2011年12月16日

◆ 放射能よりも糖質が危険?

 放射能(放射性物質)が危険だ、と騒ぐ人が多い。しかし、それよりも糖質の方がもっと危険だ、とも言えるだろう。どうせ「危険だ!」と騒ぐなら、放射線よりも、糖質について騒ぐといい。 ──
 
 現代人の病気で、最も深刻なのは、メタボだろう。で、メタボ予防には、カロリー制限が有効だとされ、肉類や脂質類を制限することが多い。通説では。

 しかるに、「カロリーよりも糖質を制限する方が有効だ」という見解がある。「肉類などのタンパク質はたっぷり取っていいが、とにかく穀類などの糖質を減らせ」というわけだ。で、その主張に従って、肥満体の人の食事を改善したら、見事に肥満やメタボが治ってしまった人が続出したらしい。
 そういう話が、下記にある。

      


 本当にそうかどうかは知らないが、実践して成功した人は結構多いらしい。ホメオパシーとは違って、現実に実例の数字で示せるので、デタラメということもないようだ。誰にとっても当てはまるということはなくとも、現実に成功した例はかなりあるようだ。

 似た話は、次の例がある。
  → ノルウェーでバター・ダイエット
 「バターを食べてダイエットする」という、常識に反する話。これは一件、デタラメみたいだが、上記の「糖質を避ける」という意味でなら、それなりに理屈は通る。

 ── 

 「糖質を避けてダイエットして健康になる」とか、「バターを食べてダイエットする」とか、そういう斬新な見解が、どこまで真実であるかについては、私は明言できない。しかしながら、一見、常識に反するとしても、常識の方が間違っていた、ということは、結構あるものだ。特に、食品と健康との関係については、歴史的に定説が二転三転したことは、たびたびある。
 例としては、「コルステロールが有害だ/有益だ」という話もあるし、「リノール酸が有益だ/無益だ」という話もある。「ビタミンCで美白」というような話もある。……そのどれもが、歴史的にころころと変わってきた。食品と健康に関する限り、永続する定説なんてものは確立していないことが多いようだ。

 というわけで、「(現代のメタボの人にとって)糖質は危険である」という学説は、結構信頼性がありそうだ。
 
 とすれば、「放射線を遮断せよ」なんて騒ぐよりは、「糖質を遮断せよ」と騒ぐ方が、命を救うのにはずっと役立ちそうだ。メタボの死亡率はすごく高いですからね。
posted by 管理人 at 22:56 | Comment(2) |  放射線・原発 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
池田信夫が、本項の後追いみたいな記事を書いている。ご丁寧に、紹介する書籍は、わざとかぶらないようにしてある。
 → http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51762596.html

 池田信夫自身も、糖質ダイエットにいくらか成功したらしい。3キログラム痩せたそうだ。
 私の場合は、もともとメタボじゃないので、3キロも痩せるのは無理だが。
Posted by 管理人 at 2011年12月17日 12:50
私も管理人さんの意見に同意します。私も少しメタボでコレステロールが高いので制限しないと死期を早めそうです。が、糖質などは、自分で好きで取るわけですね。放射線もラドン温泉などで有ることを解って受ける場合は、それほど影響は無いと思いますが、受けないと思ってる人が長期間放射線を受けると、知って放射線を受けるよりも影響が大きいようですね。ただ医学的なデータが無いのでなんとも。むかし大学の理学部でコバルト60なんかをポケットに入れていた人が居たけど数十年たった今でもピンピンしてますけどね。
なんかホメオパシーでの精神的体調不良とも効果が違うんでしょうね。
Posted by OSSAN110 at 2011年12月18日 08:59
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