ウイルスソフト(アンチ・ウイルスソフト)には、有償のものと無償のものがある。どれがいいか?
次のデータがある。
→ http://chart.av-comparatives.org/chart2.php
→ http://www.gdata.co.jp/news/detail/309
有償のものでは、価格も考慮すると、G Data がお勧めであるようだ。
無償のものでは、次の四つが候補となる。
・ Avira
・ AVG , Avast
・ Microsoft Security Essentials
この四つは、上のものほど高性能で、広告が多い。下のものほど、性能が低く、広告が少ない。(四つ目は広告が皆無。性能はこの中では低いが、他の諸ソフトと比べれば、十分である。)
実用性と広告とを比較して、2番目のものを選んでいる人が多いようだ。1番目の Avira は、広告表示が多すぎて、実用に耐えないようだ。(私は耐えきれず、数日後にアンインストールした。)
以上は、どれを選んでも、お好みしだいと言える。ちなみに、私の場合では、どれを選んでも違いはない。なぜなら、これまでウイルスに感染したことは一度もないからだ。危ない添付ファイルは、原則として開かない。開くときには、ネット上でビューアー経由で開くだけだ。感染する理由がない。
( ※ その意味で、普段から十分に対策している人にとっては、ウイルスソフトはなくても大丈夫かもしれない。ファイアーウォールソフトが絶対的に必要であるのとは、事情が異なる。)
なお、もっと情報を知りたければ、最後の関連サイトを参照。
──
参考情報を示す。
(1) 有名な有料ソフト
有名な有料ソフトとして、Norton ,マカフィーなどがあるが、高い金を払うほどには、性能はたいしたことはない。高い金を払ってこれらを買うくらいだったら(有料なら)、高性能な G Data か、比較的安価な スーパーセキュリティZERO にする方がいいだろう。
(2) Kingsoft
Kingsoft のウイルスソフトは、安価だが、役立たずらしい。これをインストールしていた池田信夫は、(たぶんパソコンの自動更新をサボっていたのが主因だが)、ウイルスに感染してしまったそうだ。
会社のPCにConfickerが感染し、USB経由で自宅にも感染した。半日かかって駆除し、パスワードを変更。Kingsoftの無料診断ソフトは役に立たないことがわかった。
— 池田信夫さん (@ikedanob) 12月 8, 2011 (3) JUSTインターネットセキュリティ
ジャストシステムはパソコン向けに、「JUSTインターネットセキュリティ」の提供をネット上で始めた。有償版と無償版がある。無償版は広告表示がある。
→ ジャストシステム ウイルス対策ソフト無料提供
どんなものかと思ってネットで検索したら、とんでもないソフトであるようだ。ジャストシステムが自力で開発したものではなく、本体は中国製ソフト。その UI だけを自力で変えただけ、というわけらしい。
元のソフトはこれらしい。
→ http://global.jiangmin.com/
どうしてこれかというと、インストールしたあとで、プロセス名(実行ファイル名)を見ると、どちらも同じだから、……という理由らしい。
→ http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/sec/1329289582/ ( の 34 番)
(4) 二重インストール
「性能の低いソフトでも、ソフトを二つを入れれば、性能が高くなるかも」
と思う人もいるだろう。その発想は、それなりに妥当だ。しかし、致命的な副作用がある。
「パソコンの CPU を食われて、パソコンがものすごく遅くなる」
というわけ。ま、マルチコア(4コア)のパソコンならば、大丈夫かもしれないが、2コアぐらいだと、全然ダメだろう。また、速度低下以外に、いろいろと負担がかかることで、パソコンの寿命が短くなる。( HDD も壊れやすくなる。)
というわけで、ウイルスソフトを二重に入れるということは、絶対にお勧めできない。やめましょう。
( ※ 短期的にテストするだけなら、問題ない。私の場合は、試験的に1週間ぐらい、他のソフトを入れたことは何度かある。新しいソフトを入れるときは、それがまともかどうかわからないので、古いソフトはアンインストールしない方が無難だ。さもないと、再インストールするのに、すごく手間がかかる。)
(5) 二重検出
だったら、一つのソフトのなかに、二つの検出エンジンをいれればいいじゃないか……と思う人もいるだろう。その通り。それはすでに実現されている。それが G Data だ。詳しくは、下記項目。(3年ほど前に述べた話。)
→ ウィルス検出ソフト (2009年04月21日)
[ 付記 ]
ま、私としては、ウイルスソフトは、まともなものを入れておけば、細かな点でどれにするかと悩む必要はない、という気がする。
それよりは、「添付ファイルを PC上で開かない」(ネット上で HTML に変換してから開く)ということの方が、ずっと重要だろう。
つまり、ウイルスが混入する機会を、根源的に遮断するわけだ。ウイルスが混入してから排除する、というアンチウイルス対策よりも強力だろう。
詳しくは、下記。
→ 添付ファイルへの対策
【 関連項目 】
→ 無料アンチウイルスソフト (2010年01月22日)
→ ウィルス検出ソフト (2009年04月21日)
【 関連項目 】
→ AvastかAVSかAVGかAviraか迷ってます。 - 教えて!goo
日付は古いが、情報は特に古くなっていないようだ。「 Avira は、性能が優れているが、アップデートの際に広告が出てうるさい」ということ。
→ AviraとAvastではどちらの方がより軽いですか? 知恵袋
→ 「avast!」と、「Avira日本版」のどちらがいいでしょうか...
→ avast!、キングソフト、AVGの中で一番良いソフトは
→ AVG vs avast 無料アンチウイルスソフトの評価
※ AVG よりは Avast! の方がちょっとだけいいらしい。似たり寄ったりだが。
それ以外は、本文中の記述に従うといい。
【 追記 】
2月下旬の時点で、「新版の avast!7 ではトラブルが続出している」という報告がある。avast!7 の利用はしばらく、やめておく方がいいようだ。旧バージョンの avast!6 ならば問題ないらしい。
この件については、「avast!7」という語でググると最新情報がわかる。

以上です。
追伸:
ジャストシステムが今まで販売していたカスペルスキーは性能が良いと評判のセキュリティソフトでした。
ソースネクストから出た(有償の)スーパーセキュリティZEROは、BitDefenderなので性能は良いと思います。
が、G Dataは、BitDefenderとAvastのダブルエンジンなので(昔はKasperskyと何かだったので、また変更があったかもしれませんが)、それより良い性能であることは保証されますね。
絶対安全というよりは比較的安全という意味です。感染確率を大幅に下げる、という意味。
池田さんの場合は、Conficker なので、USB経由です。すごく古いパソコンなので、Windows の自動更新をサボっていたのが直接的な原因。
> 三菱重工のパソコンはノーガードで使用していたのではないのです。
これはPDFの添付ファイルが理由だったみたい。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/gbmogiki/view/20110927/1317125648
添付ファイルを開かずにHTML変換してから見るか、あるいは、私みたいに Reader 互換ソフトで開けば大丈夫だったようだ。また、最新の Reader にしておけば大丈夫だったようだ。
https://sharp-usersnet.jp/pcstudio/disp.asp?cno=4&tbno=0&dno=59
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20080609/1004520/
「個人の家庭利用ならば」という条件を付けて、「無償のちゃんとしたソフト(上記)でも大丈夫。ただし添付ファイルを開かないように」ということ。
一方、企業ならば、有償のアンチウイルスソフトを使うべきです。LAN でつながっているんだから、危険性は何百倍にも高くなる。コストだってちゃんと業務費用でまかなえる。家庭じゃ経費で落とせませんけどね。