池田信夫が太陽光発電について、さんざん悪口を言っている。最近の彼の twitter は、こればかりだ。
→ 池田信夫の twitter
どうも、悪口を言うのが好きな人らしく、水を得た魚のごとく、太陽光発電への批判を語り続けている。魚が喜んで、ぴんぴん撥ねている感じかな。
では、私の評価は?
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彼がいつから太陽光発電を批判しているのかと思ったら、つい最近になってからのようだ。Google の「期間指定」の検索で調べると、たとえば、2009年07月30日では、別に批判していないし、どちらかと言えば肯定的だ。
→ スマート・グリッドは「電力のインターネット」になるか
その後も、特に批判は見当たらない。2010年の 10月頃から、ようやくチラホラと見かけるようだ。
彼が太陽光発電を大々的に批判しているのは、つい最近になってからのようだ。
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一方、私は昔からずっと太陽光発電には批判的だった。
→ カテゴリ一覧
その趣旨は、「技術開発はいいが、補助金で普及を促進するのはダメだ」というもの。これは首尾一貫している。本サイトで最初の記事はこれだ。
→ 太陽電池への補助金 ( 2006年10月31日 )
別サイトの「小泉の波立ち」では、もっと古くから批判的だった。当時は「太陽電池」という名称で書いている。最も古いのは、これだ。
→ 2002年2月07日
私は、9年も前から太陽光発電に批判的だった(コスト的に無理だという批判をした)のだ。そんな私としては、池田信夫が私よりも9年ぐらい遅れて、ようやく私の批判に同調してくれたことは、好ましい。彼もようやく私に追いついたようだ。
というわけで、私は池田信夫を支持したい。……いや、言い間違えた。私の見解を支持してくれる(同調してくれる)池田信夫を、ありがたく思う。
私がいちいち太陽光発電や孫正義を批判する手間が省けた。 (^^);
孫正義のような太陽光発電の信者については、本来ならば、私が孤軍奮闘して、批判しているはずだった。ところがどういうわけか、池田信夫が私のかわりに、ブルドッグのごとく噛みついている。
おかげで、手間が省けた。私としては、別の方面に力を入れることができる。 (^^);
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それにしても、つい最近までは、朝日などのエコ派の「太陽光推進」の記事ばかりで、批判するのは私の孤軍奮闘だった。それがようやく、世間も私に追いついてきた状況だ。まことに好ましいと言える。慶賀すべきことだ。
で、世間が私に追いついたのであれば、私としては、いちいち太陽光発電を批判する必要がなくなった。今後は、この分野では、あまり口を出さないようにしよう。
私が語ることは、常に常識に反することだが、その発想が、世間の常識となりつつあれば、もはや私が語る必要はない。先行者としての私の役割は、もう終わったようだ。今後は、悪口を言うのが好きな人に、役割を委ねたい。
[ 蛇足 ]
「あまり口を出さないようにしよう」と語った舌の根も乾かないうちに何だが、…… (^^);
孫正義の発言。
「天気の悪いときには、火力発電を使えばいい。バッファとして考えている。ようやく太陽光発電の不安定さを認めたようだ。
( → 出典 )
しかし、上の発想を取るなら、コスト計算を改める必要がある。バッファとしての火力発電のコストを考える必要がある。つまり、設備コストは、「太陽光発電設備 + 火力発電設備」となる。
なのに、コストを考えるときは「太陽光だけで火力なし」にして、受け取る電力は「太陽光と火力」じゃ、コスト計算と、受け取る電力とが、異なっている。二枚舌だ。ペテンですね。
こういうインチキ論理については、私はどうしても否定したくなる。 (^^);
[ 余談 ]
上記の 太陽電池への補助金 という項目では、太陽光発電をコスト面から批判した。そのついでに、原発への言及として、次の一文も書いた。
「原発は、山をくりぬいたトンネルのなかに設置する。または、炭坑のあととか、大谷石を掘り出したあととか、離島とか。……いずれにせよ、万一のことを考えた場所に設置する。」2006年の時点で、こう書いていた。政府がこの意見を採り上げていたら、福島の事故も起こらなかっただろうに。(それなら、津波をかぶることもないので。また、爆発しても、放射能が飛び散ることもない。)
これで、コストがいくらか高くなるとしても、やむを得ない
池田信夫は、太陽光発電では私に追いついたが、原発ではまだ私に追いつかないな。追いつくには、あと何年かかかりそうだ。たとえば、浜岡の事故が起これば、私の「安全性重視」の発想に同調するだろう。
【 関連サイト 】
週刊朝日の最新号で、「原発の危険性」という特集をやっている。内容はネットで立ち読みできる。
→ http://digimaga.ocn.ne.jp/magazine/100001.html
※ MS-IE 専用。他のブラウザはダメ。
(1)補助金無し
(2)電力買い取り料金上乗せ無し
ソフトバンクを売却して、電力会社を設立しましょう。
ソフトバンクだけでなくIT屋の商売の基本ですから…
ホワイトプランも、付帯条件がないことが売りだったのに
いつの間にか新規加入は二年縛り途中解約ペナルティー有りになっていますし
能力も功績も申し分ないですが
昨今の過剰な孫さんフィーバーは怖いですね
私の周りやネット上だけかとは思いますが…