2011年07月20日

◆ 児童相談所とホメオパシー

 児童相談所が忙しすぎる(問題を処理しきれない)、ということだ。
 これについては、前にホメオパシーと関連して、述べたことがある。
 ( ※ たいした話題ではない。)
 ──
  
 児童相談所が忙しすぎる(児童虐待の件数が多すぎて、問題を処理しきれない)、ということだ。各紙夕刊で1面トップになっている。
  → 朝日新聞
  → 産経
  → 日経
 
 これについては、前にホメオパシーと関連して、述べたことがある。
 思い出したので、簡単に紹介しておこう。

 ──

 まず、ホメオパシーの批判者が、次のように述べた。(大意)
 「ホメオパシーを信じている母親にレメディを与えられる子供は、正規の医療を受けられない。これは医療ネグレクトなので、児童相談所に訴えるべきだ。児童相談所には専門家がいるので、専門家に任せるべきだ」
 
 これに対して、私は、次のように述べた。転載しよう。
 問題の根本的な解決を望むのなら、ホメオパシーの会社そのものを摘発するべきです。そうすればレメディー販売もなくなり、根本的な解決になります。
 大量の信者を一人一人児童相談所で対処するなんて、できるわけがないでしょうが。そんなに人間は余っていません。「やるな」とは言いませんけどね。「やりたくても余力・能力がない」というのが私の判断です。
( → コメント欄 2010年10月23日 15:09
 つまり、「児童相談所は忙しすぎるから、ホメオパシーで医療ネグレクトにあった児童をいちいち処理しきれない」ということだ。
 その私の見解が、今回の報道で、裏付けられたと言えるだろう。(特に産経の記事には、ネグレクトの処理件数が1件だけ、と記されている。)



 [ 余談 ]
 上の私の見解は、今回の報道で証明された。だが、私がそれを書いたときには、例によって、「トンデモだ!」と批判されたものだ。   (^^);
posted by 管理人 at 19:12| Comment(8) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
次の見解がある。

> 少なくとも、ホメオパシージャパン株式会社と日本ホメオパシー医学協会が、金銭的なやりとりも含めて現在でも深いつながりがあるという裏付けでもない限り、「食品」を売っている会社を摘発することはできない。当局にはなんとか頑張っていただきたいところではあるものの、ホメオパシージャパン株式会社側も法的な対策はしているわけで、レメディを売る側の刑事的責任を問うのはかなり困難ではなかろうか
 → http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110725#p1

 ──

 会社を摘発することはできなくとも、トラ子を摘発することはできますよ。共通しているんだから。
 私としても、会社でなくトラ子を摘発することを求めたい。

 そもそも詐欺罪は、会社ではなくて個人が対象です。会社を対象とするのは法的要件を満たしていません。会社を「懲役」にすることはできません。

 なお、薬事法による規制はすでに東京都によってなされ、大きな実効性を上げました。
 → http://openblog.meblog.biz/article/3438098.html
 つまり、ネットや講演会での宣伝はできるが、販売の場ではレメディの効能をうたえなくなった。もしやれば、薬事法違反で逮捕されます。
Posted by 管理人 at 2011年07月25日 11:34
上のページ(NATROM)では、ホメオパシーの商売を悪徳商売として批判しているが、どうせなら毒を以て毒を制する方がいい。こうだ。

 「ホメオパシーのレメディーには、放射線が入っているんですよ。危険ですよ。それとセットになった他のレメディーも、成分は同じなんですから、危険ですよ。そばに置いてあるんだから、その影響もありますよ。レメディーの工場そのものが放射能の影響を受けているんですよ。レメディーは福島の放射能で汚染されているんですよ」

 危険厨の恐怖心を逆手に取る。
Posted by 管理人 at 2011年07月26日 00:32
はじめまして、MonzenKozoと言います。
トラ子を摘発できれば本当に嬉しいと思って質問するのですが、トラ子の摘発が可能というのは「詐欺罪」によってでしょうか?

法律に詳しいわけでは無いのですが、詐欺罪の適用には詐欺の行為者に相手を騙す意思(不法領得の意思)があることを証明する必要があったと思います。そうだとするとトラ子に「レメディは本当に効くと思って販売している」と強弁されたら、詐欺罪には問うのは難しいのでは無いでしょうか?
「本当に効くと思って販売」しても、販売の場で効能をうたっていない限りは薬事法違反に問うことも難しそうですし。
Posted by MonzenKozo at 2011年07月26日 02:58
> 本当に効くと思って

 私も法律の専門家ではないので断言はできませんが、そのての言い訳は通らないと思います。本人がどう思うかではなくて、世間的な常識が基準となります。さもないと、あらゆる詐欺は免罪になります。「本当にそうだと思っていた」という言い訳が成立してしまうので。

 例。
 結婚詐欺 → 本当に結婚するつもりだったが、急に気が変わっただけ。
 上げ底商品 → 商品が多いとだますつもりはないのに客が勝手に勘違いしただけ。
 金メッキ商品を純金と偽って売る → 金メッキを「純金」と呼ぶのだと思い込んでいただけ。

 ──

 ホメオパシーはインチキだとすでに指弾されているし、薬事法でも効能を謳ってはいけないと行政に指導されています。なのに「本当に効くと思っていた」という弁解が通るはずがありません。
 日本の裁判所はそういう点では厳しいですよ。ホリエモンが有罪となるくらいだから。たいていの弁解は否定されます。
Posted by 管理人 at 2011年07月26日 12:36
管理人さま

ご回答ありがとうございます。
管理人さまも法律に長けている訳ではないようなので、素人同士の議論となりあまり意味が無い気もしますが、少しだけ続けさせて頂きます。

私の認識では詐欺罪には故意性の立証が必要ですし、一般的にはその故意性の立証が困難な場合が多いと聞いたことがあります。
トラ子の場合でいえば、「本当に効くと思った」と言われた場合に、それが嘘で有ることを証明しないと詐欺罪での立件は難しいとの認識です。例えばだれか友人にでも、「レメディなんて本当は効くわけ無いのに、安価に作れて、高く売れてウハウハだわ」なんて言っている事の証拠とか、自分が病気の時には市販薬しか利用していない証拠があれば、有罪にできると思いますが、レメディの効能に疑いを持っている証拠が出て来ない限りは難しいのでは無いかと思います。


>世間的な常識が基準となります。

そもそも、レメディに効能が無いことが「世間的な常識」であるかどうか疑わしい気がしますが(世間一般で効能を信じている人が一定数いるので)、仮にそうだとしても、事実の錯誤については詐欺罪に問われないと思います。

http://www.credit-guide.biz/cash/2.html

上記のURLを見ると、裁判所は法律の錯誤には厳しいですが、事実の錯誤については故意性が無いとして処罰されないと書かれています。


>薬事法でも効能を謳ってはいけないと行政に指導されています。

薬事法で制限されるのは、あくまで薬としての効果が証明されているものしか効能をうたってはいけないという事であり、事実と異なるかどうかは問題にされていないと思います。例えば、開発途上の未承認薬は事実として効果あるものもあると思いますが、承認されるまでは効能は謳えないですし、逆に効能が認められないとして承認が取り消された薬もありますが、承認が取り消される前までは(事実と異なっていましたが)効能を謳うことが認められていました。

トラ子の弁解として、「現在の科学では証明できないだけであり(だから未承認だが)本当に効くと思っていた」というのはあり得るし、残念ながら現在の法律ではその弁解が通用すると思います。

トラ子自身が効能を信じていないという証拠がどこかにあれば万事解決だと思うんですけどね。
Posted by MonzenKozo at 2011年07月27日 01:22
> 「現在の科学では証明できないだけであり(だから未承認だが)本当に効くと思っていた」というのはあり得る

 被告の主張としてはありえますが、裁判官の見解としてはありえません。理由は下記。

 → http://www.asahi.com/health/feature/homoeopathy_scj01.html

 「ホメオパシー」についての日本学術会議会長談話の記者会見

 ──

 科学的に完全に否定されています。
 それが法的に許容されるなら、あらゆる詐欺は免罪になります。「自分だけはそれが真実だと思っていた」という理由で。
Posted by 管理人 at 2011年07月27日 12:31
>被告の主張としてはありえますが、裁判官の見解としてはありえません。
>科学的に完全に否定されています。

裁判官のレメディに対する見解を、私は問題にしていません。
裁判官がレメディは単なる砂糖玉であり効能が全く無いことを「事実」として認めたとしても、トラ子が「事実の錯誤」をしているとなるため、詐欺罪には問えないとなると思います。

詐欺罪に問うためには、トラ子が「事実の錯誤」をしているのでは無く、嘘を付いている(レメディの効能を本当は信じていない)ことを示す必要があると思います。

そうでないとおっしゃるなら、「事実の錯誤」でも詐欺罪に問えるとする理由をお示しください。
Posted by MonzenKozo at 2011年07月29日 01:08
「事実の錯誤」ではない、ということです。
 「事実の錯誤」は、ホメオパスについては成立するかもしれません。「トラ子の言うことを信じただけです」というわけ。
 しかしトラ子は、誰かの言うことを信じたのではなくて、誰かに信じさせた首謀者です。首謀者には、いっそう大きな責任が生じます。学界で「間違いだ」と指摘されたからには、それを否定するだけの明白な根拠を示す必要があります。

 あなたがどうしても「事実の錯誤」だというのなら、それを「事実の錯誤」だという根拠をお示しください。つまり、「トラ子は誰かの言うことを信じたのだ」ということ、つまり、「トラ子以外の誰か」をお示しください。それを西洋の誰かと言うだけでは駄目ですよ。日本の学術会議や行政を上回る権威を示す必要があります。
 それが私の見解です。

 だいたい、くだらない法律論は、本項の話題ではありません。どこかの法律相談所に行ったらどう? あなたのやっていることは、揚げ足取りにしか思えません。まるでNATROM団のシンパみたいですね。ホメオパスと同様。信仰というものはなかなか脱せないのだ、ということはよくわかります。
Posted by 管理人 at 2011年07月29日 01:20
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