2011年09月26日

◆ マラソンの訓練には水泳を

 マラソンの訓練には水泳をするといい。心肺機能を向上させるためだが、特に体格改造の効果がある。 ──
 
 マラソンの世界記録が更新された。マカウの2時間3分38秒。それまではゲブレシラシエがマークした2時間3分59秒。
 この分では2時間の壁を突破するのはいつごろか? ……と思って調べると、次の予想があった。
  → http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3989e.html

 ──

 本当にその予想通りに、2時間の壁はいつか突破されるだろうか? 人体を改造すれば可能だろう。では、どうすれば人体を改造できるか? ドーピングは駄目だが、別の方法がある。

 しばしば言われているのは、「高地で暮らすこと」だ。ゲブレシラシエはエチオピア人だし、マカウはケニア人だ。どちらも高地で暮らしていた。ちなみに、エチオピアの首都アディスアベバの標高は 2400m だし、ケニアの大部分は 標高 1100m - 1800m である。( Wikipedia による。)

 とはいえ、日本ではそれは無理だろう。上高地でさえ 標高1500m だ。夏場はいいが、冬場は人もろくにいない。温帯の日本では、高い標高では一年を過ごせない。

 ──

 そこで私が名案を提案しよう。それは、水泳の訓練をすることだ。

 水泳の訓練をすると、心肺機能を向上させることができるが、それだけでなく、体格改造の効果がある。実際、水泳をしている人の体格を見るといい。肺が巨大化した(胸が大きくなった)体格をしている。女でさえもそうだ。
  → 田中雅美

 ひるがえって、マラソン選手の体格は、あまりにも痩せ型体質過ぎる。女性も男性も、痩せ型体質の典型だ。細くて、ガリガリという感じだ。こんなに痩せ型では、肺の大きさも小さい。つまり、肺の機能が弱い。
 しかし、高地で暮らすことが有利であるとしたら、肺が発達していることになる。要するに、日本人のマラソン選手は、体格からして、肺機能が貧弱で、マラソンには向いていない。
 ただし、例外がある。それは、水泳選手だ。水泳をすれば、肺が巨大になる。また、心臓も発達する。

 ──

 だから、次のようにするといいだろう。
  ・ 十代のうちは、水泳の時間を長くして、体格(肺)を改造する。
  ・ 胸の大きな体格になったら、20歳以降は陸上で足の筋肉を鍛える。

 この二段階を取れば、「人体改造」の効果が出て、マラソンの記録は飛躍的に向上するはずだ。



 [ 付記1 ]
 人体改造をしはじめるのは、5歳ぐらいの幼児期からやるといいだろう。ぜんそく持ちだったので5歳ぐらいから水泳を始めた(そのおかげで日本代表になれた)、という水泳選手がけっこういる。幼児期からの体格改造の効果が出たわけだ。

 [ 付記2 ]
 水泳選手にならなくても、幼児期から水泳を続けることには効果がある。体格が良くなるし、心肺機能が向上するし、肉体的にはいいことずくめだ。
 たとえば、子供のころに水泳でジュニアオリンピック東京都大会に出場した女性が、大人になってからはスタイルのいいモデルになっている。
  → 山岸舞彩(東レ水着キャンペーンガールに)

 ゲームに嵌まっている人々は、引きこもりになって肉体が最悪だが、きちんと水泳で訓練していれば、カッコいい体格になれるのだ。

 [ 付記3 ]
 水泳によって体格改造の効果が出るのは、なぜか? たぶん、呼吸に負荷をかけるからだろう。
 たいていの状態では、酸素不足の状態にある。しかも、上体を動かすので、エネルギー消費が大きい。運動時間そのものは、あまり長くない。
 一方、陸上の長距離選手は、呼吸では特に酸素不足ではない。また、上体はほとんど動かさない。それでいて、運動時間はとても長い。……これでは、体格改造の効果はあまりないだろう。単に痩せていくだけだ。ダイエット効果があるばかり。それも、過剰に。(肺を巨大化する効果はない。)
 
 [ 付記4 ]
 今のマラソン選手は、いっぱい練習をしているが、それは、単に「練習すれば記録が良くなるだろう」という非科学的な発想に基づいて練習をしているだけだ。あまりにも前近代的だ。(結果として痩せていくばかり。)
 科学的に考えるならば、記録向上のためには、体格改造が必要だとわかる。その方法が、高地訓練や、水泳訓練だ。このような科学的な方法を取ることで、記録は飛躍的に向上するはずだ。(実際、高橋尚子は、高地訓練で記録を向上させた。)
 


 [ 余談 ]
 マラソンと水泳を両方やるというスポーツもある。それはトライアスロンだ。(自転車を含めて三種目にすれば、トライアスロンとなる。)
 トライアスロンは、体力の消耗が大きすぎて、スポーツ訓練には向いていないと思う。途中で栄養補給や休憩を取ることが必要となるだろう。
 とはいえ、トライアスロンふうに、マラソンと水泳を組み合わせることには、十分に科学的な根拠がある。それが本項の意図だ。(トライアスロンをやることは、ちょっと見当違いだとしても。)
posted by 管理人 at 21:20| Comment(2) | 科学トピック | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
酸素濃度が低い所で過ごすと酸素を取り込む能力があがります。(低い酸素濃度の時、最初は血中酸素濃度が下がるが、しばらくすると通常の酸素濃度になる)これは誰でも普通はそうなります。

水泳は陸上競技の短距離とそんなに酸欠度(?)は変わらないんじゃないでしょうか。

あと、ガリガリのほうが心肺にかかる負担は低いです。同じエンジン(心肺)ならフレーム等は軽いほうが有利。(筋肉がエンジンなのかフレームなのか例えとしては微妙ですが)
筋肉って見た目細くても力を発揮できる人はできます。

つまり、ひょろっとしてて肺が効率良く酸素とりこめる人がマラソンに有利ってことで現在のマラソン選手みたいになります。
丁度良く酸素量を制限できるマスクみたいのがあれば良いんじゃないでしょうか?


子供のうち水泳させるのは賛成です。適度に体をまんべんなく鍛えるのに最適だと思います。うちの子もやらせてます(ちっとも上手くならないけど(^^;
Posted by sumeshi at 2011年09月27日 20:50
> 水泳は陸上競技の短距離とそんなに酸欠度(?)は変わらないんじゃないでしょうか。

 陸上の短距離は無酸素運動で、水泳は有酸素運動ですから、運動の種類がまったく異なります。それぞれの用語を参照。

 水泳は、吸気が一瞬しかない、というのが重要です。呼気の時間は長い。
 このような形の運動は、筋トレでも有効です。私もこの方法で筋トレしています。筋トレの解説書を参照。
 一般に、酸素不足の状態でトレーニングすると、体格が良くなります。それがサイエンス。

 なお、肺はデカくても、空っぽなので、重量の負担にはなりません。比喩的に言うと、排気量の大きなエンジンで低速回転するようなものです。排気量の小さなエンジンで高速回転するより、疲労度は小さい。長距離走では、終盤に差が付きます。
Posted by 管理人 at 2011年09月27日 21:36
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