2011年03月10日

◆ 公衆無線 LAN でカンニング

 公衆無線 LAN を使うと、身元を隠せる。これを利用して、こっそりカンニングすることができるはずだ。やがて来るカンニングの完全犯罪を予告する。(?) ──
 
 京都大学のカンニング犯は、ケータイを使ったので、ケータイの利用者としての身元があっさり見つかった。
 ケータイでなくパソコンでも、ほぼ同様だ。IP アドレスが明らかになるから、プロバイダの記録を見て、どの電話線(光・ADSL)につながっているかがわかる。

 しかし、公衆無線 LAN を使うと、身元を隠すことができる。それを悪用した犯罪も増えている。
《 無線LAN悪用相次ぐ、警察庁が対策室設置 》
 インターネットに無線通信で接続できる無線LANが、詐欺や不正アクセスに悪用されるケースが相次いでいる。
 他人の契約した無線LANに“ただ乗り”したり、個人認証なしに接続できる無料スポットを悪用したりする例が目立ち、警察庁は10日、機器メーカーへのセキュリティー強化や、無料スポットを設けた駅や飲食店への防犯カメラ設置などの申し入れを検討し始めた。また、無線LANのほか、虚偽の名義の携帯電話や偽装結婚などが重要な犯罪を容易にするインフラ(基盤)になっているとして、警察庁は庁内に「犯罪インフラ対策室」を設置、情報収集に乗り出す。
 無線LANは電波の暗号化などの対策が講じられていないと、近くの第三者が勝手に使うことが可能だ。福岡県警が昨年6月にネット掲示板での詐欺容疑で逮捕した男は、身元が特定できないように民家や商店から漏れ出る電波を使って接続していた。
( → 読売新聞 2011-03-10
 ここでは、普通の犯罪が話題になっているが、カンニングにも使えるだろう。その場合、誰が犯人だったか、バレないことになる。  がく〜(落胆した顔)

 ──

 大学で公衆無線 LAN は使えるか? 検索してみよう。
  → 検索「無線LAN 大学」

 学生・職員に使用を限定して、パスワードを設定しているところが多い。(これなら一応、安全だ。)
 しかし、学外からの来客も使えるように、パスワードを設定していないところもある。(また、大学はともかく、大学周辺に公衆無線 LAN があることもある。)
  → 「電気通信大学」「大阪産業大学」「筑波大学」
  → 広島大学の共用無線 LAN

 こうなると、カンニングにも利用できるだろう。大学は、「ケータイ電話の使用禁止」という措置を取っているし、ケータイ用の妨害電波を考慮しているところもあるが、無駄なことだ。無線 LAN を使えば、同じことだからだ。(無線 LAN を使えるスマートフォンは多い。)
 つまり、頭隠して尻隠さず。  がく〜(落胆した顔)
 
 ──

 この問題には、どう対処すればいいか? 学内での公衆無線LANを禁止すればいいか? いや、それだと、いろいろと不便なこともある。
 とすれば、現実的な解決策は、こうだ。
 「入試や定期試験の期間だけは、公衆無線 LAN を使えなくする」

 これでいいはずだ……と思うが、大学周辺の分もある。となるとは、学内に無線 LAN の妨害電波を出す必要があるかも。
 だが、そうすると、コストもかかる? また、大学内で、無線LANを使えなくなって、不便? 
 IT時代には、いろいろと問題が出ますね。問題解決も、簡単ではない。
 私としては、とりあえず、解決策は出さずに、問題点の指摘だけをしておく。未来の犯罪者よりも、少し早く指摘しておくわけだ。それが本項の意義。 



 [ 付記 ]
 公衆無線 LAN では、情報が丸見えなので、情報を隠すには、 https が必要だ、……という話がある。高木浩光氏の話。
  → http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20081221.html
  → https://takagi-hiromitsu.jp/diary/20081206.html
     ( ※ このページ自体が https だ。)
 
  ※ https とは何かは、ITの話だから、本項では説明しない。
posted by 管理人 at 19:56| Comment(0) | コンピュータ_02 | 更新情報をチェックする
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