2012年05月20日

◆ 太陽光買取り制度の破綻

 太陽光発電の買い取り制度がある。その構想が早くも破綻した。買い取り価格があまりにも高価であるために、発電事業の希望者があふれてしまった。この分だと、値上げ額は予定の数倍になりそうだ。 ──

 太陽光発電の買い取り制度(固定価格で 20年間保証)は、すでに決まった。その価格はまだ決まっていないが、 42円になりそうだ。
 それを見て、発電事業の希望者が次々と現れている。今度はヤマダ電機まで参入することになっ。
 《 ヤマダ電機が太陽光発電事業に参入 》
 来年3月までに約 300店の店舗の屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電気を全量、電力会社に販売する。発電能力は最大で7万5千キロワットとなり、一般家庭で約2万世帯の年間使用電力をまかなう規模となる。
( → 産経 2012-05-20
 ヤマダ電機が7万5千キロワット。
 一方、ソフトバンクなども、より大規模に参入する予定。
  → Google 検索
 
 これを見ると、すでにわかっているだけで、次のようになる。
  ヤマダ電機   7万kW プラスα
  京セラ     7万kW
  みずほ     7万kW
  ソフトバンク 20万kW 以上

 これらの合計で 41万kW 以上だ。
 さらに、今後はもっと参入者が増えるだろう。また、家庭用やマンション用や中小規模の工場などでもあるだろう。それらを含めると、かなり大幅になるだろう。100万kW ぐらいになるかもしれない。
 
 一方、政府の「値上げシミュレーション」では、こうだ。
 「年間の発電量が 30万kW で、値上げ額は月 70〜100円」

  → 前出項目

 ここでは 30万kW を前提としている。しかし現実には、その3倍ぐらいにはなりそうだ。となると、値上げ額も3倍になりそうだ。月 200〜300円となる。

 これでおしまいならばいいが、「太陽光発電の補助は今年だけ」では済まない。毎年、同程度の金額が加算される。10年後には、月 2000円〜3000円になりそうだ。
 「電気代は月 6000円ぐらい」という家庭も多いから、そういう家庭では、電気代が5割もアップすることになる。

 ──

 結論。

 「お安いですよ。お得ですよ。月 100円以下で済みます」という触れ込みで、契約を取る。そのあとで実際には、月 3000円も取るようになる。
 つまり、詐欺。それが太陽光発電の補助事業の本質だ。国民は詐欺師にだまされて、金を奪われる。

( ※ 一方で、不当にボロ儲けする事業者も出る。「太陽光」ならぬ「ハゲ」の威光で。) 
 


 [ オマケ ]




 かわいい女の子を使って、「タダです」と称して、お金を巻き上げる商法。
 
 [ 付記 ]
 一方、耳寄りな話も。
  → ドコモの最新スマホが200円で利用できる“裏ワザ”

 なお、Android の利用者は後悔する人が多いようだ。これもだまされた人々か。
  → スマホ顧客満足度調査:最高・最低メーカーは ?
 


 【 関連サイト 】

 → 資源エネルギー庁 固定価格買取制度
  「再生可能エネルギーの固定価格買取制度の詳細について、2012年5月16日〜6月1日までパブリックコメントを実施しています。」
 とのこと。
  
 私の提出内容は下記。

    政府の見通しは、次の通り。
    「新規参入者が 30万kWで、値上げ額は月70〜100円」
      → http://j.mp/Jp978r
    だが新規参入者はすでに40万kWを越えており、最終的には
    100万kW 近くになりそうだ。
     → http://j.mp/JbOvf9
    その意味で、構想はすでに破綻している。
posted by 管理人 at 19:00| Comment(1) |  太陽光発電・風力 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本で、大型風力発電の電気を各電力会社が11円で買い取りだしたのが1998年。

今思えばささやかな単価ですが、あっという間に数百万kWの開発計画が生まれ、支えきれずにわずか2年弱で制度は撤回。

どうして、たった12年前の経験から何も学ばないんでしょうねぇ...sigh.
Posted by 深海 誠 at 2012年05月21日 19:16
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