28日はかなり暑かった。まだら模様ふうで、あまり暑くなかった土地もあるが、とても暑かった土地が多い。33度以上の土地がたくさんある。
→ 毎日の全国データ一覧表
温度が急上昇した理由は、快晴だったからだろう。雲のほとんどない快晴の状態がかなり続いた。ただし部分的には、雲の発生した土地もあるから、雲のあった土地では、気温が高めにならなかったようだ。
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このように 33度以上の土地がたくさんあったのだから、各地で人々はヒーヒー言っていた。にもかかわらず、冷房をつけなかった会社が多い。「会社 冷房」という語でツイッター検索すると、ものすごい量のツイートが見つかるが、「うちの会社は冷房をつけていないので暑くてたまらない」という意味のツイートが大量に見つかる。
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具体的な数量を調べるため、東京電力の電力状況を見ると、こうだ。

去年に比べて 15%程度、使用電力は低い。
その去年の気温はどうかというと、次のページから各地のデータを得られる。
→ 気温データ
ざっと見たところ、昨年の同日も、かなり暑いが、本年(今日 28日)よりは 1〜3度ぐらい低いようだ。33度にはなっていない土地が多いようだ。
つまり、今年は去年より 1〜3度も高いのに、使用電力は 15%ぐらい低い。実質的には 20%以上の節電をしている、と言えるだろう。この分だと、気温が 33度から36度に上がっても、最大使用電力は 5200万kW ぐらいで済みそうだ。(現状のような猛烈な節電努力をしていれば。)
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以上のことから、今年は停電は起こらないだろう、とわかる。しかし、それはとっくにわかっていたことだ。肝心の話は、この先だ。
前にも述べたように、東京電力の発表する「最大供給電力」は嘘っぱちだ。(勝手に数値を操作している。)
→ 東電の電力情報操作
では、操作されない、真実の値は、どのくらいか? これを考えよう。
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前に、今年は冷夏? (2011年)という項目で、次の話を掲載した。
6月各週の電力供給力は、7〜10日で4,350万kW、11〜17日で4,710万kW、18〜24日で4,870万kW、25〜7月1日は4,960万kWこれは東電の発表した数値だ。しかし、この数値も、あまり当てにならない。大震災から3カ月以上もたって、いつまでも火力発電所の再開にもたついているとも思えない。最初の予想よりも、再開は進んでいるはずだ。
そう想像して、ネットを探したら、ちゃんと情報は見つかった。こうだ。
《 東電、福島・広野火力発電所を一部稼働 復旧作業2週前倒し 》6月16日には、すでにこれだけが稼働している。そこで引き算すると、こうなる。
東日本大震災で被害を受け全面停止した福島県の東京電力 広野火力発電所(380万キロワット)が15日、一部運転を再開した。復旧作業を当初の計画より2週間前倒しした。
東電の火力発電所では、ほかに鹿島(茨城県神栖市、440万キロワット)と常陸那珂(同東海村、100万キロワット)も被災したが、いずれもすでに復旧。被害の最も大きな広野を残すのみとなっていた。
広野火力発電所は1〜5号機があり、発電タービンなどが浸水したほか船舶から燃料を受け入れる港湾など関連設備も大きな被害を受け、全面停止していた。
この日は、石炭火力の5号機(60万キロワット)が再稼働した。出力は抑制しているが今後、徐々に上げていく。石油火力の1〜4号機も8月末までに順次立ち上げる計画だが、作業を前倒しして進めている。
( → 産経ビズ 2011.6.16
広野火力発電所 …… 380万kW
うち5号機の分 …… 60万kW
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その他の未稼働 …… 320万kW
広野火力発電所の未稼働分が 320万kWとなる。
これに対して、先に発表された数値( 5500万kW の供給を確保)と照らし合わせると、次のようになる。
5500万kW − 320kW = 5180万kW
つまり、現段階で、 5180万kW を確保している。これが真の「最大供給力」だ。さらに言えば、これに加える分として、揚水発電の分と、水力発電の分がある。いずれもかなり低めに見積もられているから、実際には「余裕」となる分がかなりある。ざっと見て、現段階ですでに 5500万キロワットは確保されている、と見ていいだろう。(水力を込みにすれば。)
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現実の使用量はどうか? 先の図を見ればわかるとおり、4400万kW 程度だ。余裕は 1100万kW もある! 火力の分だけを見ても、5180万kW に対して、800万kW ぐらいある。
とすれば、33度の気温のなかで、無理に節電する必要はない。まったくない。
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結論。
人々は過剰に節電しすぎている。晴れていない曇りの日であれば、節電する必要はさらさらない。
また、本日 28日のように、33度を超えるような暑い日ですら、過度に節電する必要はない。暑ければ暑いで、冷房を使っていい。特に、東電の電力使用状況のページを見て、電力に余裕があると判明しているときには、どんどん冷房を使っていい。
さらに言えば、東電の電力使用状況のページを見て、電力に余裕がないと判明しても、それでもどんどん冷房を使っていい。なぜなら、東京電力の数値は、嘘の数値だからだ。本当は、その数値よりも、ずっと多い数値が確保されている。
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真相を言おう。次のことが真相だ。
「現段階では、最大電力供給力は 5180万kW である。8月中旬〜下旬には、5500万kW である」
これが真実だ。とすれば、この数値にならない限りは、電力は余っているのだから、節電なんかしないでいい。どんどん電気を使っていい。冷房を切る必要はさらさらない。
《 以下、取り消し。理由はコメント欄 》
さて。私の言っていることを信じられない人もいるだろう。そこで、傍証となる証拠を出そう。東電自体が、「節電なんかしなくていい」ということを、ちゃんと実行しているのだ。
まだ騒いでる人いるけど、東京電力株主総会、今おわりました!
6時間かかった。エアコン効き過ぎだったよ!
( → twitter )
東京電力自身は、節電なんかちっともしていない。エアコンを弱めにつけるどころか、滅茶苦茶にエアコンを使っている。なぜか? 電力はあり余っている、ということを知っているからだ。節電なんかする必要はない、とはっきり知っているからだ。
今どき、東電管内でエアコンの節電なんかをしているのは、電力状況を知らない人だけだ。電力状況を知っている人は、節電の必要はない、とわかっている。だから、無駄に節電なんかしない。
ま、涼しい日にまでエアコンを使えとは言わないが、少なくとも、33度を超えるような日には、遠慮せずにエアコンを使っていいのだ。
[ 付記 ]
大阪では気温が 35度ぐらいになった。公式値では 34.7 度。他に、地域ごとに、もっと高くなった。
大阪府内では今年初めての猛暑日となった。大阪管区気象台によると、堺市で35.9度、大阪府八尾市でも35.5度を観測した。また、京都府京田辺市では6月としては観測史上最高の35.7度を記録。大阪市(34.7度)、奈良市(34.4度)などでも今年一番の暑さとなった。30度以上の気温はしばらく続く見込みという。橋下府知事は、別に「エアコン停止」を命じたりはしなかったようだが、それでも停電は起こらなかった。関電も「逼迫しました」とは言わないようだし。
( → 読売新聞 )
とすると、大阪では停電は起こらないのかも。橋下府知事も私も、当てはずれ。
いや、私はもともと、「節電すれば大丈夫」と言っていたが。……大阪の人も、自発的に節電したのかな? それとも関電も、東電みたいに嘘をついていたのかな?
【 追記1 】
コメント欄で教えてもらった情報の転載。
《 熱中症搬送は前年の5倍超 》ま、特にお年寄り・乳幼児・病弱者は、「28度を超えない」ようにしたい。
熱中症のため6月20日から26日にかけて病院へ搬送された人は全国で2996人に上ったことが総務省消防庁の速報値で28日分かった。先週の猛暑が原因で、前年同期の5.3倍に当たり、わずか1週間で昨年6月の搬送者数(2276人)を上回った。搬送直後に死亡した人は7人。
消防庁は熱中症への住民の注意喚起を要請。「節電は大事だが、エアコンも使うなどして室温が28度を超えないよう心掛けてほしい」としている。
( → 共同通信 )
【 追記2 】
需給が逼迫したときに企業の電力使用を止めてもらう「需給調整契約」の分もある。これが 280万kW だ。(新たに積み増ししたので、過去の分から大幅に増えた。)
→ 電気新聞 2011-06-28
この分も加わるので、余裕はさらにひろがる。現状では、余裕綽々というところだ。

これについては、次のサイトに、有力な根拠がある。大阪の人の公共道徳心がまさしく歴然とわかる。
→ http://www.news-postseven.com/archives/20110622_23704.html
( ※ ま、人口も影響するんですけどね。それにしても東京よりも多いとは。……)
放射線より問題でしょうね。
すでにニュースになっています。
熱中症搬送は前年の5倍超(共同通信)
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011062801001093/1.htm
タイムスタンプは 下記 ↓
→ http://www.tepco.co.jp/forecast/index-j.html
東電の示した「最大供給電力 4900万kW」が真実だとすれば、12時の時点で、「逼迫してきたので冷房を止めてください」と呼びかけても良さそうだが、そんな呼びかけはしない。実際には余裕綽々だからだ。
どうせなら、みんながたくさん使用して、5000万kW ぐらい使えばいいのに。そうすれば、東電の発表値が嘘だと、はっきりと知れ渡る。
(現実には 5500万kW 以上あるから大丈夫。ただし「需給調整契約」と揚水発電の分を込みにする。)
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電力使用率93%超 東電管内、震災後最大4570万キロワット
2011.6.29 16:29
29日の東京電力管内の電力需要は午後2時台に4570万キロワットに上り、3月11日の東日本大震災後では最大を記録した。この日の東電の最大供給力は4880万キロワットで、供給力に対する使用量の割合(使用率)は93・6%に達し、余力が乏しくなった。
気象庁によると、東京都心(大手町)は午後1時すぎに気温35・1度を記録し、今年初の「猛暑日」となった。電力使用量も、冷房需要でぐんぐん高まり、使用率は午前中の段階で、90%を突破していた。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110629/biz11062916300028-n1.htm
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これだって昨日と大差ない。余裕はたっぷりとある。「最大供給力は4880万キロワット」「余力が乏しくなった」なんて、ただの嘘っぱちだ。これが本当なら東電は大慌てだが、東電は平気の平左だ。
→ http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110629t73014.htm
だったら東電の電力を 100万kWぐらい融通すればいい。そのくらいは大丈夫だ。
そもそも、今日は全国的にものすごく暑かった。
→ http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/synopday/data1.html
これでも大丈夫だったのだから、東北に融通はできる。万一の場合には、「翌日休業」または「当日午後休業」の制度を実施すればいい。……ただし、それが実行されることはないだろう。あくまで万一の対策だ。
「復興のため」と唱えるのであれば、まずは東北の計画停電回避の策を練ることが第1だ。
誰もがめざすべきことを間違えている。
例えば台東区では、スポーツセンターで学校の体育祭をやっていて、16人が搬送されたそうですが、こんなクソ暑い日に体育祭なんかやること事態、AFOの所業…そういえば昨年も、残暑厳しい中体育祭をやって、熱中症患者が続発したかと思います。大人では、真昼間にムリな営業や配達なんかさせられていたのかもしれません。
お年寄りなんかでははじめからエアコンを持っていない(買う金がない)とか、エアコンの風が嫌いだという人もおるだろうし、またトイレが近くなるからと、水分補給をこまめにしない人も多い…
管理人さんの提唱される「猛暑予報」をやるべきですね。
本当に節電をしていて搬送された人がどれくらい増えたか…ということを言わないで「節電で熱中症が増える、だから安全対策が充分できていなくても原発をうごかそう!」という世論づくりか、それでも「電力足りない」キャンペーンを続け、熱中症患者・死者を増やし「それみたことか、脱原発なんで言っていたヤツが悪い!」と責任転嫁をするのか…