仮にここから放射性物質が出れば、西日本はその直撃を受ける。 ──
韓国の原子力発電所で、全電源喪失という事故が起こった。福島と同タイプの事故だ。下手をすれば、放射能がまき散らされる。
しかも、韓国から放射性物質が出れば、西日本はその直撃を受ける。九州・中国地方・四国はひどいありさまになるだろうし、関西も影響を免れない。
( ※ 福島の場合は、被爆地は原発の西に位置していたから、直撃は受けなかった。放射性物質は太平洋に流れるだけだった。しかし、韓国の原発事故の場合には、被爆地は原発の東に位置するから、直撃を受ける。)
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原発があるのは「古里」というところ。上の図で示してある。ハングル表記もわかるだろう。
ここから東および東南の地方は、放射性物質の直撃を受ける。中国地方がひどいだろうが、九州・四国も免れない。なぜなら、風はかなり揺らぐからだ。ちなみに、福島の場合は、こうだった。( → 前出項目 )

放射性物質の拡散図(動画) ( 転載図 )
こんなふうになるんだから、九州全域が危険になる。関西だって危険だ。関東・東北・北海道ならば、かなり距離があるので、影響は軽微だろうが、それでも影響は免れない。
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結論。
「放射性物質が危険だ」
と思うのならば、西日本に住むのはやめた方がいいかもね。韓国で万一のことが起こったら、放射性物質の直撃を受けそうだからだ。その場合は、1mSv どころか、その何十倍もの放射性物質が襲ってきそうだ。たとえば、50mSv とか。特に、対馬のあたりだと、300mSv ぐらいになってもおかしくない。
[ 付記1 ]
韓国の原発事故については、朝日の記事から引用しよう。
《 韓国の原発、2月に電源喪失事故 》朝日夕刊 2012-04-06 (紙の新聞)にも、関連記事がある。
韓国の原子力安全委員会は 13日、南部の釜山市にある古里(コリ)原発1号機で2月9日、全交流電源が 12分間にわたり喪失する事故があったことを明らかにした。
安全委によると、2月9日午後8時34分ごろ、1号機の電源関連の装置のテストをしていたところ、外部電源の供給が止まった。非常用のディーゼル発電機も作動せず、外部電源が復旧したのは12分後だった。
( → 朝日新聞 )
《 韓国原発の電源喪失事故隠し、前所長ら組織ぐるみ 》
韓国の原発で最も古い古里(コリ)原子力発電所(1号機ですべての電源が一時喪失し、1カ月以上国に報告していなかった問題で、本社への異動を控えた同原発の前所長の指示で組織ぐるみで事故隠しを図っていたことが事故調査関係者の話で分かった。
( → 朝日新聞 )
[ 付記2 ]
「放射性物質が危険だから、西日本に逃げよう」
なんて思った人は、どうしたらいいでしょう? そうですねえ。仙台のあたりに住めば、安全ですよ。福島の会津地方でもOK。
【 関連項目 】
→ PTSD と放射脳
仙台から逃げ出して、西日本に移住した人の例。
> 迎撃ミサイル、「PAC3」を石垣島に搬入しました
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_18402
とのことだ。
ひょっとして、石垣島に北朝鮮のミサイル or ロケットが落下するかも。石垣島も安全じゃないね。沖縄も同様。このへんに逃げれば大丈夫だと思った人は甘い。迎撃ミサイルが爆破したあとの破片が降ってくるかも。
本項の趣旨は、「西日本は危険だぞ、大変だあ!」ということではない。「東日本は危険だぞ、西日本に逃げよう」というのを否定しているだけだ。
早まった人だと、「日本は危険だ、日本から逃げよう!」と思うかもしれないが、日本は世界で一番安全な国だ。ここから出れば、かえって危険になる。