ソーラーパネルを緑地に置けば、緑地が減少する。太陽光発電は環境を破壊するのだ。 ──
太陽光発電は地球に優しい、と言われる。化石燃料と違って炭酸ガスを出さないから、地球温暖化の効果がない、というわけだ。
しかし、である。ソーラーパネルを、砂漠に置くならいいが、緑地に置けば、緑地が減少する。緑地が減少すれば、水分蒸発量が減少して、雲が減るので、日光量の増加を通じて、地球温暖化の効果がある。
──
第1に、「雲の量が増えると、日光量が増えるので、温暖化が生じる」という見解がある。これは私も前に主張したが、すでにあちこちで実証されている。
→ 太陽と雲 (気温・温暖化)
→ 地球温暖化と太陽・宇宙線
第2に、ソーラーパネルを、砂漠に置くならいいが、緑地に置けば、緑地が減少する。その具体的な例は、次の写真だ。

( ※ 解説は → Weed-Covered, Neglected Solar Park)
この写真を見ればわかるように、パネルの列の間は通路になっており、その通路は機械的に草が刈り取られてしまっている。本来ならば豊かに草が生えていたはずなのだが、草がすっかり刈り取れてしまっている。その分、水分蒸発量( or 保水力)は減る。砂漠化しているようなものだ。
──
簡単に言えば、「太陽光発電の普及」というのは、「地球の砂漠化を拡大する」ということなのだ。それは明らかに環境破壊である。緑を増やすどころか減らすからだ。
「太陽光発電の普及」が問題ないのは、それが砂漠でなされる場合だけだ。アリゾナ砂漠やサハラ砂漠にソーラーパネルを設置するのは、ほとんど問題がない。しかしながら、日本の福島のような緑豊かな土地において、その緑を刈り尽くして、ソーラーパネルを設置するというのは、福島の砂漠化であり、環境破壊なのだ。
そして、「休耕田で太陽光発電を」と唱える孫正義は、自然に優しくて環境保護をしているのではなく、環境を破壊しようとしているのだ。
孫正義は、地球環境を破壊しようとする、怪獣のようなものだ。しかも、彼は悪意ゆえにそうしようとしているのではなく、善意ゆえにそうしようとしている。善をなそうとして、巨大な悪をなしつつある。
彼は、頭が狂って暴走する巨大怪獣に似ている。暴走する巨大怪獣を止めないと、日本はひどく破壊されてしまう。一度目は原発によって破壊され、二度目は孫正義によって破壊される。
近日公開! 怪獣映画
「巨大怪獣 masagon 」
ソーラー光頭の威力で 日本は絶滅の危機!
【 関連項目 】
地球温暖化の阻止には、緑地の現象を防ぐべきだ、……ということは、前にも何度か述べた。
→ 陸地温暖化説 (緑地減少説)
→ 陸地温暖化への対策
地球温暖化を阻止するために炭酸ガスを減らせ……というのは虚偽である。地球温暖化に強く影響するのは、太陽活動の変動だ。( → 前項 )
ただし、太陽活動の変動だけが理由ではない。10年単位の変動ならば、それで説明できるが、より長期的には、人類の活動が影響している。では、人類の活動とは? 開墾による砂漠化だ。
→ 開墾による森林消失
→ 地球の砂漠化
→ 地球緑化計画
地球温暖化を防ぎ、地球環境を守るには、森林を守る必要がある。砂漠化を阻止する必要がある。……これこそが環境保護の王道だ。炭酸ガスなんかにこだわるのは邪道だ。
そして、地球環境の保全のためには、福島の豊かな緑をつぶすことは逆効果なのである。孫正義のように「休耕田を使えば問題ない」と思うのは、環境保護意識がまるきり欠落しているからだ。彼の言葉には正義がない。
《 余談 》
炭酸ガスの抑制だけが目的ならば、莫大なコストを掛ける必要はない。次の二つの方法で実現できる。
・ 緑地の増加
・ 南極における、炭酸ガスの固化 ( → 該当項目 )
炭酸ガスの抑制ということは、今すぐやる必要はない。今から百年後にやってもいいのだ。その時点で「炭酸ガスの固化」という方法を取れば、その時点で一挙に解決できる。
一方、緑地の増加は、今すぐやる必要がある。なぜなら、緑地の増加には、長い時間がかかるからだ。「砂漠を一挙に森林にする」という方法はない。どうしても長い時間がかかる。だからこそ緑の保全が大切なのだ。……孫正義がやろうとしていることは、その反対で、緑の破壊だ。
水分減少が温暖化、ということなら、
休耕田にも水を引けるので、そのうえでパネル設置すればいいと思いますが。
パネルが曇ったり錆びたり故障したりするので悪影響が出る。
水を引く手間が大変だ。
金儲けのために手間を掛ける人はいますが、大損するために手間を掛ける人はいません。
また、無駄に水を引けば水不足になるだけ。そのためにダムを建設するとなると、何をやっているんだか。
何もしないで雑草だけ生やしておくのがベストでしょう。水を引く必要すらない。雨だけで十分。それで保水されます。
庭草を刈り取るのは当たり前ですし、畑の草を定期的に刈り取るのも当然のことです。
刈りとることによって有機体が土に還元され、
土壌微生物の活性を生み、土を豊かにし、保水力すら増やします。
刈り取れば次の緑がすぐに生まれるのですよ。
それを砂漠化とはいいません。
それじゃまた草ぼうぼうだから、虫だらけになって、機械が壊れがちでしょう。常に草刈りをするか除草剤を使うか、どちらかしかないでしょう。
草がいっぱい生えている場所にそのままソーラーパネルを置いた例など、聞いたことがない。どうしたって除草します。
よっぽどの寒冷地でない限り年に一度の草刈りで済むはずがありませんよ。写真にもすでに
刈り取った後に緑の草が出始めてますね。
除草剤なら年2回(規定があります)
機械刈り取りなら3回は必要でしょう。
ですから砂漠化とは無縁です。
このようなもので刈ってるのでしょう。
ちなみに↓刈り取り能力は3700u/h
http://www.agriz.net/search/item.asp?shopcd=17267&item=990401002001
砂漠にはならないとしても、何度も刈り取れば保水力が激減するのは当然です。本項が述べているのはそういう話。砂だらけの砂漠になるか否かを論じているのではない。環境破壊になるか否かを論じている。タイトルを読み直してください。
根本的に
>何度も刈り取れば保水力が激減するのは当然で
この思い込みがどこから来るのか知りたいものですね。
耕作放棄された土壌の保水力と定期的に有機物が還元された土壌の保水力において結果は逆でしょう。
タイトルを読むとますます意味が分からないですね。
>ソーラーパネルを緑地に置けば、緑地が減少す>る。太陽光発電は環境を破壊するのだ。
なるほど休耕田等耕作放棄地ではなく管理された緑地にソーラーパネルを設置すればたしかに、何かしらの環境破壊かもしれませんね。
孫正義はそんなこといってましたっけ?
> 定期的に有機物が還元された土壌
ここが思い込みなのかもね。
・ 除草で刈り取られたものは土壌に還元されず、運び去られるだけ。土壌は痩せていくだけ。
・ 刈り取られたあとで別の作物が植えられるわけではない。丸裸にされるだけ。
機械除草というのを見たことがないんでしょう。その前後で土地の温度や気温を測れば、植物というものがいかに温度上昇を下げてくれるか理解できるはずです。実体験がない人にはどうしようもないですね。わからなければわからなくても構いません。常識がわからなければ、いちいち私に文句を言うより、よそで質問してください。知恵袋にでも行けば?
小学生レベルで考えるとわかりませんよ。
小学生には土壌PFの概念もCECの概念もありませんから。
>機械除草というのを見たことがないんでしょう
あなたは上の写真を見て除草剤がどうのとかいってましたよね。私が指摘しましたが。前項で。
上の写真は完全に管理された緑地ですよ。刈り取る前の写真を見れば明らかです。下には草の根がぎっしりですし、上部は刈った草が枯れて散乱してます。
>運び去られるだけ
飼料用にしないかぎりそんな馬鹿な労力は誰も使
いません。
あといつから休耕田等じゃないはなしになってるんですか?
比較対象は
@上記の写真のように管理された緑地。緑地ですよ。一年の半分は雑草がありますから。草丈が40CM位になった時に3度ほどかりとるだけです。
A休耕田、耕作放棄地。耕作放棄地は生産バイオマスが徐々に減ります。管理されない森林のように
だからあなたは機械除草を知らないっていうの。実際にトラックで運搬して撤去していますよ。さもないと刈り取った雑草が大量に散乱して大変ですから。
特にソーラーパネルのある土地では、刈り取った雑草が大量に散乱したら、滅茶苦茶になります。
> 耕作放棄地は生産バイオマスが徐々に減ります。
そんな話をしているんじゃない。実際に温度計をもって、緑のある土地と、枯れ葉の土地とで、比較してみてください。
あなたの理屈で言ったら、白山や対馬の原生林はみんな伐採されて、トウモロコシ畑かなんかにされそうですね。
たとえば「美味しんぼ」も,最新号では、「森林を焼き払う焼畑農業は素晴らしい」と称賛している。
しかし、焼き畑農業は、素晴らしいのではなくて、「害がない限りは許容される」だけにすぎない。千年の歴史を持つ杉を焼き払うようなことは許されない。また、ローテーションもなく、大量の森林を大面積で伐採することも許されない。バイオマス生産ばかりに着目すると、大切なものを見失う。
現状では焼き畑農業が過度になって自然破壊をなしているということは、ネットで検索すればわかる。
「焼畑」 や 「焼畑 アマゾン 砂漠化」などの語で検索するといいだろう。