ソフトバンクの孫正義社長が私財で設立した「自然エネルギー財団」の理事長に、スウェーデン・エネルギー庁長官のトーマス・コバリエル氏が就任するそうだ。
→ 孫正義氏:「自然財団」理事長にスウェーデン・エネ庁長官
これは何を意味するか? たぶん「太陽光エネルギーを推進するというのをやめて、方向転換する」ということだろう。
なぜか? スウェーデンは、太陽光エネルギーには頼らないからだ。地理的にも明らかだろう。極北の地であり、太陽光エネルギーはとても弱い。太陽光発電なんて、無理だ。太陽光以外の方式で、電力を得ることになる。
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スウェーデンが太陽光に頼らずに発電する、ということは、以上のことから理論的にも明らかだが、念のため、ネットで事情を調べてみた。すると、次のことがわかった。
・ 風力はそれほど大きくない。(デンマークは風力が有名だが。)
・ バイオマスに大きく頼る。(スウェーデンは森林が多い。)
・ ゴミ発電にも大きく頼る。
次の典拠がある。
スウェーデンの都市は、近郊も含めて電力と熱(水蒸気)を同時に供給する「地域電熱供給」が普及している。発電する際の排熱を利用して供給するためエネルギー効率が高い。市営の電力会社のウメオエネルギーは、ウメオ市を中心とした500km圏内の25万人に年間約1500GW時の電力を供給し、熱供給はウメオ市の全世帯の70%をカバーしている。発電方法は、ゴミ焼却を熱源とする「ゴミ発電」が約45%、木質廃材を燃やすバイオマス発電が45%に上り、石油などの化石エネルギーへの依存度は10%程度に抑えている。いずれにせよ、スウェーデンを見習うということの意味は、「太陽光一辺倒」から脱するということだろう。
( → 日経BP )
これでソフトバンクが倒産する目はなくなったかもしれない。残念ながら。 (^^);
【 関連サイト 】
→ 極北のスウェーデンでエネルギー自給が進むワケ
→ スウェーデンのエネルギー・環境事情
→ スウェーデンの木質バイオマスエネルギー
→ スウェーデンの自然エネルギー
「何故、海外で風力発電や太陽光発電などを海外で盛んに事業として行っている日本企業は、日本でも積極的に行わないのだろう?
2011.07.21 00:39」
このあと、9月3日24時まで、「太陽」「ソーラー」という言葉は現れていない。
どうやら本当に方向転換したらしい。
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では、なぜ? たぶん、夢のお告げがあったからだろう。
「大蛇を見つけて石投げたら、追いかけまくられた。ウワーッとなった所でガバッと、さっき目が覚めた。あ〜怖かった。
2011.08.31 06:01 」
ソフトバンクが倒産する、というのが気になっていたんですね。きっと。
(本項の末尾 ↑ を参照。)
「アイデアという物は浮かんで直ぐに実行するより、少し寝かせて熟成させた方がいい場合が多い
2011.09.04 20:46 」
そうです。
太陽光発電の失敗で、懲りたらしい。
急いては事を仕損じる。
諺の通り。