2012年03月05日

◆ twitter の返信とメンション

 twitter では返信メンションが区別しがたい。これは twitter の仕様上の欠陥だと言える。 ──
 
 twitter では返信(リプライ)とメンションが区別しがたい。これはどういうことかというと、建前と実態の差だ。

 《 建前 》

 返信とメンションは、区別される。

  ・ 冒頭に @ つきの ID が示されたら、返信。
   (送信者と返信者をともにフォローしている人以外には見えない。)
  ・ 途中に @ つきの ID が示されたら、メンション。
   (送信者をフォローしている人には見える。)


 《 実態 》

 返信とメンションは、本人にとっては区別されない。

  ・ @ つきの ID があれば、それが冒頭でも途中でも、いっしょに表示される。
   (どちらも返信としての扱いを受けて、区別されない。)

 ──

 この実態は、どのアプリでも同様であるらしい。
  ・ 公式アプリでは返信もメンションも何も表示されない。
  ・ ついっぷる,HootSuite ,TweetDeck では、返信とメンションは区別なし。

 ──

 ならば、アプリで対策すればいいか(返信とメンションを区別すればいいか)というと、そうでもない。そんなことをしても無意味だ。
 というのは、実態として、メンションの形で返信がなされるのが普通だからだ。(引用文の扱い。)

 たとえば、例として、次の話があったとする。( @AAA と @BBB のやりとり)
 @AAA の発言 「眞鍋かをりって、すけべだよね」
 @BBB の返信 「そんなことないと思いますよ」

 ここで通常、@BBB は次のように書く。
 @BBB の返信 「そんなことないと思いますよ RT @AAA: 眞鍋かをりって、すけべだよね」

 しかしこれは、メンションの形態だ。公式の方針に従えば、返信は次のいずれかのように書くべきだろう。(矢印は不問。)
 @BBB の返信 「@AAA: RT 眞鍋かをりって、すけべだよね → そんなことないと思いますよ」
 @BBB の返信 「RT @AAA: 眞鍋かをりって、すけべだよね → そんなことないと思いますよ」

 だが、現実には、そのような書き方をする人はほとんどいない。これでは、どこまでが引用であるかわかりにくいからだろう。
 だから現実には、返信はメンションの形で書かれる。そのせいで、受け取る本人にとっては、それが返信なのかメンションなのか、区別しにくい。そのせいで、本人は、返信とメンションをともに受け取るしかない。

 ──

 しかし、返信とメンションが区別されないというのは、本質的におかしい。それはいわば、次の二つが混同されることに相当する。
  ・ 自分宛の Eメール
  ・ 自分のホームページへのリンク (批評・感想など)

 この二つは全然別のことだ。前者は読む必要があるが、後者は読む必要がない。後者が大量にある人気者ならば、いちいち目を通す気はしないだろう。

 たとえば、眞鍋かをりならば、「自分への言及」は莫大すぎるので、いちいち目を通せない。そのせいで、「自分宛の重要メール」が来たとしても、特に着目することはできなくなる。
 池田信夫は、せっせと(不快な)メンションの相手をブロックしているようだが、ご苦労様なことだ。メンションなんかいちいち読まなければいいのに、読むハメになるから、そんな無駄なことをするハメになる。
( ※ だから私は公式には ツイッターは使っていない。自分宛の言及なんか、いちいち読んでいられないからだ。いちいちブロックするくらいなら、最初から twitter をやらない。その方が時間の節約になる。……そもそも twitter をやることが時間の無駄だが。)

 ──

 結論。

 返信とメンションが実質的に区別できないのは、twitter の仕様上の欠陥である。
 こんな欠陥ウェブ・サービスは、まともに使わない方が、利口だろう。使えば、無駄に時間を食いすぎる。
  


 [ 付記1 ]
 この問題を解決するために、次の方法を取ることがあった。
 「相手に連絡する必要のない引用文のときには、@ を半角ではなく全角にする」
 この方法だと、「@AAA」と書いても、IDへの連絡とは見なされないので、IDへの連絡なしに言及できる……ということが可能だった。ある時期までは。
 ところが twitter は、半角と全角を区別しない、という方針に転じてしまったので、この裏技みたいな方法は、今では使えなくなってしまったということだ。詳しくは下記。
  → http://tweeter.jp/2010/06/26/twitter-2979.html

 [ 付記2 ]
 ついでに言えば、リツイートもちょっと区別しがたい。公式リツイート は全文丸写しだからまだしも、部分的なリツイートをしたら、メンションか返信の扱いになる。変ですね。
 
 [ 付記3 ]
 なお、twitter がどうしてこういうクソ仕様になったかというと、理由がある。それは、「当初はチャットのための道具として想定されていた」という事実だ。だから、返信の際は、「特定の相手にだけ見えればよく、また、引用文もなし」ということを標準とした。(字数制限もそうだ。)
 ところがその後、twitter はただのチャットの道具ではなくて、「ミニミニブログ」みたいな扱いになった。こうなると、多数の読者がいることが前提となる。たとえば、何万人ものフォロワーがいる人が、特定の一人向けに返信を書く、ということはほとんどありえない。(めったにないだろう。)
 過去の古い使用に制約されている、という状況だ。MS-DOS の 640KB みたいなものか。そのせいでちょいちょい Windows が落ちる……みたいな。
 


 [ 余談 ]
 Facebook は特に問題がない。「コメント」「直接メッセージ」「ただの(非連絡の)言及」というふうに区別されているようだ。メンションは「知りたければ検索で知れ」ということかな。
 ただし、書き込んだ人が、強制的に表示させる(コメント扱いする)こともできるようだ。ただし、友人関係であることが前提らしい。
  → http://www.facebook.com/note.php?note_id=215476495153873
posted by 管理人 at 19:32 | Comment(0) | コンピュータ_03 | 更新情報をチェックする
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