外部被曝と内部被曝が違う、という話は前から聞いていたが、軽視していた。実はかなり大きな影響があるようだ。
具体的に言うと、40ミリシーベルトというような数値でも、次の二つは異なる。
・ 外部被曝 …… 外部からの照射で浴びる。
・ 内部被曝 …… 空気中にあるセシウムなどを吸い込んで体内に取り込む。
前者は、原子炉のそばで作業した場合など。あまり大きな影響にならないらしい。
後者は、原爆症の患者など。大きな影響があるらしい。
──
より詳しく説明しよう。私の話ではなく、他のサイトからの引用。元ネタは書籍で、その書籍の紹介という形。
ベトカウ効果といわれる少量の放射性物質が体内に長期間滞留したときの影響は、強い外部被曝以上の影響があるということだ。以上の話は、書籍の紹介としてある。元ネタとなる書籍は、これだ。
ベトカウ効果では、少量の放射線を体内に取り込み、体液の中で作用すると、外部被曝よりも大きな影響があり、昔、原爆で被爆した人々に特有の「ぶらぶら病」や劣化ウラン弾の影響などが説明できるという衝撃の研究がある。
放射性粒分子が酸素の溶け込んだ体液の中で酸素分子に衝突し、電気を帯びた毒性の高い活性酸素(フリーラジカル)を生み出す。この活性酸素が発ガンの原因となる要素の一つでああることは分かって来た。このフリーラジカルが細胞膜を破壊し、放射線が核を直撃し、DNAの転写を狂わせ、さらに、DNAにある細胞分裂のブレーキとなる要素が損傷して、細胞の癌化が始まるのである。
人工放射線と自然放射線は別だということである。自然放射線は外部放射線であるが、人工放射線は死の灰や微粒子として人間の体内に残留するからである。
( → 出典ブログ1 )
──
ベトカウ効果とは、アブラム・ベトカウ氏が1972年マニトバにあるカナダ原子力委員会のホワイトシェル研究所で全くの偶然から、ノーベル賞に匹敵する大発見をした。「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、低線量放射線を長時間、放射することによって容易に細胞膜を破壊する」ことを実験で確かめた。これはこれまでの考え方を180度転換させたベトカウ効果と呼ばれる学説で、恐ろしい低線量放射線が体内に入ると、一生涯体内の細胞膜を破壊し続けることが証明され、不治の障害である事が判明した。
人体の細胞は全て液体に包まれているので、低線量放射線は体液中に浮遊する酸素分子に衝突して、電気を帯びた活性酸素になり細胞膜を破壊し大穴を開け、そこから放射線分子が細胞内に入り、新陳代謝を混乱させ、遺伝子を傷つける。傷つけられた細胞が分裂を繰返すとキズも其のまま受継がれ突然変異を起す。生殖に関する細胞なら代々、子孫の生殖細胞に傷が受継がれ、何代目かの子孫に障害を発生させる。これが低線量放射線の内部被曝の恐ろしい実相である。
( → 出典ブログ2)
内部被曝の脅威
[ 付記1 ]
私の感想を言うなら、さらに、次の二点を区別するべきだろう。
・ 短期的に受ける (原発作業、原爆)
・ 長期間をかけて受ける (飯舘村)
ただ、内部被曝の場合は、体外に排除されるまで時間がかかるので、長期と短期の違いは少なめかもしれない。
簡単にまとめると、次の通り。
・ 原爆症 …… 内部被曝あり / 1日 100 mSv
・ 飯舘村 …… 内部被曝あり / 1年 40 mSv (20 mSv は地上 20m)
・ 作業員 …… 内部被曝なし / 1日 200 mSv
[ 付記2 ]
内部被曝への対策としては、放射性物質を吸い込まないように、マスクを使うといいそうだ。
空気中に放射性の塵が舞っているような状況では、マスクの着用をお勧めします。ふうむ。そうだとすると、飯舘村の人は、退避しなくても、マスクをずっと付けているだけでも、効果がありそうだ。ただし、一日中ずっと付けている必要がある。運動中も、睡眠中も。(食事のときと水を飲むときはしなくてもいいかもしれないが。)
手元に国際原子力機関(IAEA)の資料があり、「木綿のハンカチーフ1枚で口を覆うと、放射性微粒子を28%除去できる」というデータがあります。さらに、
8つ折にすると除去効率は89%
16折にすると除去効率は94%
というデータもありました。また、水に濡らすと1枚でも64%の除去効率になったケースがあるそうです。
もっと興味深いのは、トイレットペーパーです。ハンカチより脆そうに見えますが、実は目が詰まっており
3つ折のトイレットペーパーでの除去効率は91%
という数字が出ています。
( → 出典 )
あと、食品はみんな水洗いする必要がありますね。いったん水洗いして料理しても、そのまま放置しておくと、料理にどんどん放射性物質が付着して、それを食べてしまうことになる。
こんなことをずっとやっているわけには行くまい。5月末までに飯舘村から退去する(計画避難区域)ということだから、それまでの我慢かな。
【 関連サイト 】
→ 100mSv以下は安全のトンデモ学説
タイトルは扇情的だが、いろいろと情報が記してある。

以前NHKのニュースウォッチ9(6/16放送)にて「食品中の放射性物質を減らす方法」を紹介していたので、同内容のもののリンクとそれの要点を簡単に示しておきます。
心配されている方には、気休め程度かもしれませんが。
【(産経新聞)放射性セシウム減らす調理法は?】http://blog.todakouen.jp/archives/51254596.html
・肉魚は塩水で内部の水出し、野菜類は水洗いとあく抜き
・煮物、煮付け、酢漬け
・バランス良い食事
より詳しい実験結果(多岐にわたる調理・加工法とその除去率)は下のリンクに記されています。
【食品の調理・加工による放 射 性 核 種 の 除 去 率/原 子 力 環 境 整 備 セ ン タ ー】
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_1.pdf
ex)煮沸処理したほうれん草のおひたしは50〜80%セシウムが除去される。
※セシウムは水溶性である性質から煮汁等に溶け出し、ある程度除去される。よって、液体は必ず捨てること。
(どこに書き込むべきか悩みました。)