2012年02月27日

◆ デコイ兵器

 戦闘機が対空ミサイルで撃墜されるのを防ぐには、どうすればいいか? 分身の術を使う方法がある。囮(おとり)を本体から吐き出しで、その囮が撃墜されるようにする。 ──
 
 これはデコイという名称で呼ばれる兵器だ。(攻撃よりは防御のため。)
  → デコイ ( Wikipedia )

 主に、次の二つがある。
  ・ 対空ミサイルから逃れるためのもの。戦闘機の分身。
  ・ 魚雷から逃れるためのもの。潜水艦の分身。

 
 戦闘機用のものは、次の例がある。
  → AN/ALE-50
  → 曳航式デコイ
  → 空中発射デコイ

 潜水艦用のものは、日本語文献は少ないが、英語文献は見つかる。
  → Wikipedia
  → Google 画像検索

 ──

 デコイ兵器は、おもしろい。人が人をだます、というのが普通だが、デコイ兵器の場合、兵器が兵器をだます。機械が機械をだます。……なんか、わくわくしますね。
 で、「だます」ということを考えないでいると、「だまされるばかり」というふうになる。たとえば、「年金 2000億円消失」という詐欺が一例だ。
 人であれ、兵器であれ、「だます」ということを考えることは、とても大切だ。だますためではなく、だまされないために。
 そして、それは、戦争における生死や勝敗を決することもある。

( ※ ついでだが、面白い映画にも「だます」というアイデアはよく使われる。ハリウッドのアクション映画には、例が多い。日本のアクション映画は、ただの肉体アクションだけのことが多いが、ハリウッド映画だと、知恵を使ってだましあいをすることが多い。絶体絶命に陥った主人公が、機転を利かせて、相手をだまして、窮地を脱する、というふうな。ダイ・ハードとかね。)
( ※ 日本のアクション映画だと、「正々堂々とまっすぐに攻撃する」ということが多くて、それで「飛んで火に入る夏の虫」になることが多いが、欧米系は、もっと利口なんですよね。007 も、アイデアが豊富で、なかなか楽しめた。)
 


 [ 付記 ]
 ただの張りぼてを兵器に見せかける、というのもある。これは敵の攻撃を無駄にするための案。これはこれでなかなか面白い。風船で作ると、コストが激安なのがいい。ロシアでは実際に作られているそうだ。
  → ロシアのダミー兵器 (画像)

 第二次大戦中に、この手のダミーを使って敵(ドイツ)をだます、というサスペンス小説もあった。面白かった。
  → ペテルブルグから来た男 (紹介)
 ※ アマゾンを見たが、絶版でした。



 【 関連サイト 】

 旧・日本軍の特徴。「自分たちはすごく優秀だから圧倒的に勝利」という独りよがりの皮算用を立てて、その独りよがりな計算のせいで、あっさり敗北。
 その実例が下記にある。
  → 電子工学で完敗した海軍兵学校・大学校出身者とその音痴ぶり
  → 電子戦で完敗した海軍完敗した海軍 海軍の製作した電探 レーダー

 ※ 当時の最新技術であるレーダーというものを理解できなかったせいで敗北。
   技術そのものがなかったのではなく、発想が全然ダメだったのが理由。
   軍首脳の頭が固いせいで敗北した、というわけ。(今も同様ですね。)
posted by 管理人 at 20:15| Comment(0) |  戦争・軍備 | 更新情報をチェックする
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