炭酸ガスを固体化すると、ドライアイスになる。これを南極の地下に封入すれば、低コストで炭酸ガスを削減できそうだ。 ──
原発が減ると、火力発電が増えて、炭酸ガスが増える。これは「地球温暖化を止めよ」という風潮に反する。
そこで、私としては、「炭酸ガスを固体化して、南極の地下に封入する」という案を提案したい。
( ※ 思いつきなので、実現性のほどは、保証しません。)
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炭酸ガスの物性は、下記にある。
→ Wikipedia
常圧では、マイナス 79度(摂氏)で昇華する。(気体 ←→ 固体)
圧力を掛けると、もっと低い温度で昇華する。
南極の気温(地表)は、下記の通り。
→ Wikipedia
大陸周辺では -20度ぐらいだが、奥地に行くと、 -60度 ぐらいになる。ただし夏には、-30度ぐらいまで上昇する。
南極の地下ならば、もっと気温の変動は少なく、かつ、圧力が高い。地中に近づくにつれて、温度は上昇するが、圧力も上昇するから、炭酸ガスを封入できそうだ。氷の地下だと、氷が移動する問題があるが、それは何万年もかかるから、心配するほどのことはないだろう。今のわれわれが心配するようなことじゃない。(何万年も前の人類は、言葉も知らない原始人だった。そのくらいの文明差がある。)
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ま、深く考えると、問題が見つかるかもしれないが、ここではとりあえず、選択肢の一つとして、提案しておこう。
少なくとも、「地球温暖化を防ぐために、太陽光や風力のエネルギーを使おう」なんていう案よりは、はるかにマシだろう。
場合によっては、南極で風力発電をして、そのエネルギーで炭酸ガスを固化してもいい。(この場合は、エネルギーが不安定で変動することは、ちっとも問題ではない。)
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なお、気温や圧力の条件は、不足するかもしれない。その場合には、機械で冷却して圧縮すればいい。それでも、もともと気温の低いところであれば、そのためのエネルギーは少しで済むはずだ。常温の炭酸ガスを固化するよりは、マイナス50度の炭酸ガスを固化する方が簡単である(エネルギーが少しで済む)はずだ。
「炭酸ガスを固化して封入する」という目的のためには、南極という場所は最適であると思う。
( ※ うまく行くとは限らないが。ま、一案として。)
[ 付記 ]
炭酸ガスを高圧下で、地中または海底に封入する、という案はすでにある。しかしこれらは地質学的なリスクが高いことが判明してきたようだ。要するに、地震や地殻変動で、封じ込めていた炭酸ガスが一挙に噴出する可能性がある。
一方、南極の氷の下ならば、もともと温度が低いので、その危険は低い。また、氷山の重みもある。天然の防壁みたいなものだ。
2011年04月24日
過去ログ
それよりも生のままで埋めればいいのでは?
生だと嵩張るし腐る恐れがあるから
石炭を露天掘りにして、それをすぐに埋める方が、ずっと低コストで済みますよ。穴掘りと穴埋めだけですから。
もっといいのは、何もしないで寝ているだけのことです。そうすれば1円もかかりません。
逆に言えば、「植物を炭にして地中または海底に封入する」というのは、ものすごくコストがかかります。石炭を人工的に作るようなものです。
ついでですが、植物を浅い地中に埋めれば、コストはほとんどかかりませんし、肥料にもなります。しかし植物は微生物によって分解されて炭酸ガスを出すので、炭酸ガスの減少効果はほとんどありません。