2011年05月29日

◆ 太陽光パネルと台風

 太陽光発電をするなら、台風の対策が必要だ。個人住宅の屋根に付けるならともかく、他の方法を使うと、太陽光パネルを固定するコストが莫大になる。もちろん、平地でも。 ──
 
 沖縄ではものすごい台風が来た。人が一人で立っていると吹き飛ばされる。二人で何とか、ワゴン車を風よけにしていたら、横風でワゴン車が横転して、危うく踏みつぶされそうになったという。
 → http://logsoku.com/thread/hato.2ch.net/lifeline/1306502104/

 それほどひどくはなくても、台風は本州の各地を襲う。
 さて。太陽光発電のパネルを設置していたら、台風が来たとき、どうなるか? 

 ──

 普通は、個人住宅の屋根に置くだけだから、特に大きな問題は起こらないだろう。普通に対処すればいい。
 しかし、平屋根だと、立てた支柱の上に載せたパネルが、台風のせいで吹き飛ばされそうになる。そこで、それを避けるために、非常に頑丈な装置を設置する必要がある。
  → http://homepage2.nifty.com/domi/bikan.html

 当然ながら、かなりコストが高くなる。
  ・ 頑丈な太陽光パネル固定具
  ・ 頑丈な支持柱
  ・ 頑丈な屋根と固定具

 相当、大がかりな工事が必要だ。

 ──

 では、普通の土地に設置する場合は? 次の二者択一だ。
  ・ 地面に水平に寝かせて設置する。
  ・ 支持柱と固定具を使って、斜めに設置する。


 前者ならば、冬には発電量が激減する。後者ならば、コストが激増する。
 というわけで、次のように結論できる。
 「平地(地面上)に太陽光パネルを設置するのは、効率的またはコスト的に、とうてい成立しない」


 換言すれば、次のように言える。
 「太陽光パネルを設置するのは、高効率かつ低コストで成立させるには、個人住宅やアパートの屋根に設置するしかない」


 このことは、前から言われてきたことだ。個人住宅やアパートの屋根なら、もともと斜面があるから、そこに太陽光パネルを設置するだけでいい。しかし、ビルの屋上や平地の地面では、パネルを斜めにするためのコストが大幅にかかるので、水平に置くしかない。そうなると、冬の発電効率は大幅に落ちる。
 
 ──
 
 ここまで読めば、わかるだろう。
 孫正義の「農地で太陽光発電を」というのは、あまりにも愚かなことだ。どうせやるなら、個人住宅の屋根でやるべきだ。
 「農地が余っているから農地で」というのは、他人の土地を当てにして自分が補助金をたんまりとかすめとろう、という魂胆で言っているにすぎない。本当に太陽光発電を普及させたいのなら、「個人住宅の屋根で」と言えばいいのだ。しかし、そうは言わない。
 このことからして、孫正義には正義がないことがわかる。
 


 [ 付記1 ]
 傾いた屋根のある個人住宅以外では、太陽光発電はコスト的に成立しがたい、ということは、専門家ならば誰でも知っている。業界の常識。
 なのに、孫正義は無知な素人のまま、常識も知らずに、間違った方面に突っ走る。裸の王様というありさまだ。誰も真実を教えてあげないのだろうか。(教えてあげるような親切な人は、私ぐらいだ。)
 たいていの人は、孫正義が勝手に突っ走ってこけて倒産するのを、「いい気味」と思って見守っているのだろう。「勝手にこけてしまえ」と思って、放置しているのだろう。意地悪ですね。(私みたいに親切な人は、めったにいない。  (^^); )

 孫正義は、どうすればいいか? 「自分は太陽光発電には無知だ」と自覚して、すべてを部下に任せればいいのだ。そうすれば、専門家の知恵によって、「個人住宅以外では無理」という結論を出すはずだ。
 「自分は頭がいい」と思って独断専行する素人ほど、哀れなものはない。

 [ 付記2 ]
 どうせやるなら、下記の方がいい。
  → 1千戸に太陽光パネル…工場跡地に環境配慮の街
 
 民間が自発的に太陽光パネルを設置する。行政が若干の補助金を出すとしても、地面に太陽光パネルを設置するよりは、格段に効率がいい。また、新築する全戸でいっせいにやるならば、コスト的にもあまり高くならずに済む。建物に大量生産の効果が出るから、その効果の分だけで、太陽光パネルの設置の費用をまかなえるかもしれない。
 お馬鹿な孫正義や橋下よりは、藤沢の方がずっと利口ですね。

 ま、アホの大阪のことだから、台風によって太陽光パネルが全部吹っ飛ばされたころに、笑いの受けを取るつもりなのだろう。
 孫正義と橋下ならば、絶好のコンビだ。二人ともツッコミなのがちょっと難だが。ボケには、大阪府の前知事が適任だ。日本の前首相もいいかな。いかにも楽しそうな漫才。
   


 【 関連項目 】
 
  → 太陽光発電と屋根

 パネルの設置には、十分な傾斜のある屋根が必要だ、という話。
posted by 管理人 at 12:26| Comment(2) |  太陽光発電・風力 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人様は本当にご親切です。転ばぬ先の杖として貴ブログを愛読させていただいています。ありがとうございます。
私は意地の悪い人間なので、他人のカネをあてにする希代の悪徳商売人の孫正義は、失敗して早くこけてしまえと、楽しみにしています。
Posted by 名無しの at 2011年05月29日 15:42
関東以南の架台についてはそれほどのコスト増でもないと思います。陸屋根住宅用でも若干高い程度ですし、角度を10°程度と低めにすれば大げさな架台にはならず、多数並べた場合お互いの影が落ちにくく、風にも強くなります。冬のロスもそれほど大きくないです(最適角度に比べ東京で年間5%、沖縄なら1%以下)。
現状、昼間ピークは夏場に大きいので、冬場効率が落ちることは大きな問題ではないとも言えますし。
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/solar/20110603_448073.html

ただし、誰かさんが大量設置すると言ってる東北以北は低角度設置は効率・雪の両面で問題がありそうです。
さらに問題は基礎工事ではないでしょうか。
陸屋根のようにある程度しっかりした平面がある場合と、耕作放棄農地じゃあ天と地の差があります。パネルを置くだけなんてのは論外として、どうしてもある程度の基礎工事の上に住宅陸屋根のような架台設置となるでしょう。これがコストを押し上げると思われます。以前話題の雑草対策などもあるし。
杭を打ってそこを基礎にするとか、何らかのコストダウン策は生まれるでしょうけど、地震・豪雨時でも流されたりしないなどを要求すると結局ある程度のコストがかかる気がします。

大規模設備の設置で住宅と同じレベルの売電単価を要求すること自体コストが高いことを物語っていると思う。おっしゃるとおり当分は建物の屋根を中心にすべきだと思います。

新築での設置コストを下げるため、国主導で取り付け架台の共通化もやってほしい。その架台がボルトオンで取り付けられる屋根が普通に作られれば、後付のコストも下がります。いつまでもオーダーメードで高い工事費を許容してはいけないと思う。
補助金出すならそういう誘導もやって欲しいな。
Posted by aki at 2011年09月03日 13:09
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