東京電力が火力発電所を売却するそうだが、資産の切り売りをするべきではない。どうせならば、火力発電部門を一括して、分社してから、売却するべきだ。 ──
東京電力が火力発電所を売却する意向だそうだ。古くなって老朽化したものを、直したり更新したりする金がないので、売却するか、会社の形にして共有する形にするか、そういう形でガス会社などに売却するつもりだそうだ。
→ 読売・夕刊 2012-03-27(紙の新聞のみ)
これは数日前、東京ガスが「買いたい」と言ったことを受けてのことらしい。
→ 東ガス、東電の火力発電所買収を検討
さて。東電の意向は、わからなくもない。金がないので、「背に腹は替えられない」ということなのだろう。
しかし、「資産の切り売り」というのは、好ましくない。そんな形では「付加価値」の分が消えてしまうからだ。また、すべてをバラバラにすると、維持費も余計にかかるし、無駄が生じる。(全部まとめて管理する方がコストが低い。)
結局、「金がないから切り売りする」というのは、愚策なのである。
──
では、どうすればいいか? まとめて「火力部門を一括して分社する」という形で売却すればいい。こうすれば無駄は生じない。
この件は、1年ぐらい前に述べたとおり。
→ 東京電力をどう処理するか ( 2011年04月23日 )
2012年03月27日
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