浜岡原発の停止により、中電(中部電)で電力不足になりそうだ、という見解がある。次のような。
中部電は余った電力を東京電力に分け与えている。その余裕が減るのを見越し、海江田万里経済産業相は関西電力に中部電への供給を要請。電力がところてんを押すように関電→中部電→東電へと流れる仕組みを検討中だ。ただ、関電も定期検査中の原発があり、中部電にどれだけ協力できるかは不透明だ。このような「電力不足の危険」は、しばしば語られる。
( → 朝日新聞 )
そこで、次の対策を取ればいい。
「西日本で節電運動をする。中電の電力不足を、西日本で少しずつ分かち合う」
上記の記事では、
関電 → 中部電 → 東電
という流れがあるが、関電に対しては、西日本全体で対処できる。いずれも 60Hz だからだ。
九電 → 中国電 → 関電 → 中部電
というふうに。
これに対して、次の心配もある。
「そんなことをしたら、電力不足が、西日本全体に広がって、大変なことになる。全国で電力不足が発生する!」
しかしそれは、計算ができない阿呆の発想だ。浜岡の出力は「4号機は年間 114万kW、5号機は年間 138万kW」ということだから、合計して、年間 250万kW だ。この量は一定である。この一定量を、西日本全体で分かち合うだけだ。それまでは中部電だけで負担するはずだったのを、西日本全体で少しずつ分かち合うだけだ。
そのためには、西日本全体で、少しずつ節電すればいい。東日本では、店舗が暗くなっているし、家庭でもこまめに消灯したりしているが、それと同様のことを、西日本全体でやればいい。
なお、東電の場合には、1日に5百万kW 程度の節電が実現できている。ならば、西日本全体でも、同規模の節電は可能だろう。浜岡で止まる 250万kW の分を上回り、お釣りが来る。
というわけで、提唱しよう。
「西日本で節電運動をする。中電の電力不足を、西日本で少しずつ分かち合う」
と。
( ※ 今までは、東日本の震災に、西日本では節電によって協力することはできなかったが、今後は、「九電 → 中国電 → 関電 → 中部電 → 東電」という形で、協力できることになる。国民みんなで協力し合う。仲良きことは、うるわしきかな。)
[ 付記 ]
ただし、本当のことを言うと、国民は何もしなくても済む。というのは、東日本大震災の影響で、トヨタは大幅な生産減少になっているからだ。(部品がないので生産できない。これは 12月まで続く。)
トヨタは、8月中は全部夏休みにするか、午後休み(半ドン)にすればいい。どうせ生産できないのだから、無駄に工場を稼働して電気を食う必要はない。休んでおけばいいのだ。それだけで中部地方の電力は、大幅な節電ができて、余裕たっぷりとなる。
トヨタがちょっと工夫するだけで(というか無駄な生産をやめて効率アップするだけで)、西日本全体の節電は不要になる。
しかしまあ、トヨタは馬鹿かもしれないから、そのときのための対策として、西日本全体で節電するという案はある。ま、節電はそれ自体、よいことであるから、これはこれで独自に実行するといいかも。(電力会社は売上げが減って困りそうだが。)

また一時的に東電や中部電力の不足分を西日本が応援しないといけないのもその通りだと思います。
しかし、中長期的には東京への一極集中解消(しかも南関東大震災のリスクあり)のために一定中央官庁の機能や企業の拠点を西日本へ移しておくことも必要と思います。今回の電力供給の問題契機に政策的に(西日本移転の場合は補助金など)考えるいい機会だと思いますがどうでしょうか?
→ http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E9%83%BD%E6%A7%8B%E6%83%B3
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「浜岡原発の運転を停止しても停電しません」
2011年4月8日に中部電力広報部の方に電話で確認しました。
2009年8月11日の駿河湾地震から同年9月14日まで、そして2010年11月29日から2011年1月24日まで全機運転停止をしていました。
「全機運転停止中、停電することもなく、節電も呼びかけいてない」という事実も、2011年4月8日に中部電力の広報部の方に電話で確認しました。「一年で最も電気を消費する夏の時期」でさえ、浜岡原発が止まっても電力が足りていたのです。
→ http://stophamaokanuclearpp.com/blog/?p=489