戦闘機が対空ミサイルで撃墜されるのを防ぐには、どうすればいいか? 分身の術を使う方法がある。囮(おとり)を本体から吐き出しで、その囮が撃墜されるようにする。 ──
これはデコイという名称で呼ばれる兵器だ。(攻撃よりは防御のため。)
→ デコイ ( Wikipedia )
主に、次の二つがある。
・ 対空ミサイルから逃れるためのもの。戦闘機の分身。
・ 魚雷から逃れるためのもの。潜水艦の分身。
戦闘機用のものは、次の例がある。
→ AN/ALE-50
→ 曳航式デコイ
→ 空中発射デコイ
潜水艦用のものは、日本語文献は少ないが、英語文献は見つかる。
→ Wikipedia
→ Google 画像検索
──
デコイ兵器は、おもしろい。人が人をだます、というのが普通だが、デコイ兵器の場合、兵器が兵器をだます。機械が機械をだます。……なんか、わくわくしますね。
で、「だます」ということを考えないでいると、「だまされるばかり」というふうになる。たとえば、「年金 2000億円消失」という詐欺が一例だ。
人であれ、兵器であれ、「だます」ということを考えることは、とても大切だ。だますためではなく、だまされないために。
そして、それは、戦争における生死や勝敗を決することもある。
( ※ ついでだが、面白い映画にも「だます」というアイデアはよく使われる。ハリウッドのアクション映画には、例が多い。日本のアクション映画は、ただの肉体アクションだけのことが多いが、ハリウッド映画だと、知恵を使ってだましあいをすることが多い。絶体絶命に陥った主人公が、機転を利かせて、相手をだまして、窮地を脱する、というふうな。ダイ・ハードとかね。)
( ※ 日本のアクション映画だと、「正々堂々とまっすぐに攻撃する」ということが多くて、それで「飛んで火に入る夏の虫」になることが多いが、欧米系は、もっと利口なんですよね。007 も、アイデアが豊富で、なかなか楽しめた。)
[ 付記 ]
ただの張りぼてを兵器に見せかける、というのもある。これは敵の攻撃を無駄にするための案。これはこれでなかなか面白い。風船で作ると、コストが激安なのがいい。ロシアでは実際に作られているそうだ。
→ ロシアのダミー兵器 (画像)
第二次大戦中に、この手のダミーを使って敵(ドイツ)をだます、というサスペンス小説もあった。面白かった。
→ ペテルブルグから来た男 (紹介)
※ アマゾンを見たが、絶版でした。
【 関連サイト 】
旧・日本軍の特徴。「自分たちはすごく優秀だから圧倒的に勝利」という独りよがりの皮算用を立てて、その独りよがりな計算のせいで、あっさり敗北。
その実例が下記にある。
→ 電子工学で完敗した海軍兵学校・大学校出身者とその音痴ぶり
→ 電子戦で完敗した海軍完敗した海軍 海軍の製作した電探 レーダー
※ 当時の最新技術であるレーダーというものを理解できなかったせいで敗北。
技術そのものがなかったのではなく、発想が全然ダメだったのが理由。
軍首脳の頭が固いせいで敗北した、というわけ。(今も同様ですね。)
2012年02月27日
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