2011年03月11日

◆ 地震と帰宅方法

 地震の後で、どうやって帰宅したか? twitter を検索すると、リアルタイム情報がわかった。 ──

 東京では電車も長らくストップした。JR はおおむね運行停止状態。つくばエクスプレスは駅が崩壊し、埼京線は橋脚が崩壊して、それぞれ復旧の見込みが立たず。東横線と京王線が運行開始したのが、23時ごろ。
 で、どうしたか? 

 ──
 
 一番多いらしいのは、徒歩帰宅。4時間ぐらい歩いた人が多い。距離的に当然か。職場が近い人だと、2時間ぐらい。ビッグサイトに出向いていた人では、8時間もかかった例もある。

 他に多いのが、会社宿泊だ。自宅が遠い人だと、これが当然か。翌日の出社も考えるなら、翌日また自宅から出社する手間を考えて、合理的な判断だ。(だけど翌日は土曜日だから、出社する人は少ない。  (^^); )

 会社に出たわけではなくて買物などをしていた人のためには、都心のビルが開放されて、宿泊用に提供されているという。
 公共施設の体育館が提供されていることもある。

 ──

 その他、バスに乗った人もいるようだが、たぶん満員だっただろう。

 他に、自転車を買って帰宅した人もいる。なるほど。

 運動靴を買ってジョッギング、というアイデアもある。私は前に、「会社に運動靴を置くといい」と述べたことがある。
  → 地震対策の靴
 これを実行した人は、歩くのも楽だったろう。(革靴では大変だ。)

 歩くに際しては、「(女性などが)夜間に歩くのは危険だ」という日産自動車の指摘もある。なるほど。……しかし地震が起こったのは3時ごろなんだから、さっさと帰宅を始めれば、夜間にはならないはず。終業時まで会社にいさせたのかな? 会社も社員をさっさと帰宅させなくちゃね。

 ──

 食べ物は、入手は容易ではない。スーパーはもともと、売り切れるぐらいの量しか用意していないことが多いから、夜遅くなって買い出しに出た人は、「パンや総菜がすっからかん」という売場を見ている。吉野家も売り切れで閉店だという。
 ぐずぐずしていると、食べ物もなくなる。

 ──

 というふうに、twitter を調べると、いろいろと個人レベルの情報がわかる。ニュースになるのは、もっとあとになってからだ。
   


 [ 付記 ]
 
 教訓となるべき事があるとしたら、次のことだ。
  ・ 各人は、運動靴を用意せよ。(なければ買え)
  ・ 食物は早めに確保する。
  ・ 企業は、社員を早く帰宅させよ。自宅が遠い社員向けには、会社宿泊の用意を。
  ・ 企業は、非常食の用意も必要だ。こういうときこそ、乾パンなどを使うべし。
   (ビスケットの方がいいんですけどね。できれば、カロリーメイト。  (^^);)
 


 【 追記1 】
 自転車は、あっという間に売り切れたそうだ。(朝日・朝刊 2011-03-12 )
 運動靴も、2〜3倍の売れ行きだという。数があるので、すぐには売り切れにはならないらしい。

 ──

 道路は渋滞がひどかったらしい。
 地震発生後は、人々が自動車を利用したがるので、大渋滞が発生する。そのせいで、自動車は動かないし、救急車は身動きが取れないし、大変なことになるようだ。
 だから、地震の後は、自動車に乗ってはいけない。自動車よりも徒歩の方が早い。どうしても自動車に乗りたければ、道路には出ないで(駐車場にいたまま)半日ぐらいは眠っていて、翌日の未明に渋滞が解消してから、動き出せばいい。

 余談だが。
 自動車では渋滞がひどく、水の補給とトイレに困った人が多かったようだ。渋滞した自動車向けに、コンビニの飲料を買って、高値で販売した人もいるという。飛ぶように売れたそうだ。それを聞いて、「地震で金儲けをするとはけしからん!」と怒った人もいるようだが、渋滞で動けない運転手にとっては、干天の慈雨みたいなものだろう。
 ま、どっちにせよ、自動車なんかに乗る方が悪い。



 【 追記2 】
 帰宅するときは、ネットの地図を利用するといい。
 Google および livedoor には、地図の機能があり、ルート探索の機能もある。出発地と目的地を指定すると、徒歩またはタクシーで通るための経路が地図で示される。これを、あらかじめ取得しておいて、紙に印刷しておくといい。そうすれば、いざというときに、その紙を持って、帰宅できる。(停電していても、印刷済みならば、大丈夫。たとえパソコンは使えないとしても。)
 このルート探索を使うと、徒歩でかかる時間もわかる。

 なお、12日正午の時点で、この機能を使おうとしたら、アクセスが集中しているせいか、機能停止状態だ。(つながらない。)
 地震になってから利用しようとしてもダメだ、というわけ。だからあらかじめ印刷しておく必要がある。
 ついでに、途中で利用できそうな公共施設も印を付けておくといい。高校や公民館などは、緊急用の水や乾パンなどが用意されている。いざとなったら宿泊もできる。雨が降ることもあるので、休憩地を知っておくことは大切だ。
posted by 管理人 at 23:38 | Comment(2) |  地震・自然災害 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
追記あり。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2011年03月12日 10:48
追記2 あり。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2011年03月12日 12:28
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