ナノ波というのは、波長がナノメートルの単位であるもの。1〜数百ナノ・メートルぐらいのものだ。
ナノ波を浴びると、発癌率が急上昇する。そのせいで、莫大な数の癌患者が世界中で発生している。引用しよう。
米国内だけで毎年約100万人の人々が皮膚ガンを発症し,この数は他のすべてのガンの発症数に匹敵するという。これは日経サイエンスの記事だが、別に嘘ではない。ネットで探せば、いくらでも同様の記述が見つかる。医学的には有名な常識である。
( → 日経サイエンス )
ここで、ポイントは次の通り。
・ これによって起こる癌のタイプは、「皮膚癌」である。
・ ナノ波というのは、ただの太陽光である。(可視光線・紫外線)
つまり、可視光線・紫外線は、皮膚癌の発癌性を高めて、米国内だけで毎年約100万人の人々が発癌している。この数は、他のすべてのガンの発症数に匹敵するほどの多さだ。(日本人はそれほど多くはないとしても、「毎年10万人に5人弱」ということだから、毎年 5000人ぐらいと推測される。)
一方、放射線は、波長がはるかに短いガンマ線(など)だ。だが、ガンマ線による被害は圧倒的に少ない。死者は最大限に見積もっても、30年で 50人程度であり、つまりは毎年1人程度。しかもそれは、直接の死ではなく、高齢者における「寿命の短縮」にすぎない。これはほとんど無視していい。
→ Google 検索
以上からわかるだろう。危険性はこうだ。
「放射線よりもナノ波の方が圧倒的に危険である。危険性はざっと1万倍ぐらいだろう。なのに、放射線よりもずっと危険なナノ波を、人々は毎日浴びている」
だから、原発再稼働や放射線なんかで騒ぐぐらいなら、「危険なナノ波を浴びるな!」と騒ぐ方が、よほど合理的である。人々はどうしてこの危険なナノ波に着目しないのか?

画像 出典
- ( ※ 「ナノ波」という言葉は、あまり一般的ではない。「マイクロ波」や「ミリ波」は広く使われるが、「ナノ波」よりは、普通は「可視光線」「紫外線」という名称の方が使われる。本項では特に、放射線との比較のため、「ナノ波」という言葉を用いた。周波数別の名称は → こちら )
[ 付記1 ]
この危険なナノ波を、発電のために使おう、と運動している人々がいる。それは、「太陽光発電」の支持者だ。
太陽光発電は、太陽光によって発電しようとしている。それはナノ波によって発電しようということだ。放射性物質によって発電するのが原発だが、ナノ波によって発電しようというのが太陽光発電だ。
「太陽光発電」の支持者は、放射線よりもはるかに危険なナノ波によって発電しようとする。そして、そのナノ波のせいで、莫大な死者が出ているのだ。 米国内だけで毎年約100万人の死者。
[ 付記2 ]
ただし、である。「ナノ波で騒ぐ方がマシですよ」と上記では示しているが、実は、「どれについても騒がないのが正しい」というのが、私の結論だ。
ナノ波は危険か? 確かに、浴びすぎると、危険性は高まる。しかし、若干の量を浴びることは、有益である。なぜなら、ビタミンDを作成するからだ。
仮に、日光を浴びないと、ビタミンDを作成することができなくなり、骨の形成ができなくなって、骨粗鬆症になったりする。のみならず、くる病になったり、大腸癌の発癌率が高まったり、さまざまな病気の要因(さらには死因)になる。
→ Wikipedia
こういう意味で、ナノ波には、メリットとデメリットがある。浴びすぎることは危険性を増すが、まったく浴びないのも危険性を増す。ちょっとぐらい浴びるのが一番いいのだ。
[ 付記3 ]
同様のことは、放射線についても当てはまるかもしれない。それが「ホルミシス仮説」だ。
この仮説に従えば、微量の放射線は、「健康に有益」ということはなくても、「不健康さを減少する」という効果がありそうだ。似ているのは、塩素である。塩素は、それ自体は「健康に有益」ということはないが、病原菌などを殺菌することで、「不健康さを減少する」という効果がある。
同様のことが放射線についても成立し、活性酸素や酵素の働きにおける害悪を減少させる効果があるらしい。そのことは、若者には意味がなくても、老人には意味があるらしい。
→ 放射線とホメオパシー
というわけで、放射線も、ナノ波も、「どちらも少しだけ浴びるのが一番いい」と言えなくもない。
少なくとも、「放射線はものすごく危険だ」と大騒ぎすることは、馬鹿げている。ナノ波の方がずっと影響は大きいからだ。
【 関連項目 】
→ 放射線の危険度
確かに紫外線の害はもっと強調されていいと思います。男性であっても日傘・帽子・日焼け止めをどんどん使うべき。
可視光→ナノ波の言い換えについて、「恐怖の物質ジハイドロジェンモノオキサイド(つまり水)」を思い出しました。安全だと思っているのは危険に気づいていないだけかもしれません。
以前欧州を旅行した時に、古いエレベータでかごに扉が付いていないものがありました。内部から見ると建物の壁がむき出しで上下するわけです。(もちろん建物側には扉があり、カゴがきていない時に人がシャフトに転落することはありません。)エレベータの壁には、「荷物が壁に引っかかると、挟まれて死にますよ」というピクトグラムが貼ってありました(笑)。乗った時には、なんて危険なのだ、この国のエレベータの安全基準はどうなっているのだ?と驚きました。
ところが、考えてみれば日本だって歩道のない生活道路を自動車が歩行者の横をすっ飛ばしてますし、駅のプラットフォームでは乗客の目の前を時速100kmを超える速度で通過していきます。一歩踏み出せば死ねる状況がそこにあるわけです。しかし人々はその状況に気づいていないか、逆に当たり前で気に留めていないか、気づいていてもしょうがないと許容しているだけだったのだと気づきました。
危険だと感じて騒がれているものも、それに気づいただけであって、気づかれていないもっと危険なものが身の回りにいっぱいあると考えなければならないと思います。とくにマスコミはもっと考えなければならない。たとえば年間3万人が自殺、年間5000人が交通事故で死んでいる現状ですね。原発も脅威ではありますが、それよりも考えるものがあると思います。
過ぎたるはなお及ばざるが如し…
なかなか鋭い着眼点のネタだと思います(笑)
そのうち、今では使われなくなった単位の、オングストローム波の恐怖なんて言う記事が出てくるかな?
ご提示の写真にあるように今は飛行機がPM2.5を成層圏に撒き、空が霞んでいる。それはほぼ毎日。
こういう観察のない、頭デッカチの理論屋さんはいつもわけのわからない非現実的な空論を引き出すオナニーマン。
オナニーマンには分からないだろうが、紫外線は減っている。そのせいで免疫力が付かなくなっている。また、紫外線は有毒カビの殺菌もする。
あなたの病気はそうとうのもので、言葉によって絡めとられ、理屈によって白痴になっている。
それは治らないかも知れない。
だがあえて書き込もう。
あなたの近視が癒え、歪みが正され、観測ということから始められる真の理論家にならんことを望む。
(今の時代、馬鹿だって証拠の真偽を疑うものだ。)
だがこれを読んでもあなたは言葉によって、また理屈によって、あるいは不誠実でもって、つきつめれば自分の都合で、あーだこーだと言い訳をするだろう。
あるいはへそを曲げて読まないことを決め込むのだ。
それは簡単だし、もちろん構わない。
礼儀のないのは承知している。
念のために解説しておくと、本項はネタです。ただの皮肉です。(放射線に過剰に騒ぐ、お馬鹿な放射脳への皮肉。)
当然ながら、次のことは主張していません。
「紫外線を浴びるな」「戸外に出るな」「家の中に閉じこもっていろ」「穴居人になれ」
当り前ですよね。
なのに、常識が通用しないせいで、冗談が冗談だとわからない人もいるようだ。
それにしても、馬鹿だのアホだの、書けば書くほど自分がピエロに見えると気づかない人が多いようだ。可哀想ですね。……同情するけど、金は上げない。
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なお、紫外線についての本サイトの主張は、サイト内で「紫外線」を検索すれば、すぐにわかります。具体的には、次の二点。
http://openblog.meblog.biz/article/16418037.html
近視になるのを防ぐには、日光のたくさんある戸外で過ごすといいそうだ。
http://openblog.meblog.biz/article/16317513.html
高血圧の対策には、日光浴で紫外線を浴びることが有効だという。
というか、本項の本文に、もともと次のように書いてあります。
「浴びすぎることは危険性を増すが、まったく浴びないのも危険性を増す。ちょっとぐらい浴びるのが一番いいのだ。」
日本人なら、読めばわかる通り。