2011年05月22日

◆ エアコン掃除で省エネ

 エアコンは、ホコリが詰まっていると、電気を食う。そこで、省エネをするといい。 ──
 
 「エアコンで省エネをするために、新型高級エアコンを買いましょう」
 なんていう声もある。
 だが、それで元を取れるのは、毎日 10時間近くをずっと使っているような、エネルギー浪費の家庭だけだ。エアコンをあまり使わない家庭では、新型エアコンで元を取れることはない。
 また、新型高級エアコンで省エネというのは、人のいる場所だけを特殊なセンサーで検知して、人のいる方に冷気を向けることの効果だ。人がたくさんいる場合には、たいして省エネにはならない。どちらかと言えば、そこに扇風機で風を送る方がいい。サーキュレーターを使ってもいい。こちらは安価だ。2000円以下。
  → サーキュレーター (空気循環用の扇風機)

 ──

 一方、新型であろう旧型であろうと、使い続けるうちに、内部が汚れて、冷却効率が落ちる。具体的には、冷却フィン(金属の薄い板がたくさん重なっている部分)に、ホコリが付く。こいつを洗浄すると、冷却効率が上がる。
 では、どうやってフィンを洗浄するか? 簡単ではなさそうだ。そこで、ネットで探したら、情報が見つかった。下記の三つのサイトがある。

  → 説明1
  → 説明2
  → 説明3

 洗浄のための洗浄剤は、これだ。
  → エアコン洗浄剤 冷却フィン用
  → エアコン洗浄剤 送風ファン用
  → エアコン内部クリーナー

 なお、掃除をすると、変な臭いがしなくなる、という効果もあるそうだ。



 [ 付記1 ]
 「もともと掃除しやすいエアコンを買う」
 という発想もある。具体的には、次の商品だ。
  → 三菱の「お掃除簡単」というエアコン
  → その内容
 
 なお、「お掃除の簡単なエアコンがほしい」という要望は、下記にある。
  → エアコン設計にみる昭和的発想

 ここでは、そういうエアコンがほしいという要望に応えて、私がネット上のあちこちを探したが、見つけるのには、骨が折れた。上記の三菱のエアコンは、あまり売れていないようだ。「自動掃除機能」というやつばかりが目立つ。

 本項で述べたのは、「お掃除簡単」どころか「お掃除大変」(?)という感じの、旧型機種を持っている人のための情報だ。(私のため、とも言える。  (^^);  )
 
 [ 付記2 ]
 話を本題に戻すと、
 「省エネのためには、エアコン掃除を」
 ということだ。政府にだまされて、「省エネのために新型エアコンを買おう」なんて踊らされる必要はない。
 省エネのために一番効果的なのは、エアコンを買い換えることではなくて、エアコンの使用時間を減らすことだ。それで十分。無駄な金を払う必要はない。
 ま、払いたい人は、払ってもいいが。別に、止めはしません。
 (ただし、払いたくもないのに、だまされて踊らされて払うのは、馬鹿げている。)

 こういうふうにだまそうとする声は、あちこちにある。たとえば、下記。
  → 今すぐエアコンを買い替えよ
 だまされないように。(最新機種では大幅に省エネだ、というのは、嘘である。正しくは、上記のように、一人だけのときのセンサーによる風向調整だ。それだけ。)
 


 【 関連項目 】

 本項の続編がある。

  → エアコンで節電
posted by 管理人 at 10:39 | Comment(1) | エネルギー・環境1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フィルターのホコリを、こまめに落とすだけで良いのにね(^^)
Posted by あるみさん at 2011年05月22日 23:47
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