現代人の病気で、最も深刻なのは、メタボだろう。で、メタボ予防には、カロリー制限が有効だとされ、肉類や脂質類を制限することが多い。通説では。
しかるに、「カロリーよりも糖質を制限する方が有効だ」という見解がある。「肉類などのタンパク質はたっぷり取っていいが、とにかく穀類などの糖質を減らせ」というわけだ。で、その主張に従って、肥満体の人の食事を改善したら、見事に肥満やメタボが治ってしまった人が続出したらしい。
そういう話が、下記にある。
本当にそうかどうかは知らないが、実践して成功した人は結構多いらしい。ホメオパシーとは違って、現実に実例の数字で示せるので、デタラメということもないようだ。誰にとっても当てはまるということはなくとも、現実に成功した例はかなりあるようだ。
似た話は、次の例がある。
→ ノルウェーでバター・ダイエット
「バターを食べてダイエットする」という、常識に反する話。これは一件、デタラメみたいだが、上記の「糖質を避ける」という意味でなら、それなりに理屈は通る。
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「糖質を避けてダイエットして健康になる」とか、「バターを食べてダイエットする」とか、そういう斬新な見解が、どこまで真実であるかについては、私は明言できない。しかしながら、一見、常識に反するとしても、常識の方が間違っていた、ということは、結構あるものだ。特に、食品と健康との関係については、歴史的に定説が二転三転したことは、たびたびある。
例としては、「コルステロールが有害だ/有益だ」という話もあるし、「リノール酸が有益だ/無益だ」という話もある。「ビタミンCで美白」というような話もある。……そのどれもが、歴史的にころころと変わってきた。食品と健康に関する限り、永続する定説なんてものは確立していないことが多いようだ。
というわけで、「(現代のメタボの人にとって)糖質は危険である」という学説は、結構信頼性がありそうだ。
とすれば、「放射線を遮断せよ」なんて騒ぐよりは、「糖質を遮断せよ」と騒ぐ方が、命を救うのにはずっと役立ちそうだ。メタボの死亡率はすごく高いですからね。
→ http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51762596.html
池田信夫自身も、糖質ダイエットにいくらか成功したらしい。3キログラム痩せたそうだ。
私の場合は、もともとメタボじゃないので、3キロも痩せるのは無理だが。
なんかホメオパシーでの精神的体調不良とも効果が違うんでしょうね。