政府のエネルギー政策が報道された。
政府はサミットで菅首相が表明する「将来構想」の骨格を固めた。私としては賛同できない。
原子力発電について、安全性を高めた上での利用継続方針を打ち出すとともに、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの利用拡大を表明する。
再生可能エネルギーの最大限の活用を目指すことが柱だ。具体的には、大規模な太陽光発電施設の建設や、国立公園での風力発電などを想定した設置基準緩和などを進める。
( → 2011年5月14日 読売新聞)
(1) 原発の安全性
「原子力発電について、安全性を高めた上での利用継続方針」と言うが、安全性を高めるには、抜本的な対策が必要だ。 ( → 次項 )
わかっているのだろうか? わかっているはずがない。どうせ「防潮堤で津波対策」という程度のことだろう。見当違いのことをして、事足れりとしている。
こんなことでは全然ダメだ。
(2) 太陽光・風力
大規模な太陽光発電施設の建設というのは、あさっての方向を向いている。太陽光発電ならば、家庭で屋根の上に付けるのが最善だ、ということは、以前からわかっている。どこかに大規模施設を作るとしたら、
・ 土地代がかかる
・ 送電線を構築するコストがかかる
・ 送電の途中でエネルギーロスが発生する
という無駄が生じる。全然、割に合わない。
また、風力発電は、海岸線のみが有効だ。内陸部の国立公園におくのは、多くの難点がある。
・ 景観破壊
・ バードストライキング
・ 低周波騒音
・ 送電線を構築するコストがかかる
国立公園に、送電線の鉄塔が延々と点在するなんて、うんざりだ。
「夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 送電線」
なんて歌は、歌いたくない。
──
というわけで、政府案は全然ダメ。
菅首相はサミットでツッコミが来るかもしれませんよ。恥をかかないことを祈る。 (^^);
[ 付記 ]
ところで、サミットの会場には、風力発電を設置して、送電線をいっぱいつなげましょう。 (^^);
あと、サミットの電力は、太陽光発電を使いましょう。もし晴れなかったら? そのときは、みんなで、自転車発電を漕げばいい。 (^^);
→ 自転車発電(動画)
笑える。 (^ゝ^)
ttp://sankei.jp.msn.com/politics/news/110531/stt11053117580006-n1.htm
詳細は分からないので今より安全かどうかわかりませんが、
以前、管理人さんが言っていたアイデアに近いかな