2012年03月21日

◆ LED と 蛍光灯(比較)

 LED と 蛍光灯は、どちらがお得か? 比較してみよう。 ──
 
 LED と 蛍光灯は、どちらがお得かを、比較する……という記事があった。(朝日・夕刊 2012-03-21。紙の新聞のみ) 
 簡単にまとめると、次の趣旨。
  ・ LED と 電球形蛍光灯を比較する。
  ・ 1日に 12時間点灯する、という条件。
  ・ 結果は、4年目までは蛍光灯が安くて、それ以後は LED がお得。


 これで結論は、こうだ。
 「4年より多く使うのならば、LED の方がお得」


──

 しかし、これはとんでもないインチキだ。
  ・ 蛍光灯なら、電球形は特殊。直管形や円環形が普通。
  ・ 昼と夜は 12時間ずつなのに、12時間も点灯するわけがない。
   (夜間に眠っているときまでずっと点灯するわけがない。)


 というわけで、朝日の記事は、インチキ記事である。シミュレーションの条件自体が、ありえない条件なので、無意味。
  
 ──

 では、正しくは? こうだ。
  ・ 直管形や円環形の蛍光灯を使うなら、常にそちらが安上がり。
  ・ リビングルームのような広い部屋を照らすには LED は不向き。
  ・ 局所的に長時間を照らすには LED が向いている。


 簡単に言えば、こうだ。
 「 LED が向いているのは、常夜灯のような用途だけ」

 たとえば、玄関付近とか、門とか、廊下の一部とか、そういうふうに「夜間はずっと点灯している」という場所が局所的にある場合には、LED が向いている。
 一方、1日に6時間ぐらいしか点灯しない場合には、電球形蛍光灯よりは LED の方がマシかもしれないが、普通は直管形や円環形の蛍光灯がベストだろう。特に、リビングルームのような広い部屋を4時間ぐらい点灯する場合には、直管形や円環形の蛍光灯がベストだろう。
 さらに、1日に 20分ぐらいしか点灯しないトイレや玄関ならば、白熱電球でも十分だ。

 ──

 なお、それ以外に、次の差もある。
  ・ 蛍光灯は、チラつきが気になることもある。(古くなると。)
  ・ LED は、演色性が悪い。色が不自然で、変にまぶしいことがある。


 特に、「変にまぶしい」という点については、留意した方がいい。下手をすると、目を悪くする。



 [ 付記 ]
 私の個人的な趣味としては、「 LED は自動車のヘッドランプと懐中電灯以外には使う気がしない」となる。

 ただ、懐中電灯には、お勧めです。(いつのまにか大幅値下げ。)
  → 知的な書評ブログ 「LED 懐中電灯」
  
 ※ 地震対策なら、LED 懐中電灯がいいでしょう。
   普通の電球だと、すぐに電池がなくなりそうだ。
posted by 管理人 at 19:28| Comment(9) | エネルギー・環境2 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
LEDシーリングライトは一般の蛍光灯と消費電力は同等ですね。セールスポイントは水銀レス、10年交換不要、点灯即明るい(蛍光灯は低温で暗いので、明るくなる迄時間がかかる)、UVを出さないので虫を寄せ付けにくく、照明焼けを起こしにくい、同じ明るさなら放熱が少ない(とされている)などでしょうか。

高齢になると蛍光灯交換が結構めんどくさいので、10年間メンテ不要が最もありがたいとされています。
Posted by 京都の人 at 2012年03月21日 22:36
LEDは白熱灯の替わりとして優秀であると思います。蛍光灯は点灯時に電力を食うのが問題です。「頻繁に灯けたり消したりするが時には長く灯けていたい」という場所にLEDは最適です(我が家ではキッチン)。

演色性については、電球色に関してはLEDの方がむしろ自然であると感じます。電球色蛍光灯は多くの製品で単なるオレンジ色のフィルターかました蛍光灯としか思えません。昼光色やパルックなど自然色は蛍光灯の方が自然ですが、これはLEDの拡散性の低さも関係していると思われます。

LEDヘッドランプやテールランプについては同意できませんね。あれはまぶしい。ライトをパッシングしたくなります(笑)。もっと拡散させるか下向けるか、そういったプロダクトデザインの問題なのかも知れませんが。
Posted by tubird at 2012年03月25日 23:37
家庭でLEDを使って省エネはあまり現実的ではないですね。人感センサー付きの玄関と駐車場の防犯灯や、色が変えれるシーリングライトなど蛍光灯には無い機能で使うのが現実的でしょう。ご指摘のように安全性にはまだ不安があります。下記のページにまとめて見ましたので、ご参考にして下さい。
http://homepage2.nifty.com/lovejazz4/lig/light4a.html
Posted by LED照明・有機EL照明器具の選び方 at 2012年11月29日 09:01
バックライト光源ではなく、照明としてのLED光源で青色が突出していて危険だという意見は最近やけに見るようになりましたが、解決策が何も示されていないのはどうしてなのかとても疑問ですね。
金属泊を薄く蒸着したダイクロイックガラスで、特定の青色だけを跳ね返すと言う解決方法があると思うのですが、誰も提唱していません。どこかが特許を握っているんでしょうかね?
しかし、この理論で物を語ると、白熱電球も赤外線を異常に出す危険な光源なので、対策を施さないと目や体に悪影響を及ぼすことになるんですが、何も言われていませんね。
Posted by きみたか at 2012年12月05日 00:01
青色が危険ということはないでしょう。昼間の紫外線よりはずっと弱いんだから。
 騒がれているのは、「夜になって、青色は神経を興奮されるので、寝付きが悪くなる」ということだと思います。暖色ならば、神経が興奮しないので、寝付きが良くなります。
 明るいパソコンディスプレーも駄目。そもそも明るいこと自体が駄目。夜間はなるべく暗くして、光量を落とすと、寝付きが良くなる。

 赤外線も同様。昼間の方が赤外線はずっと強い。白熱電球ならば、たいていは暗いので、たいしたことはありません。

 あと、青色が強いと、ちょっと目が疲れるようですね。これはまあ、生理的なものだから、仕方ない。
 ただ、パソコンの場合は、自分で青色を下げた色合いにできる。私はそうしています。
 本サイトも、青色の少ないクリーム色にしています。目が疲れないように。
Posted by 管理人 at 2012年12月05日 00:31
管理人さん、対策方法のご意見ありがとうございます。全くその通りだと思うのですが、今年に入ったぐらいから、学者や研究者ではなく、商売人やそれに雇われた御用学者が奇妙な実験結果や測定結果と称する信憑性が怪しいデータを全面的に出して、青色を盛大に出すLEDは危ないと、効果が怪しい対策グッズを売り始めているのが気にかかってしょうがないんですよ。

青色LEDが実用化になって絶賛された後の頃では、青色光は鎮静効果があって気持ちが落ち着くから自殺防止に駅のホームの端に青色LED光源を設置すると自殺が減るなんていう?な現象すらあったのに、今度は逆ですからね。

しかし、かと言って蛍光灯が売れなくなって困っている業者が結託してLEDを悪者にして牽制しているようにも思えない。
なんか、まことしやかな嘘がただ広まっているだけにしか思えないんです。

青色が危険なのは直視し続ける場合ですから、これからだとPCよりスマホなんかのほうが危険度では遙かに大きいと思うんですが、スマホで目がやられると言う論調はまだ出てきてませんね。

そういえば、炎天下の外で真っ白なコピー用紙や本を見てたら、紫外線や青色光は盛大に目に入ってきてとても危険ですが、屋外で書類を見る危険性というのを警告しているのを全く見たことがないのが不思議です。
Posted by きみたか at 2012年12月05日 12:09
フィリップス、価格を市場の約半分に抑えた直管形LEDランプ

LEDも安くなりました
Posted by 情報 at 2013年09月11日 09:50
>青色が危険なのは直視し続ける場合ですから
車のテールランプにおいては、すっと見ながらの運転になります
LEDのブルーライト問題について言えば
青は目のフォーカスが効きにくい色なんだそうで
そういうものを見続けながら運転を強いられるというのは
本当に困ります
Posted by あさって at 2014年02月05日 01:08
停止信号やテールランプが赤なのは青よりも散乱されにくく、遠くまで届くからです。理由はレイリー散乱などを参照してください。
テールランプのLED化の目的は球切れによる追突事故の可能性を最小化することです。付随的にデザイン性も加味されます。
したがって青色光源(LEDを含む)をテールランプやフォグランプに用いる事は愚の骨頂です。
Posted by 京都の人 at 2014年02月05日 18:20
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