2011年03月28日

◆ 逆サマータイム

 サマータイムは、やっても逆効果だ。夜の冷房の電気がかかる。
 ならば、サマータイムとは逆のことをすれば、夜の冷房の電気がかからなくなる。 ──
 
 サマータイムをやると、照明の電力を節約できる、と言われる。なるほど、光の少ない北欧では、その効果はあるだろう。光の多い日中の時間を増やす効果だ。(一方、エアコンはもともと不要だ。)
 日本ではどうか? 照明のエネルギーを節約できるという点では同様だが、同時に、夜間の冷房のエネルギーが大幅に増えてしまう。差し引きすると、サマータイムの実施により、電力消費は増えてしまう。つまり、逆効果だ。
 このことは、前に述べた。
  → サマータイムの是非

 ──

 サマータイムは、逆効果だ。そこで、発想の転換をする。サマータイムとは逆のことをすればいいのだ。(逆転の発想。)

 サマータイムとは、時計を1時間早めることだ。そのことで、エネルギーの消費が大幅に増えてしまう。
 ならば、その逆に、時計を1時間遅らせれば、エネルギーの消費が大幅に減るはずだ。

 そこで、サマータイムの逆(時計を1時間遅らせること)を、「逆サマータイム」と呼ぼう。これを提案したい。
 エアコンの消費電力の高い日本では、サマータイムよりも、逆サマータイムの方が有効だ。

 ──

 逆サマータイムを実行すると、どうなるか? シミュレーションしてみよう。
 時計を1時間遅らせる。すると、朝と昼間の時間は減り、夜の時間が増える。
 朝の時間が1時間減るのは、プラスもマイナスもあまり違いがない。(どうせ冷房は付けていない。)
 昼間の時間は、どっちみち起きているので、全然関係ない。エアコンも同様だ。
 夜の時間は? 7時ごろに日が暮れるはずが、6時ごろに日が暮れる。夜の時間が長くなる。ここで、夜は夏でもちょっと涼しい。たとえば、時計は9時でも、実際の気温は昨年の 10時のときの気温だ。これはありがたい。相当楽になるだろう。冷房の電力は、かなり大幅に減りそうだ。

 [ 補足 ]
 以上に述べたことは、奇妙に思えるかもしれないが、生活実感には合うはずだ。
 夏は暑い。熱くて昼間は苦しい。夜の方が涼しくていい。そこで、夏休みになると、夜型人間になっていた人は多いはずだ。朝寝したり、昼寝したりして、涼しい夜に頭を働かせる。(たとえば受験勉強するとか。)
 こういうふうにしている(していた)人は多いだろう。だから、同じことを全国民で自動的にやればいい。……それが「逆サマータイム」だ。
 名前や概念は風変わりだが、実質的に同じことなら、多くの人がすでに実施済みである。ただ、企業や商店などは、それに即していないから、企業や商店なども、夜更かしする受験生と同じにすればいい。……そういうことだ。
 


 [ 付記1 ]
 逆サマータイムは、強制ではない。例外的に、守らない人々がいてもいい。
 その例は、病院だ。病院では、時計にかかわらず、従来のままの生活リズムをしていい。その場合は、逆サマータイムの制度下では、1時間のタイムシフト(繰り上げ)をしていることになる。
 これはこれで、別に問題ない。(生活の予定表が1時間狂うという、紙の上の問題が起こるだけだ。肉体的には、何も変わらない。)
 
 [ 付記2 ]
 逐次タイムシフトとの組み合わせでは、面白い結果が出る。
  ・ 3時間早くした人。(タイムシフトした人)
  ・ 1時間遅くした人。(逆サマータイムを実行した人)
 この両者で、差が4時間生じる。その分、電力消費が分散される。つまり、電力のピークの分散が起きて、電力消費の平準化がなされる。
 というわけで、逐次タイムシフトと逆サマータイムとを組み合わせると、効果はいっそう出る。

 実を言うと、「逆サマータイム」というのは、「深夜労働する方向への1時間のタイムシフト」というのに等しい。
 タイムシフトという概念は、元々は、「中心からずれる」という発想だ。早朝または深夜に勤務する発想だ。だから、そのうちの一種として、「1時間深夜側へ移動する」というのも、それなりにそこそこの効果があるわけだ。
posted by 管理人 at 19:38| Comment(0) |  震災(東北・熊本) | 更新情報をチェックする
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