読売・夕刊の「おいしい画帳」(こぐれひでこ)に、ゴーヤ料理の話があった。
暑さ対策のためゴーヤで緑のカーテンを作ったものの、ゴーヤができすぎて困った、という話を何度も耳にした。ゴーヤの料理はおいしいけれど、そう頻繁には食べられない、という悩みである。うんうん。わかります。私も同じ疑問を持ったものだ。結局、何も考えられなかったが。
悩みを聞いて「毛色の違うゴーヤの食べ方はないか」と考え始めた私。誰に頼まれたわけでもないのだが、試してみたくなったのである。
( → 出典 )
しかし、こぐれひでこならば、うまいアイデアを出してくれそうだ。期待しながら呼んでいくと、期待通り。
ゴーヤから遠い存在の食材は何か。考えた末、候補に挙がったのがウナギの蒲(かば)焼き(市販)。ウナギに苦味が加わったら面白いものになるのでは。おお。すばらしい。これはいい組み合わせだ。興味深く最後まで呼んで、「なるほど」と思ったが、最後にちょっとがっかりだ。というのは、いくらおいしくても、ウナギは高額だからだ。そんなにちょいちょい買えません。特に近年は、ウナギがすごく高くなった。2〜3倍ぐらいの価格だ。以前のようには買えなくなった。
というわけで、いくら名案でも、コストの点で、あまり買えそうにない。どうせ買うとしても、ウナギをそのまま食べる方が良さそうだ。ウナギ料理というよりは、ウナギそのものを食べたいからだ。
──
さて。ウナギが駄目なら、かわりにものを使えばいい。では、何を? 読み直してみると……
ウナギの軟らかさと軽い歯ごたえのあるゴーヤとのバランス、甘じょっぱさの中に加わった苦味。ふうむ。甘じょっぱさ。それと似たものは? サンマの蒲焼きか? いや、むしろ焼き鳥がいい。
さらに考える。ゴーヤはそのままでは、かなり苦い。こぐれひでこの方法は、こうだ。
薄く切ったゴーヤを熱湯で20秒程度ゆでて冷水にとり、水気を切る。もっといい方法はないか? 薄くスライスしてから、塩もみすると良さそうだ。
(食べると)ゴーヤは歯ごたえを残しながらも軟らかくなっている。
ただ、それでもまだ、苦そうだ。もっといい方はないか? 細かく切ったキュウリと混ぜると良さそうだ。細かく切るには、薄く切るか、細長く切るかだ。
・ スライス器でスライスする
・ 千切り(ツマ切り)器で、細長く切る
これと似たものは、スーパーでも売っている。
(百円ショップで売っていることもあるが、品質の点では保証できません。)
スライスする場合には、ゴーヤをスライスしたものと混ぜて、塩を振って、軽く揉むといいだろう。(そのあとで水洗いする。)
これに、甘酸っぱいドレッシングをかけて、「ゴーヤとキュウリの、スライスサラダ」ができた。
こいつを、焼き鳥といっしょに食べればいい。ううむ。おいしそう。
この料理なら、飽きずに、毎日でも食べられそうだ。ゴーヤがいくらあっても、どんどん食べられる。ま、夕食のおかずにはならないが、昼ご飯にはなる。上記の「肉・野菜」セットがあれば、あとは、ご飯でも、パンでも、うどんでも、構わない。
子供がいるなら、毎日そればかり食べさせてもいい。母親は、家事の手抜きができる。 (^^);
《 注記 》
( ※ ゴーヤは、「二つに切って、中のワタをきれいに取り除く」ことが大事。)
( ※ 苦みを除くには、薄切りしてから、塩もみするか、湯洗いする。)
【 関連サイト 】
似たことを考えた人もいる。(単にゴーヤとキュウリを混ぜただけだが、写真があるのがいい。)
→ ゴーヤと胡瓜のサラダ
《 追加分 》
同様の実例。
→ http://plaza.rakuten.co.jp/piraruku/diary/200906290004/
→ http://cookpad.com/recipe/871365
→ http://cookpad.com/recipe/267804
→ http://tapman.blog.so-net.ne.jp/2009-10-21-1
→ http://plaza.rakuten.co.jp/yutamama0928/diary/20110801/
→ http://www.recipe-blog.jp/profile/20516/recipe/9309