2011年08月15日

◆ ホメオパシーの現在

 ホメオパシーは、薬事法で規制されるようになったが、その後、どうなったか? 現状では、ことさら目くじらを立てるほどのことは、なくなったようだ。 ──
 
 ホメオパシーについては「法的に規制せよ」というのが私の立場だった。これに対して、「児童相談所が対処するべきだ」と述べた人もいた。
  → 児童相談所とホメオパシー (そのリンク先に原文)

 しかし 2010年10月中旬から、ホメオパシーには薬事法の規制がかぶさった。
  → ホメオパシーの薬事法規制

 私としては、「これで一件落着」という立場だった。できれば「詐欺罪で首謀者を摘発せよ」というのが希望だったが、少なくとも「薬事法の規制」がかぶさったことで、「効能を謳ってレメディを販売する」ということは規制された。

 その直後、私がこういう違法行為をしているホメオパスをネット上で見つけて、「摘発するべきだ」と指摘した。リンクつき。するとたちまち、リンク先のホメオパスは、「効能を謳ってレメディを販売する」ということを中止した。
  → ホメオパシー問題の現状

 ──

 そのあとは、いちいち調べなかったが、今になって、新たに調べてみた。(ホメオパシー関連のブログ記事を 10件程度。)
 するとわかったが、薬事法違反の例は見つからなかった。唯一、灰色的に怪しかったのは、アフィリエイトだけだ。つまり、こうだ。
 「アフィリエイトでレメディーの効能を謳うが、自分では販売しないで、Amazon のレメディへのリンクを付けるだけ」

 こういうのは、違法かどうかは、まぎらわしい。

 なお、効能を謳わなければ、合法だ。たとえば、本サイトにおける、次のリンク。
  → Amazon のレメディ (在庫切れ)
  → 楽天へのリンク
 私は別に、これを買えとお勧めしているわけではないし、効能も謳っていないから、全然、薬事法違反にならない。

 ──

 以上を見ると、「薬事法による規制」は、十分に、機能している。その意味で、ホメオパシーの問題の一番重要なところは、すでに解決済みと言っていいだろう。

 残る問題は、「ホメオパシー相談所」などを開催して、そこで、レメディーの相談を受けるという形で、「内輪の販売」みたいなことをすることだ。
 しかしこれはもはや、「新興宗教」みたいになっている。一般人への浸透はかなり弱まっている。その意味で被害は著しく減っていると見ていいだろう。

 ホメオパシーの被害は、現段階でも皆無ではないし、できればさらに詐欺罪で摘発した方がいいのだが、それでも、「薬事法の規制」という網がかぶさったことで、問題の大半は解決した、と見ていいだろう。
 この件は、前にも述べた。
 ともあれ、薬事法で網をかぶせれば、ホメオパシーの問題の大半はカタがつく。「トンデモだ、トンデモだ」と騒いだり、「これは間違いだ」と騒いでも、たいして効果はないのだが、薬事法によって政府が規制すれば、問題の大半はカタがつくのだ。その点では、前項で述べたとおり。
( ※ トンデモマニアが、またさんざん文句を付けてきたが、恥をさらすだけだ。そんなに私の方針に文句を付けたければ、「薬事法によるホメオパシー規制を解除せよ」と主張すればいい。そうすれば、自己矛盾を避けられる。)
( → ホメオパシーの薬事法規制
 ──

 結論。

 「ホメオパシーは法的に規制せよ。特に薬事法で規制せよ」

 というのが、私のかねての主張だった。その方針を、トンデモマニアたちは批判して、「いや、児童相談所で対処するべきだ」などと述べた。
 しかし現実には、薬事法で規制することで、問題の大半は片付いた。(全部ではないが。)……そのことは、昨年秋の時点ですでにわかっていたが、10カ月ぐらいたった現時点で、そのことはもはや実証されたとみていいだろう。
 つまり、ホメオパシーの問題は、もはや大騒ぎするほどの問題ではない。できれば根絶やしにできればいいとは思うが、ことさら大騒ぎするほどの問題ではなくなってきている。それというのも、薬事法の規制がかなり効果的であったからだ。



 [ 付記1 ]
 このあと、ホメオパシーを徹底的につぶすかどうかは、放射線の危険厨と同様になる。
 「微量の放射線は危険だから徹底的に排除せよ」という危険厨がいるように、「微量のホメオパシー信者がいるのは危険だから徹底的に排除せよ」という主張もあるだろう。
 しかし、それだったら、むしろ別の危険を騒いだ方がいい。ホメオパシーで危険なのは、レメディそのものが危険だということではなく、正規の医療を受けないことが危険だということだ。その危険性は、直接的ではない。
 それに比べれば、「米のとぎ汁乳酸菌」というエセ医療の方がはるかに危険だ。他にも似たような例は多いだろう。そっちを騒いだ方がいい。

 [ 付記2 ]
 さらに言えば、「放射線は危険だ」と思い込んで、野菜を食べなくなったり魚・肉を食べなくなったりする栄養の偏りも、やはり危険である。
 また、危険でもない東京で「危険だ、危険だ」と騒げば、それによるストレスで免疫力低下が起こるから、冬季にはインフルエンザに感染する死者がかなり増えそうだ。その量は、放射線被曝による死者数よりも、はるかに多いだろう。
 だから、人間の生命を守るという意味では、「放射線は危険だ」という騒動を減らすのが、最も効果的だ。
 ところが現実には、バカ騒ぎをして人々を不安にさせたがるバカ・マスコミがある。
 万が一、ストロンチウム牛やプルトニウム牛が流通すれば、人体に与える影響はセシウム牛の比ではない。その半減期は、セシウム134の2年に対し、ストロンチウム90が約30年。プルトニウム239にいたっては2.4万年で、摂取すればほぼ生涯にわたり内部被曝が続くことになる。
( → zakzak

 物理学的な半減期と、生物学的半減期とさえ、区別できていない。こんな流言飛語みたいなものは、有害無益でしかない。
 だから、こういうバカ連中を撲滅することこそ、ホメオパシーたたきなんかよりもずっと有益だ。今なすべきことは、ホメオパシーたたきなんかではなくて、危険厨たたきなのだ。
( ※ 京都の送り火もそうだが。 → はてなブックマーク

 [ 付記3 ]
 ホメオパシーは、現段階では、「新興宗教」の一つとして分類されそうだ。好ましくない非科学的な信仰なのだが、それをあえて法的に禁止するほどの絶対悪でもない。
 この手の新興宗教では、むしろ、もっと有害なものがある。それは「エコ教」だ。それがどれほど有害であるかは、下記でも示した。
  → 孫正義の錯覚
 ホメオパシーの布教活動をたたくぐらいだったら、エコ教の布教活動をたたく方が、はるかに有益だ。エコ教はものすごくひろがっているし、政府をも動かしており、人々から莫大なお布施を巻き上げようとしている。
 あらゆる意味で、こいつが最大の悪党であろう。兆円規模の金を国民全体から盗むんですからね。そこいらの悪党の比じゃない。
 
 [ 付記4 ]
 なお、ホメオパシーが法的に規制されないとすると、その場合には、トンデモマニアが初めて有益となる。「法の網にかぶさらない悪党」というのは、人々への啓蒙で対処するのが大切だからだ。啓蒙する意味で、「トンデモだ!」と騒ぐことには、意味がある。
( ※ ただし、以前においては、「トンデモだ!」と騒ぐのは妥当ではなかった。「犯罪だから、取り締まれ!」と主張した私の方針の方が妥当だった。そしてその方針が、「薬事法による規制」という形で実現したわけだ。……だからここまでは、「啓蒙」よりも「法的規制」が有益であった。この件については、下記項目。) 
  


 【 関連項目 】

  → ホメオパシーはトンデモか?
  → ホメオパシーはトンデモか 2
  → ホメオパシーはトンデモか 3
  → ホメオパシーはトンデモか 4
  → ホメオパシーはカルトだ
  → ホメオパシーとエコ
posted by 管理人 at 16:31| Comment(0) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
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