バレンタイン・デーが近づいて、チョコレートを買う女子もいるだろう。だが、フェアトレードのチョコレートを買ってはいけない。それは詐欺商品だからだ。 ──
この件は、私は前にも述べた。
→ フェアトレード (詐欺・問題) (シリーズ)
要するに、価格ばかり高くして、肝心の金は途上国には回らない。回る分は、スズメの涙でしかない。焼け石に水か。それでいて「援助になります」と大々的に宣伝する。そして多くの金は自分のポケットに入れる。……これは「エコキャップ」詐欺と同様の詐欺だ。
──
話はそれで済んでいる。ただ、参考となる情報を掲げる。
朝日の日曜版 Grobe で、世界のチョコレート生産の現状、という生地が示してある。
→ チョコレートの、いま -- 朝日新聞GLOBE
どうせフェアトレードを持ち上げる嘘ばかり書いた記事だろう……と思ったら、案に反して、違っていた。フェアトレードという文字はちっとも現れない。
かわりに、ガーナなどの現状が報告されている。国家管理や、生産認証や、教育推進などがなされているそうだ。
これは、私が冒頭の項目で推奨していたことだ。それが現実に進みつつあるようだ。
( ※ 一方、フェアトレードという偽善的な詐欺は、国の方針を妨害するだけだから、なされるべきではない。)
[ 付記 ]
以前の朝日は、フェアトレードという詐欺をしきりに推奨していたのだが、朝日の Grobe は、感情論ではなく経済的な原理を理解できているようだ。「フェアトレードは駄目だ」と書けば満点だった。が、そうではなくとも、ありそうなフェアトレード推奨記事がなかっただけでも、合格点だ。また、現状をレポートしているという点では、他にない情報があるので、すばらしい。
この特集記事を称賛しておこう。
( ※ ネット上で読めることも、称賛しておこう。)
【 関連サイト 】
フェアトレードの問題点については、次のサイトでも指摘されている。たいした話ではないが、お暇な人向けに紹介する。
→ http://www.fairtradecenter.org/problems.htm
→ http://www.fair-t.info/mail-magazine/mag109price-and-quality.html
《 本項は、バレンタイン・ネタです。 》
2012年02月10日
過去ログ
それとも、フェアトレードをしている会社は、ひとつも存在しないのですか?
教えてください。
フェアトレード商品の価格が、他の安価な市販品と同等の価格であれば、OKです。
しかし現実には、そんなものはありえない。小さな非能率な企業・団体が、大手と同じような効率では、なしえない。
したがってフェアトレードをやっている企業・団体のすべては、消費者をだましていると言えます。
特に、「高品質」を謳っている企業・団体は、すべてそうです。真のフェアトレードは、粗悪品しか作れない(低収入である)ようなアフリカの極貧国から、粗悪品を買う場合だけです。メキシコなどの中進国から買う場合には、高品質ですが、すべてインチキだと言えるでしょう。高収入の農民に金を払っても、貧しいアフリカ人を救うことにはならない。