EV(電気自動車)は災害に強い、と言われる。しかしこれは嘘である。
なるほど、停電のときには、バッテリの電力を家庭に給電できる。だが、自動車そのものが動けなくなる。
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EV や PHV は、バッテリをもつ自動車だ。そこで、災害で停電になったときには、バッテリの電力を、家庭に給電できる。その意味で、「災害に強い」と言われる。しかしこれは詭弁である。
・ 停電のせいで、自動車そのものが動けなくなる。
・ バッテリが切れたら、もはや給電できなくなる。
この意味で、ほとんど役立たずである。
では、どうすればいいか? 次の方がいい。
・ 自動車はガソリン車。(ガソリンを補給すれば動ける。)
・ 電源は、非常用発電機。(5万円で買える。燃料補給で継続的に発電する。)
この場合は、余分にかかるコストは、「非常用発電機のコスト」と「燃料のコスト」だけだ。たったの5〜10万円ぐらいで、十分な電力を使える。
一方、EV や PHV は、家庭に給電した場合、1〜2日たてばバッテリが空っぽになる。これでは、ほとんど意味がない。
結論。
EV は災害に強い、と言われる。しかしこれは嘘である。こんなことを宣伝する自動車会社は、嘘つきのペテン師だ。また、このことをそのまま記事にする新聞社は、ペテン師のお先棒を担いでいることになる。
( 例。読売新聞・朝刊・経済面 2011-12-03 に、その記事がある。朝日にもあったはずだ。)
【 関連項目 】
→ スマートグリッドの愚
※ 停電時の蓄電池はすぐに空っぽになってしまう、という話。
2011年12月03日
過去ログ
っていう車を作ったほうがまだマシ
エネルギーより水・食糧・移動手段が優先。
そもそも災害停電時に2日間電力を普段通り使おうというのが現実的じゃない。車が使えないことを棚上げにしていかにも2日間普段通りの生活ができるような幻想を売るやり方は私もいやです。
せめて、何km走行分を残して残りを非常用電源に使えば何日もつとかいう感じでやってほしいところ。
エネルギー関係はカセットコンロ+小電力発電/充電器+補助としてKMさんが言うような内燃機関自動車からの給電がいいと思います。液体燃料やカセットコンロボンベは配給受けやすいし。
ハイブリッドや超省エネ車(二気筒低フリクションエンジンとか)が発達し、発電源が火力シフトする今、EV自体どうなんだろうと思う。
だから必死に蓄電メリットとかを売りにするわけか・・・