太陽光発電とかけて、ホメオパシーと解く。その心は?
神奈川県知事の黒岩祐治である。
(1) 太陽光発電詐欺
知事選に立候補するとき、太陽光発電の推進を掲げて当選したが、当選したあとは、「実現困難」として、公約をあっさり撤回した。
2011年の神奈川県知事選挙にて、2011年夏までに5万〜15万戸に太陽光パネルを設置するとの公約を掲げていたが、投票日翌日(4月11日)の記者会見において、黒岩は「具体的な議会の日程などを考えると、時間がない。夏の冷房需要に間に合わせるということは別枠で考えないといけない。公約は修正させていただく」と発言し、突然公約の撤回を表明した。福田和也は黒岩の公約について、「シラフだったら許せないよ。太陽光発電パネルを4年間で200万戸に設置するって」と述べてその実現性に懐疑的な見方を示したうえで、公約撤回に至る一連の騒動を非難し「言っていることは支離滅裂」と評した。要するに、嘘八百を掲げて、知事に当選したわけ。詐欺も同然。
( → Wikipedia )
彼が商人だったら、「太陽光発電を販売します」と称して、金を巻き上げたあとで、何も渡さずにトンズラしただろう。それと同じことだ。
(2) ホメオパシー擁護
この人は当選前に、医学系の教授の身でありながら、ホメオパシーを擁護した。正確に言えば、ホメオパシー批判を批判した。
→ 大槻義彦のページ
→ ホメオパシーが叩かれる理由
後者の記事には、黒岩祐治 本人の言葉が引用されている。そこにある言葉は矛盾に満ちているのだが、上記のページの本文では指摘されていない。そこで私が指摘しようかと思ったが、コメント欄で読者がすでに指摘していた。こうだ。
× ホメオパシーそのものが死因ではなく、医療拒否が原因であることは明らかだ。黒岩氏の言葉(×)が間違いであり、正しくは( ○ )の方であることが指摘されている。
○ レメディそのものが死因ではなく、医療拒否(= ホメオパシー)が原因であることは明らかだ。
というわけで、黒岩氏がホメオパシーを(広い意味では)擁護していることになる。
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結論。
黒岩祐治は、太陽光発電やホメオパシーで人々をたぶらかす。
うさん臭い詐欺師というものは、うさん臭いことをやるものだ。
そういう うさん臭さに満ちているのが、太陽光発電やホメオパシーだ。いずれにせよ、これらのどちらかを信じて、だまされないようにしよう。(両方とも信じるようなら、手を付けられない。)