→ 期待の風力発電 現実は厳しく ( NHK ) ──
風力発電の期待は大きいが、現実は期待はずれで、うまく行っていない、という調査記事。NHKによる。詳しくは上記記事を参照。
一部抜粋すると、こうだ。
なぜ、建設時の計画どおりに発電ができないのか。その最も大きな原因は風量の不足です。ま、そんなもんでしょ。前に私が指摘したとおりだ。
日本では、ヨーロッパの偏西風のように1年を通して安定した風が吹かないうえ、国土には山間地が多く、風車を建てられる場所も山の上などに限られています。また、日本は落雷が多いほか、台風の通り道でもあるため、風車の羽が壊れる被害も相次いでいます。
自治体のおよそ半数は、海外メーカーが製造した風車を利用しているため、部品を取り替えるのにも長い時間がかかり、安定的な発電の妨げになっているといいます。
→ 風力発電(地理・気候)
→ 風力発電の妄想
ここで示しておいたことが、現実ではっきりと裏付けられた、ということか。……いや、もともと裏付けられていたのだが、だめ押しした、ということか。
[ 付記 ]
ただし、まったく絶望的、というほどでもない。欧州製の風力発電は壊れやすいが、国産の風力発電なら、台風対策もできているようだ。採算に乗るほどではなくても、赤字は最小化できる。だから、太陽光発電よりはずっとマシ、という評価はできる。
なのに国は、太陽光ばかりを優遇している。
→ 風力発電を冷遇
困ったことだ。大馬鹿よりは、小馬鹿の方が、ずっとマシなのだが。