firefox のメニューで、
「表示」 → 「サイドバー」 → 「ブックマーク」
と選択すれば、設定できる。
ただし、ON−OFF の切り替えは、容易ではない。
一方、Opera の方は、★ ボタンを押すだけで、ON−OFF がトグルで切り替わる。Opera の方が便利だ。
( ※ Firefox などのブックマークをインポートする必要があるが、ここではいちいち方法を示さない。その他、困ったことがあったら、ネットで検索すれば、すぐにわかる。)
( ※ マシンが十分なスペックをもつ場合には、Chrome を使って差し支えない。サイドバーでブックマークを使いたいときには、ChromePlus というブラウザを使えばいい。詳しくはググればわかる。)
[ 付記1 ]
私の場合は、Opera と Firefox を同時稼働している。
通常は Opera を使うが、ときどき機能上で物足りなくなることがあるので、そのときは Firefox に切り替える。それで特に問題はない。
ついでだが、Opera と Firefox を同時稼働しても、特に動作がもたつくというようなことはない。つまり、動作の重さは、
( Opera + Firefox ) <<<< Chrome
ということになる。
Chrome というのは、ウルトラ級に重いブラウザなのだ。
( ※ 比喩。4年前に出会った彼女は、すごくかわいくて美人だった。4年たって再会したら、すごい肥満体になって、ものすごく重たくなっている。以前は両腕で軽々と抱き上げることができたのだが、今ではまるで小錦みたいな体重だ。昔の彼女は、今いずこ? )
[ 付記2 ]
Chrome は、おかしな動作をすることがある。Chrome を終了しても、完全には終了しないのだ。プログラムを終了しても、どういうわけかタスクトレイに常駐している。当然ながらリソースを大量に食い続ける。
ただ、常にそうだというわけではないらしい。私の atom ノートパソコンではそうなったが、デスクトップではそうならなかった。(ロースペックのパソコンに限り、常駐するのかもしれない。よくわからないが。)
念のため、Chrome の「設定」画面で、
「詳細」
をクリックして開いてから、そのページの最後にある
「詳細設定を表示」
をクリックして開いて、
□ Google Chrome を閉じた際にバックグラウンド アプリケーションの処理を続行する
という箇所のチェックをはずすと、常駐を止めることができるようだ。
ただ、詳しくはどういう事情になっているのか、よくわからない。興味のある人は、調べてみてください。
[ 余談 ]
※ 以下はオマケの話です。
Opera には、もう一つ、ものすごい高機能が付いている。
「 Opera Unite 」という機能。パソコンをサーバーにしてしまう、というもの。
たとえば、古いパソコンがあって、それを常時起動しておいて、そこで Opera Unite を常時起動しておけば、この古いパソコンがサーバーとして利用できる。
たとえば、ここにテレビの番組を録画しておけば、出先で iPad からテレビの番組を見ることができる。もちろん、パスワードをかけておけば、見ることができるのはあなただけだし、他の誰もこのパソコンには接続できない。あなただけがこのサーバーを利用できる。
Dropbox なんてのは、無料は2GBだし、それ以上を使うと有料になる。だが、Opera Unite なら、無料で自分専用のサーバーを使えるのだ。HDD を増設すれば、上限なしで、いくらでも容量を増やせる。しかもコストは特にかからない。( 増設する HDD だけで済むが、HDD のコストなんてたかが知れている。そもそも、普通は、HDD の増設は必要はない。コストはゼロ。)
ファイルの共有や公開も可能だ。パスワードを設定しなければ、ネット上に情報を公開できる。パスワードを共有すれば、グループで情報を共有できる。
「普通の独自ドメインのサーバーと同じじゃないの?」
と思うかもしれないが、似て非なる。独自ドメインではなく、Opera の設定したドメインを使う。だから、独自ドメインは使えない。そのかわり、独自ドメインの利用料はかからない。徹底して、コストはゼロだ。
すごいですね、Opera Unite 。2009年ごろからあるんだが、あまり有名ではないようだ。時代に先んじすぎているのかも。しかし、iPad や iPhone が普及してきた今こそ、その意義も新たに生じるだろう。

これらはハイスペックのマシン向けです。
当方のマシンは、Windows7+E3200+メモリ4GBという、いたって非力なスペックですが、XPで動かしてた時より、きびきび動いてます。むしろ、XPの時の方が遅かった。
Operaを使ってもいいですが、ブックマークやパスワードやIDなどの情報のシンクが面倒くさい。何も考えなくても、Googleアカウントで使ってる限りシンクされるGoogle系のサービスに統一しておいた方が、トラブルが少ないです。
複数ブラウザを使ってみようと思って、ブックマーク管理ツールXmarksを入れてみたら、設定間違えて、マージされてしまって、あとの整理が大変だった。
そのかわり、Googleの気が変わるか、システムのバグで、アカウントを停止されたら、社会生活に支障が出てしまう危険があるわけですが。
有償サービスでいいから、人間が苦情に対応してくれるWebサービスってないものかと思います。Googleは、被害者が裁判で訴えて仮処分を裁判所が命じても、馬耳東風なんですから、信用がおけない。
それは普通のレベルであり、貧弱ではありません。
貧弱というのはその4分の1のレベルです。CPUもメモリも。
今回は「遅い人にとっては」というふうに範囲を限定した話です。タイトルを見てください。
>すごいですね、Opera Unite 。2009年ごろからあるんだが、あまり有名ではないようだ。時代に先んじすぎているのかも。しかし、iPad や iPhone が普及してきた今こそ、その意義も新たに生じるだろう。
せっかくのおすすめしていただいたOpera Uniteですが、Opera 12で廃止予定です。。。
http://jp.techcrunch.com/archives/20120425opera-12-beta-launches-ends-support-for-unite-widgets-and-voice/
>井上さん
>Operaを使ってもいいですが、ブックマークやパスワードやIDなどの情報のシンクが面倒くさい。何も考えなくても、Googleアカウントで使ってる限りシンクされるGoogle系のサービスに統一しておいた方が、トラブルが少ないです。
OperaにもOpera Linkというブックマーク諸々の同期機能があったりします。
Firefox 用の Firefox Sync というのもありますね。
どっちも iPhone版があります。
一方、Chrome の iPhone 版は、今のところないそうです。年内には出るらしいが。
iPhoneユーザーは、Chrome でない方がいいみたい。
ブックマーク以外なら、複数ブラウザに共通で使える LastPass が便利。
タブが30個程度になってくるとHDDがガリガリ、長時間使うと強制終了してしまいます
IE8もなんですが、低スペックのXP機を意識した作りになってないみたいで・・・
タスクマネージャを見ると複数で動いてメモリをバカ食いしてるみたいで
軽いと感じるのはFireFoxですね。100個ほど同時に開いたときも問題ありません