日産アルティマのニューモデルが公開された。その情報。 ──
日産自動車は4日、米国で開幕したニューヨークモーターショー12において、新型『アルティマ』を初公開した。
→ 日本語記事
当然ながら、日本語の情報はほとんどない。英語の情報を調べると、いろいろとわかる。
まずは写真
→ 写真1
→ 写真2
英語の情報をいろいろと見ると、次のことがわかる。
・ サイズはほぼ同じ。重量は少し軽くなっている。
・ 燃費はとてもいい。
2.5リットル版では高速燃費が 38mpg である。(mile per gallon)
この値は、ライバル社よりも1〜2割 良い。
カムリハイブリッドの 39mpg にも近い。(ほぼ同等。)
・ 米国(スマーナ)での生産開始は5月12日ごろ。
・ 輸出先は数十カ国。(50カ国ぐらいだったかな。うろ覚え。)
・ デザインのモチーフは、エリュールを引き継いだもの。
外国人のコメントを読むと、次の声が多い。
「とてもいいデザインだ。ただしヒュンダイ・ソナタよりは、ちょっと劣るかも」
私の見解を言うと、こうだ。
「全体的にはいいデザインだが、ヘッドライトの周辺部の処理がまずい。この部分は、ヒュンダイ・ソナタに比べて、大きく劣る。ただし、ヒュンダイ・ソナタがベンツのパクリみたいであるのに比べると、独創性がある。また、コーク・ボトル・ラインを基本にしているのは、好印象だ。良し悪しとは別に、好き嫌いの点では、好かれるデザインだ。特に、女性受けがいいだろう」
まとめて言うと、こうだ。
「ヘッドライトの周辺部は平凡だが、全体的には『売れるデザイン』である。新しさも感じさせるし、きわめてレベルが高い。日産車としては、セダンでは歴代1位だろう。いや、日本車としても、セダンでは歴代1位だろう。ダントツのレベルのデザインだ」
セダン以外のクーペでは、日本車にもいくらか優れたデザインがあったのだが、セダンのデザインとしては、傑出している。これまでのセダンで思い浮かぶのは、ハコスカと、ケンメリ・スカイラインぐらいか。これらと比べても、かなり上だ。(当時の時代製薬を考慮しても、かなり上だ。)
ただ、実を言うと、日本車にも傑出したデザインはもう一つあった。それは初代ルーチェだ。これはジウジアーロ(所属はベルトーネ)のデザインで、日本製のセダンとしては傑出していた。これを元にしたルーチェロータリークーペは、いま見ても美しい。
ま、日本車といっても、ジウジアーロのデザインなんですけどね。117クーペと同じで。
なお、エリュールのデザインは、日産の北米スタジオによるらしい。
日本車は、デザインだけは日本以外で開発した方がいいようだ。どうせ国産はダサいデザインばかりなんだから。この点は、韓国が先んじている。
→ 日本車 vs 韓国車
2012年04月05日
過去ログ

→ http://news.livedoor.com/article/image_detail/6443342/?img_id=2915236
特に良いデザインだとは思わないが、先日のカムリみたいに「いかにもトヨタ」という野暮ったいデザインとは一線を画しており、まともなデザインだ。素人的なトヨタデザインとは異なり、きちんとしたプロのデザインだ。
デザインは北米のトヨタ・スタジオ。現地のデザインだ。
トヨタも、三河から出て米国でデザインすると、まともになるようだ。その点は、日産と同様か。
日産もトヨタも、北米仕様に限らず、すべてのデザインを日本国外でデザインした方がいいね。国内でデザインすると、カスしかできない。
Cars.com Predicts 2013 Nissan Altima Will Outpace Market by 24% -
http://j.mp/Kse623