ほとんどトンデモな説に見えるが、よく考えると正しい面もある、と私は考える。 ──
こういうふうに述べると、さっそく「トンデモだ! 人種差別だ!」と騒ぎ出す人々が出ると予想されるが、それは誤読というものだ。話を最後まで読んでほしい。人種差別とは逆のことを述べている、とわかるはずだ。
(どちらかと言うと、モンゴロイドを差別するかわりに、モンゴロイドの優越を述べている。その意味では逆差別に当たるかもしれない。白人から文句が付きそうな気もする。 (^^); )
( ※ なお、ここで言うモンゴロイドは、古モンゴロイドではなく、新モンゴロイドである。そのことを念頭に置いてほしい。)
──
モンゴロイドとダウン症患者は、形質が似ている。このことは、よく言われるが、科学的に見れば明らかなとおり、事実である。Wikipedia から引用すれば、共通する(らしい)形質として、次の諸点がある。
目尻が上がっていて、まぶたの肉が厚い、鼻が低い、頬がまるい、あごが未発達、体は小柄、髪の毛はウェーブではなくて直毛で薄い特にダウン症を紹介したサイトには、次の記述がある。
丸くてあまり起伏のない顔、つり上がった目、目と目のあいだが広い、幅広くて低い鼻、下あごが小さい、耳が小さい、指が短い、さらに内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)という目頭を覆うひだ状の皮膚以上の話を見ればわかるとおり、モンゴロイドとダウン症患者は、形質が似ている。このことは、偶然ではありえない。科学的に言って、遺伝子的な共通性があると考えられる。
( → ダウン症・顔の特徴 )
──
では、モンゴロイドはダウン症なのか?
そうではあるまい。ダウン症であれば、知性も劣っているはずだが、知性の面ではむしろ、新モンゴロイドは黒人や白人をほんの少しだけ上回っている。また、脳の容量でも、ほんの少しだけ上回っている。その意味では、「劣化した人種」というよりは「進化した人種」と言うにふさわしい。
──
では、このようなモンゴロイドの形質は、どうして生じたのか?
ダーウィン説に従うなら、「突然変異と自然淘汰で」というふうになるが、さまざまな形質が一挙にすべてダウン症と同じ方向に進むということは、不自然すぎる。特に、それぞれの形質が個別に自然淘汰で同じ方向に進むということは、確率的に言ってありえない。さらに言えば、それぞれの形質は、特に有利とは思えない。仮にそれが有利であるとしたら、白人だってみんなダウン症っぽくになっていたはずだ。
ダウン症の形質は、有利ではない。それゆえ、「突然変異と自然淘汰で」というダーウィン説は成立しないのだ。
こうして、「モンゴロイドとダウン症患者は、形質が似ている」ということが、謎となる。
──
ここで、根源を見て、ダウン症の原因を考えよう。原因は、こうだ。
「21番染色体がトリソミーを形成していること」
ここで、トリソミーとは、染色体異常の一種で、2本そろっているはずの染色外が3本あることだ。そのことで、その染色体が担当する物質産生などが通常の1.5倍になって、個体発生の際に奇形をもたらすような作用がある。
( → Wikipedia を参照。)
つまり、ダウン症のさまざまな症状は、21番染色体の染色体異常に原因がある。個別の遺伝子の問題ではないのだ。そこではもはや(個別の)「遺伝子淘汰」の発想では済まない。
────────────
ここで、話は変わるが、次の重要な指摘がある。
「モンゴロイドのさまざまな形質は、幼形成熟(ネオテニー)に似ている」
たとえば、新モンゴロイドは全般的に子供っぽい。大人になっても、いつまでも若々しい。そのことは白人が羨ましがっている。
→ らばQ 「欧米人が感心する、平均的なアジア人女性の歳のとり方」
つまり、モンゴロイドは、変に不利な形質をもっているだけではない。とても有利な形質をもっているのだ。そして、「いつまでも子供っぽい」ということは、「成長期間を長く取れる」ということであるから、進化した生物には必須の条件である。
一般に、進化のレベルが低い動物ほど、寿命は短い。逆に、進化のレベルの高い動物ほど、寿命は長い。寿命が長いと、個体形成(成長)に長い時間を取れる。そのおかげで、長い時間をかけて、複雑な高度な組織をもつことができる。
その典型は、人間だ。人間は、大人になるまで、何と 20年もかかる。それだけの時間をかけて、成長し続けることができる。生まれてから1年目ぐらいの人間は、自立もできず、他の動物よりもはるかに劣るが、2年目ぐらいからは自立できるようになり、5年目ぐらいでようやく敏捷な動きもできるようになる。あまりにも成長速度が遅いが、そのかわり、20年もたてば、他の動物は及ぶことのできない高レベルの知性段階に達することができる。(それだけ脳が成長する。)
一方、他の哺乳類は、数年ぐらいで寿命を終えてしまう。例外的には、ゾウの寿命が長いが、ゾウもまた、かなり長寿命であり、また、哺乳類のなかではかなり頭がいい。また、頭の良さで知られているクジラも、寿命は 100歳以上で、とても長い。
( ※ 寿命と知性が比例するわけではないが、おおまかな傾向としては相関関係がある。)
このことから、「幼形成熟は進化のためには有益だ」と言えるだろう。幼形成熟とは、成長の速度を遅くすることにより、老化の速度を遅くして、成長のレベルを高めることだ。
──
ここで、ダウン症に戻る。ダウン症には、さまざまな肉体的な形質があるが、そのなかで着目するべきは、次のことだろう。
「肉体的に矮小である。背は低く、手足は短い」
このことは、換言すれば、次のことに相当する。
「肉体の成長速度が低下している」
そして、これは、幼形成熟(ネオテニー)に似ている。
──
以上のことから、大胆に仮説を提出しよう。以下の通り。
- モンゴロイドの特徴は、ダウン症の特徴と、かなり重なる。その理由は、21番染色体の発現が歪んでいることである。ただし、原因は異なる。ダウン症では、21番染色体がトリソミーになることで、それぞれの遺伝子そのものが 1.5倍になっている。モンゴロイドでは、21番染色体そのものは同じだが、21番染色体の各遺伝子を制御する主遺伝子の働きが歪んでいる(調節遺伝子の分泌量がたぶん不足ではなく過剰である)。
- モンゴロイドでは、21番染色体の主遺伝子の働きが歪んでいるせいで、21番染色体の全体に影響が出て、歪みが生じる。こうして、モンゴロイドとダウン症とは、ほぼ似た結果となる。(ただし、完全に一致するわけではない。特に知性の面では、モンゴロイドには悪影響はまったくない。)
- モンゴロイドの形質は、若干は不利かもしれないが、特に不利というほどでもない。ただし、『体が矮小である』ということは、大きな影響を及ぼした。それは、寒地適応として有利だったのではなく、騎馬民族として有利だった。騎馬民族は、馬上にいるので、馬上では矮小であることがきわめて有利だったからだ。
また、このことは、女性よりも男性において顕著に差が出た。その結果、モンゴロイドの男性は、黒人や白人の男性と比べて、かなり矮小となった。一方、モンゴロイドの女性は、黒人や白人の女性と比べても、差は少なかった。(男性が大きくならなかったことには、性ホルモンの影響もある。当然、性染色体も影響する。) - モンゴロイド(特に男性)は、騎馬民族として有利であるように、体躯が矮小化した。しかし、体を小さくするという単一の遺伝子は存在しない。体が小さくなるのには、たくさんの遺伝子が影響する。ただし、主遺伝子に変異が起これば、別だ。とはいえ、主遺伝子が変異することは、致命的な影響を及ぼすので、普通はありえない。しかしながら、21番染色体に限っては、主遺伝子の変異が致命的な影響を及ぼさない。そのことはダウン症の原因からもわかる。( → Wikipedia ) モンゴロイドは、21番染色体の主遺伝子の変異により、21番染色体の遺伝子の全体に遺伝子発現の歪みが及び、体が矮小化した。
- 体が矮小化したモンゴロイドは、そのとき、騎馬民族として有利な形質を獲得したことになった。しかし、同時に、二通りの異なる形質が付随した。
・ 21番染色体の各遺伝子の形質に歪みが生じた。
・ 成長の遅れにともない、成長期間が長くなった。(幼形成熟)
この二通りのことが、体の矮小化に付随して起こるようになった。
結論。
モンゴロイドとダウン症は、一見似ている。それは不思議ではない。両者には共通する点がある。21番染色体の発現の歪みだ。
ただしそれは、二面的な価値がある。
・ 肉体の各部の形成において、不自然な歪みが発現した。マイナスの効果。
・ その歪みは、幼形成熟という形で、プラスの効果ももたらした。
ここには両面価値がある。
・ 肉体の各部の形成の歪みが生じたことで、病的であり、美しくない。
・ 肉体形成を遅らせることで、幼形成熟によって進化した生物となった。
ここで、「進化した」というのは、次の二点を意味する。
・ 成長を遅らせることで、成長の量を増した。
・ 老化を遅らせることで、病気になりにくい長寿を獲得した。
後者の点(長寿)についてえば、次の参考情報もある。
→ ダウン症の人は、癌を罹患しにくい
これはトンデモ学説ではない。Nature に掲載された、れっきとした論文だ。
教訓。
物事には二面的な価値がある。
「アジア人は醜い」
と批判する人もいるかもしれないが、逆に、
「アジア人はいつまでも若々しい」( → 参考画像 )
と羨む人もいる。
そして、そのどちらも、真実なのである。大事なのは、どちらか一方を取って評価をすることではなく、その両面価値をともに理解することだ。つまり、「物事の片面だけを見て即断するな」ということだ。
──
モンゴロイドとダウン症患者は、形質が似ている。どちらも似たようなものだ……という冒頭の文句を読んで、頭に血を上らせた人もいるだろうが、本項の趣旨は、人種差別とは異なる。むしろ逆だ。
「タイトルだけ見て即断する」というような単細胞の発想とは逆に、「物事を多面的に見る」という複雑な見方をするべきだということを、本項では指摘している。
[ 付記1 ]
「モンゴロイドの形質は寒地適応によって獲得された」
というのが、人種差についての定説だ。しかしこれは非常に疑わしい。
・ 皮膚の色が白色化していない。
・ 目の色が黒い。髪の毛も。
・ 目が小さい。(暗いところでは目が大きい方が有利。)
・ 鼻が小さい。(空気を暖めるのに不利。黒人と共通。)
・ カロリー消費に有利な肉食よりも草食である。(
さまざまな点を考えるに、寒地適応しているのは、明らかに白人だ。それも、北方の白人だ。(金髪碧眼のゲルマン人など。)
一方、モンゴロイドは、どう考えても、南方系である。もともと南方に適した人々がもっと北方に移ったというだけのことだ。
モンゴロイドの手足が短くて瞼が腫れているのは、寒地適応したからではなくて、21番染色体のせいだ。(ダウン症との共通点。)
また、胴体が長いのは、カロリー状態が悪い草食をしていたことの名残だろう。
これらのことの共通点を上げれば、「騎馬民族には適していた」ということしか考えられない。
なお、騎馬民族というのは、ジンギスカンみたいに外国を侵略するという意味でなくて、羊などの牧羊をして草原を転々とする草原民族だ、という意味。馬に乗るのは、羊を飼い慣らしながら、草原を移動するためだ。
なぜ草原を移動するかというと、草原の草は少ないから、あちこちを移動しながら、羊を動かすしかないからだ。(羊といっても、ヤギも含まれるが。)
古モンゴロイドの体格はかなり大きくなる。小錦や曙が巨体をもつことからもわかる。
新モンゴロイドは、古モンゴロイドから派生して、矮小化した。その理由としては、地上に立つのでなく馬上に乗るから、巨体が不利であったと考えるのが妥当だろう。
実際、今日でも競馬の騎手は、みんな小柄だ。それと同様のことが、モンゴルの草原では成立したと考えればいい。
( ※ ちょっと説得力が弱いかもしれないが、ま、あくまで仮説ということで。少なくとも、「モンゴロイドは寒地適応した」というメチャクチャな学説[事実とは正反対]よりは、はるかに妥当性がある。)
[ 付記2 ]
寒地適応というのは、生物学的には、次の二つが主な例だ。
・ 体色の白色化 (アルビノになる)
・ 体格の大型化
このいずれも、熱放散の点で、有利となる。この二点を満たさないと、寒冷地で熱放射が大きくなり、生存上で不利となる。典型的な例は、熊とシロクマだ。シロクマは普通の熊よりもはるかに大型化している。
→ 対比の図
このような例からわかるように、新モンゴロイドが寒地適応していたなら、皮膚は白くなり、目や毛髪は黒以外になり、体はとても大型化していたはずだ。ところが現実には逆で、皮膚は白くなく、目や毛髪は黒く、体はかえって小型化している。(大柄のサモア人とは正反対だ。)
というわけで、新モンゴロイドは寒地適応をしていない。
なお、手足が短いことを「寒地適応」と解釈する人もいるが、とんだ見当違いだ。寒地適応によって手足が短くなることなど、ありえない。たしかに熱放散の点では手足が短い方が有利だが、たかが寒地適応のために手足が短くなるというようなこと(一種の奇形)は、生物学的に起こりえない。寒地適応のために手足が短くなった生物など、この世に一つもない。シロクマであれ、何であれ、寒地適応の際には肉体全体が大きくなるのが原則だ。手足の大きさの比率を変更するということは、一種の奇形であるから、不利な形質として、あっさり淘汰されてしまうのが普通だ。
たとえば、犬にしても、ダックスフントやコーギーは四肢が短いが、それは寒地適応した例ではなく、一種の奇形である。このような犬は、その奇形な足ゆえに、生存上でかなり苦労している。人間による人為淘汰や保護がなければ、自然界ではあっさり絶滅していたはずだ。
どのような動物であれ、手足などのバランスは一定の比率に決まっている。それが最適値であるからだ。なのに、手足の比率が急激に変更されるというような進化は、原則として起こらないのである。ある種の奇形を除けば。
新モンゴロイドの場合には、騎馬民族という特殊な生活形態ゆえに、そのような奇形が有利となった、特別な例外だろう。
[ 付記3 ]
なお、「奇形」という言葉尻を捉えて、非難したがる人もいるかもしれないが、それは勘違いというものだ。
私のクラス進化論では、「奇形」こそが進化の源泉である。大進化は奇形をきっかけとして生じたはずなのだ。
たとえば、人間が直立歩行したというのも、樹上生活していた猿の立場からすれば、一種の奇形である。人間が体毛を持たないのも、昔の猿の立場からすれば、一種の奇形である。脳が発達しているというのも、一種の奇形である。
そして、このように「旧種から見ての奇形」が累積することで、大進化が起こった、というのが私のクラス進化論の立場だ。それは「有利な形質が残ることで進化が起こった」というダーウィン説の進化論とは正反対の立場である。
進化というものは、小さなプラスが多大に蓄積することで生じたのではなく、大きなマイナスがいくつか組み合わさることで、マイナスをプラスに転じる形で生じたのだ。それはある種のトランプに似ている。弱いカードがいくつか組み合わさることで、強力な力をもつ、というふうな。
→ クラス進化論 早わかり
[ 余談 ]
関連して、どうでもいい話題を二つ。
(1)
「モンゴロイドは美しくない」
と述べたが、必ずしもそうは言い切れない。モンゴロイドとダウン症は、似て非なるものだからだ。実際、美しいモンゴロイドも多い。たとえば、(現代の評価基準で)美女とか見なされる人を見ると、典型的なモンゴロイドとは大きく異なる顔貌をしているとわかる。それは世界的に見ても、美しい顔だと見なされるようだ。
( ※ 日本人女性は世界中で一番美しい、と言っている外国人はけっこう多い。ネットにも散見される。……残念ながら男性はそうではないようだが。 (^^); )
(2)
昔の(美人の)評価基準では、浮世絵に出ているような顔とか、今ではおたふくと見なされるような顔が、美人と見なされていたこともあるようだ。(この件は詳述せず。勝手に調べてください。)
【 追記 】 重要!
ダウン症の症状を改善する薬が発見された。
《 ダウン症のマウス、生まれる前に症状改善する化合物発見 》
妊娠中のマウスに与えることで、生まれてきたダウン症の子どもマウスの症状を改善する化合物を、京都大の萩原正敏教授(化学生物学)らのグループが見つけた。
研究グループは、ダウン症の人では神経細胞の増加を抑える遺伝子が過剰に働いていることに着目。この遺伝子の働きを妨げ、神経細胞の増殖を促す化合物を探し出した。
妊娠中のマウスにこの化合物を口から与えると、生まれたダウン症のマウスで脳がきちんと成長したのを確認。ダウン症の子どもマウス12匹の学習能力を迷路を使ったテストで調べると、通常のマウスと同水準だった。
( → 朝日新聞 2017-09-05 )
グループは、神経の元になる細胞(神経前駆細胞)が増えないことがダウン症の原因の一つと考え、717種類の化合物をふるい分けし、神経幹細胞が前駆細胞を増殖するのを促進する化合物を発見。「アルジャーノン」と名付けた。
ダウン症の子を妊娠したマウスに1日1回、経口投与すると、胎児の前駆細胞が増えるなど、投与しなかったダウン症の子とは脳の構造が異なった。
( → 胎児期にダウン症改善 化合物「アルジャーノン」発見 マウス実験で学習能力が向上 - 産経WEST )
この話と、本項の話は、どう関連するか?
本項の話では、「21番染色体にある主遺伝子の異常が原因」と推定した。
今回の記事では、「神経細胞の増加を抑える遺伝子が過剰に働いている」とのことだが、この遺伝子は、誕生後に働くものではなく、妊娠中に働くものだ。とすれば、それは、「個体発生に関わる遺伝子」であり、「遺伝子の作用そのものを制御する遺伝子」と見なせる。その意味で、今回の記事は、本項の趣旨と合致する。
ただ、本項の趣旨では、単に「主遺伝子(の作用)」とだけ示した。一方、今回の記事では、それが「神経細胞の増加を抑える遺伝子」と具体的に指定された。ダウン症の原因は、筋肉や骨の形成に作用する遺伝子ではなく、神経細胞に影響する遺伝子であったらしい。
とはいえ、ダウン症は「顔つき」などにも影響するから、神経細胞だけに影響するとまでは、まだ断定できないと思える。研究の進展が望まれる。
【 後日記 】 重要!
モンゴロイドについては、あとで新しい項目を書き加えた。
→ 結論 : 人類の移動 (まとめ)
→ 詳細 : 人類の進化(総集編) 2
概要は次の通り。
「モンゴロイドは、古モンゴロイドと新モンゴロイドの二種類がある。古モンゴロイドは、北方系と南方系との二種類がある。通説では、『南方系の古モンゴロイドが北上して寒地適応することで、新モンゴロイドになった』とされる。しかしそうではない。古モンゴロイドはかなり早期に、南方系と北方系に別れた。北方系の古モンゴロイドは西アジアから中央アジアに進出し、シベリアを通り、アラスカに至った。その途中で、新モンゴロイドが突発的に誕生した。誕生時期は1万数千年前」
これらのことが、最新の遺伝子的な研究から推定されている。

サイバー大学

出典: University of Texas

タイムスタンプは 下記 ↓
体格については、モンゴロイドの体格はイタリア人と同じか、少し小さいくらいですから、寒冷地適応する前から、小さめの人たちだったと考えたほうが自然と思います。
「モンゴロイドは全然寒地適応していない」(モンゴロイドの形質は寒地に適した面がある、ということはない)
と述べているのではありません。
「寒地適応の結果としてモンゴロイドの形質を説明するのは不自然(根拠不十分)」
と述べているのです。
メラニン色素がちょっと変化するぐらいの突然変異と、瞼や身体やその他のモンゴロイド形質が一斉に起こる突然変異の、どちらが起こりやすいか、考えてみるべきだ、ということ。突然変異の発生しやすさを数理的に考えよ、ということ。
一方、サモアの人が大きいのは戦闘に有利だから
平和な地域ならみんなで仲良く、戦闘地域なら戦う為に大きくなると思います
環境や生活スタイルに適してたらなおさら。
新しい方面からとらえた良い理論だったので消さないで下さいね。
私は混血によっての種の分岐も支持します。
ま、この説は一部に限るでしょうが・・・。
毛頭から否定する人の気がしれん。
可能性は捨ててはならない。
新しい知識を有難うございました。
「一重まぶた・蒙古襞は目を凍傷から守るため」
しかしこれはおかしい。
・ 一重まぶた・蒙古襞は、凍傷から守る効果がない。(もしあるとすれば、一重まぶた・蒙古襞の部分が凍傷になってそげ落ちる。)
・ 凍傷から守るためなら、ヒゲのような体毛を生やすのが自然。
・ 皮下脂肪を理由とするのならば、体全般で皮下脂肪が厚くなるはず。特に、面の皮が。目の部分だけで脂肪が増えるの理由にならない。
──
また、「体毛が少ない」という特徴に関しては、「寒冷地適応」という原則そのものに矛盾する。つまり、「寒冷地適応」という話は根本的に成立しない。
──
さらに、Wikipedia の「彫りが浅」い、という件については、
・ 体毛を生やす突然変異は容易だが、肉体器官を変形させる突然変異は容易でない。
という難点がある。
──
なお、ヒゲのような体毛を生やすのが本道だ、という件については、下記項目を参照。
→ http://openblog.meblog.biz/article/7984660.html
A すべて説明済みです。
・「 21番染色体の各遺伝子を制御する主遺伝子の働きが歪んでいる
(調節遺伝子の分泌量がたぶん不足ではなく過剰である)」と記述済み。
・ 「大胆に仮説を提出しよう」と記述済み。
「主遺伝子とは何か?」は、ネットで調べてください。
新モンゴロイドとそっくりな顔立ちをしています。
僕も管理人さんの説を支持します。
エドワード・ヘルナンデスさんのように
白人や古モンゴロイドのような容姿の親からでも
アジア的な特徴を持って生まれるのですね。
科学がこのまま進歩すれば調節遺伝子の異常も直せるようになるかもね。
ただ騎馬民族だったから短躯というのは納得出来ない
世界には他にも騎馬民族はたくさんいるし、
また馬術の経験からいって騎乗に有利なのは顔が小さく胴体が短く手足が長い身体です。
モンゴロイドの巨顔、胴長、短足は騎乗には不利です。
なお、昔の馬は、今の馬よりもずっと小さかったので、人間の体の負担はずっと大きかったはずだし、その影響も大きかったはずです。
たとえば、競馬で小柄の騎手の方がずっと有利だ、ということがあります。大柄の方が有利だとしたら、騎手が小柄の人ばかりということが説明できません。
小さい人が騎手として有利なのは、斤量制限があるからですよ。
最も軽い斤量は48キロぐらいだったと思います。G1レースだと58キロぐらいです。
騎手がレースに出るには、この範囲に体重を維持しておかないといけません。
無理なく体重を維持するためには、最初から小さい人が適しているのです。
逆でしょ? 小さい人が騎手として有利だから、斤量制限があるんでしょ?
そちらの説だと、「斤量制限がなければ、小さい人が騎手として有利ではない」というふうになるが、それはありえない。「斤量制限がなければ、小さい人が騎手としてすごく有利」となる。
顔と胴体はあまり変わらないから、単に手足が短くて、全体的に矮小化しているだけです。
顔や胴体が白人よりも大きいということはないでしょう。同等だと思います。単に手足が短いだけ。
いや、そうではなくて、体全体が矮小化しています。(本文中に述べたとおり。)
単純に体重や胸囲を比べても、体格差が大きい。日本人で身長 180センチは稀だが、欧米ではざらにいます。ステロイドが違うみたいですね。
というほどの意味で用いました。
意味が字義とぴったりしていなく、誰の目にも自明でなかったことはお詫びします。
そこで斤量制限という言葉を48キロで騎乗する可能性があるという風に言い換えて、お互いの主張を比べてみます。
南堂さんの主張
小さい人が騎手として有利だから、斤量制限がある
要素に分解
主張:斤量制限がある(48キロで騎乗する可能性がある)
その理由:小さい人が騎手として有利だから
私の主張
小さい人が騎手として有利なのは、斤量制限があるから
要素に分解
主張:小さい人が騎手として有利
その理由:斤量制限があるから(48キロで騎乗する可能性があるから)
こう言い換えると私の主張はすんなり通りませんか。
最後に出典をつけておきます。
知恵袋:ジョッキーには体重制限があると聞きましたが、…
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313849758
wikipedia:ハンデキャップ競走
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97%E7%AB%B6%E8%B5%B0
上にも述べられている方がいるように、当時においても北方系コーカソイド(ゲルマン系)発祥の地として有力なスカンジナビア南部から現デンマーク周辺と新モンゴロイド発祥の地として有力であるバイカル湖周辺では緯度こそ同じようなものの気候はまるで異なります。
ゲルマン系発祥の地である北ヨーロッパというのは、夏は上限20度ほど、冬は氷点下を下回るか下回らないかという「涼しい」ところであるのに対して、シベリアは短い夏こそ30度以上になる猛暑であれど長い冬は氷点下20度を下回る正に「極寒」です。
そのような気温であればちょっとやそのっとの大型化などの形質の適応では到底生きていけません。
ですが幸いにも問題を解決する手段というのは一つではないということに気づいたのでしょう。
自身の体を変化させる道ではなく、衣類、住居、火の使用など高度な技術を用いて生き抜く道を選択したのです。
それ故そういった技術を駆使出来る高知能な人物のみが生き残れたので他人種と比較してややIQが高いのでしょう。
それと同時に主力は高度な技術を駆使することとしつつも若干ながらの外見面でも寒冷適応をした結果が胴長高身長体系なのでしょう。
身長というのは足の長さと青年前の摂取栄養が非常に影響してくるので直立時の「身長」という面ではコーカソイドにはまだまだ敵いませんが、それでも現日本人、中国北東部人、朝鮮人、は世界的に見れば比較的高身長です。
実際プロスポーツ選手の集合写真などを見ても、身長は10cm以上小さいのに着席時は新モンゴロイド系の選手の方が高いなどという場面も多く見受けられます。
肌の色に関しては、ヨーロッパ地方とは間逆にシベリア含む北東アジアは夏に湿度が高まり冬には低くなるという特徴があるので、比較的日照量には恵まれているのではないかと考えております。
生まれたての赤ちゃんを見れば肌の色は北欧人とほとんど変わらないはずです。(新モンゴロイドは新生児性黄疸を発祥する確率も高いので黄色っぽく見える赤ちゃんも多いが)
それなのに次第に差が付くということはそれなりに日照量がある証拠でしょう。
おっしゃる通りに肌の色というのは遺伝子的にも容易に変化させられる部分であるため、メラニン色素を定着させやすい等といった体質的なものもあるでしょう。
いずれにしましても、新モンゴロイドについてはまだまだ研究が進んでおらず、不明点も多いのが現状です。
顔の形質には触れませんでしたが、私もそういった部分については単なる寒冷適応の結果であるとは考えておらず、疑問に思っている点でもあります。
今後、更なる解明を期待したいですね。
それはネアンデルタール人の段階でかなり達成されていましたよ。
あと、欧州のホモ・サピエンス(白人)がそれをできなかった、という事実はない。
> それ故そういった技術を駆使出来る高知能な人物のみが生き残れたので他人種と比較してややIQが高いのでしょう。
現在のIQの差は、戦争など、別の理由で近年に起こった可能性が高く、昔からそうだったという保証はありません。
また、たとえ差が昔からあったとしても、10程度の差では、「衣類、住居、火の使用など高度な技術」の有無には結びつきません。
さらに言えば、寒地適応で言うならばエスキモーでしょうが、「エスキモーが特別にIQが高かった」という事実もありません。胴長短足も「エスキモーだけ」という事実もありません。
実を言うと、手足の長さの比率を変えるというのは、遺伝子的には小進化では説明しがたい。全体を大きくしたり小さくしたりするのは突然変異で容易に可能だが、手足の長さの比率を変えるのは難しい(起こりにくい)。塩基レベルの突然変異では無理です。このような形質の変化は、かなり大規模な変化をともなうので、通常は、種の違いをもたらします。それが同一種内で起こったというのは、かなり特別な事情があったということを示唆します。
この意味で、「21番染色体の全体が変化した」(主遺伝子の変化により多くの遺伝子がいっせいに影響を受けた)という認識ならば、成立します。
単なる「環境への適応」という説は、「塩基レベルの突然変異の蓄積」を前提としているので、遺伝子的にほぼ不可能です。
寒冷適応はどう考えてもおかしい
熱帯の黒人にものっぺり顔のコイサンがいるな
でもこんな理論は差別につながるから絶対受け入れられないんだろう
幼形成熟は単に幼体の特徴を残して生殖可能となる現象で、『幼形成熟とは〜高めることだ』という説は必ずしも定説ではありません。
[付記2]の『体色の白色化 (アルビノになる)』ですが、アルビノでは体色は白くなりますが、体色が白くなることがアルビノではありません。
『手足の長さの比率を変えるというのは』現在の進化論で考えて不可能ではありません。手足の長さに関して共通の遺伝子があり、その遺伝子の調節遺伝子に変異が入り、調節因子の働きが低下すると考えれば理論上は十分説明できます。
モンゴロイドの寒地適応説と管理人さまの21番染色体説は必ずしも対立はしないと思います。前者は究極要因的説明で、後者は至近要因的な説明を試みているように思われます。
長くなりますので、騎馬説に関しては割愛致します。
この件は、その通り。本文の話は、進化論上の用語であって、ある限られた範囲の話。詳細は省略。(読み飛ばしても良い。)
> 体色が白くなることがアルビノではありません。
これも、正確にはそうです。「アルビノ的」とでも言えばいいかな。
> 『手足の長さの比率を変えるというのは』現在の進化論で考えて不可能ではありません。
それは発生の理由としては考えられなくもない。だが、進化論的に(自然淘汰によって)生き延びるということはありえない、というのが本文の趣旨。人間がコーギーやダックスフントみたいになるというのは、あっても奇形でしかない、という意味。
大柄とか小柄とかは、個体変異のレベルで説明できますが、手足の調節因子の働きが低下するというようなのは奇形であり、一般的にはあっさり淘汰されてしまいます。例外は完全な別種となる場合だけです。
そもそも手足が短くなったとは見えない。なぜなら胸が細いから。「体全体の矮小化が起こったが、胴体だけは小さくならなかった(比率を拡大した)」と見るのが妥当でしょう。
一方、「寒冷化対策で手足が短くなった」なんて、こじつけとしか思えない。寒冷化対策ならば大柄になるのが原則。
たとえば白人では、南欧人はアラブ人と同程度で小柄だが、北欧人はやたらと大柄です。女性でも 168センチの日本人女性が北欧に行ったらクラスで一番のチビだったのでびっくりしたと言っていました。
なお、「黄色人種は腸が長い」という説がありますが、調べてみたところ、これはどうやら誤った俗説で、本当はそうではないようです。
→ http://www.wpjapan.com/mtarchives/000317.html
→ http://d.hatena.ne.jp/doramao/20120721/1342847503
> ・ 目の色が黒い。髪の毛も。
> ・ 目が小さい。(暗いところでは目が大きい方が有利。)
> ・ 鼻が小さい。(空気を暖めるのに不利。黒人と共通。)
> ・ カロリー消費に有利な肉食よりも草食である。
……温暖期での高地〜山岳(低地を除くという意味)適応ですかね?
>垂直移動時には消費エネルギー量は体格に比例し、体格の大小により新陳代謝の効率は変わりません。しかし平行移動時には、大きな体格の霊長目のエネルギー消費は、小さな体格の霊長目よりも効率的でした。つまり、大型動物ほど地上にいることが理にかなっており、小型動物ほど、歩こうが登ろうが代謝的に大差がないということです
霊長目の運動時の消費エネルギーから見た霊長目の生態と起源
http://sicambre.at.webry.info/200805/article_20.html
>「黄色人種は腸が長い」という説
>今は肝臓の右葉、左葉のどちらかを使う日本人向けの部分移植方式に落ち着いているようです
「私的」日本人論@
http://ameblo.jp/genten-nippon/entry-10918046350.html
……一次資料が無い……。
内臓が違うとしたら、腸が長いのではなく、太いのではないでしょうか。
ですから、主に色素欠落などの特徴が一番顕著に現れているのが、北欧のノルディック人種ではなく、アイルランドあたりのケルト人であるということも辻褄が合います。
そして、問題の寒冷地適応ですが、ヨーロッパの最寒冷地に、サーメという人たちがおります。彼らは遺伝的にはヨーロッパ人ですが、形質は、まるでアジア人です。丸い顔に短い頭、細い目に丸い鼻などなど。そして、冒頭ですが、新モンゴロイドは、まさに旧世界で一番の寒冷地、シベリアで誕生し、その気象条件に適応した人種だと言うことを忘れないでほしいと思います。眼裂が細い(実際にはそうでもないと思いますが)、鼻が小さいなどというのは、つまり、肌と脂肪の布団のしたにそれらを仕舞っているからでしょう?
それから新モンゴロイドが矮小とおっしゃいますが、実際モンゴルや中国東北部などの人たちは、インドネシアやフィリピンなどの、古モンゴロイド地域の住民たちよりも体つきが大きいです。
ただご存知のとおり、シベリアは緯度的にはそれほど高緯度ではないんですね。ですから、モンゴロイドの形質は寒冷地適応、そして、コーカソイドの形質は、高緯度地域の低日照地帯への適応で良いと思います。確かにこれだけでは説明できないこともたくさんありますが。
寒冷地適応で「目が細くなって鼻が小さくなる」というのは、こじつけとしか思えません。
目が細いのが寒冷地適応ということはないでしょう。そんなことぐらいで寒冷地対策になるはずがない。もしそれが成立するなら、次のことが成立するはずです。
「白人が寒冷地に行くと、目が大きくて瞼に脂肪がないせいで、目をあけられない(目が凍りついてしまう)」
しかしそんなことはありません。白人の形質は寒冷地でも特に不利ではありません。実際、今のシベリアでは、多くの白人がいますが、「白人だからシベリアでは暮らしにくて不利だ」なんてことはありません。
鼻の大小も同様。「寒冷地で鼻が大きいと凍傷になる」というのなら理屈は成立するが、そんな事例はほとんどありません。むしろ、鼻が大きい方が、呼吸のときに空気を暖めることができて、肺に入るときには肺にとって有利です。だから鼻が大きいと不利だということはない。
ちなみに、アフリカ人も鼻が大きくないが、別に寒地適応したわけじゃありません。
そもそも、根源的に言って、たかが気温ぐらいで体の形質が変化するはずがないんですよ。変化するとしたら、「体の大小」とか「皮膚の色彩」とかいうふうな、個体変異のレベルで、よくある変異だけです。実際、欧州人を見ても、南方と北方では、これらの差ぐらいしかありません。
あなたの主張が成立するなら、南方の欧州人に対して、北方の欧州人が、あなたの言う形質(新モンゴロイドの特徴)を備えていたはずです。
ゆえに、新モンゴロイドの特徴は、「気温のせい」ではなくて、もっと生物として根源的なところに由来するものだ、と考えられます。
だいたい、気温ぐらいで根源的な形質が変わるのだったら、気温の違いによって、世界中にはもっと多様な人種差が生じていたはずです。(しかしそんな事実はない。ゆえに、気温ぐらいで根源的な形質が変わることはない。)
それ、ガラス窓の丸木小屋が発明されたからだった様な。
乳幼児生存率はその地域で最も少なくなる資源によって決められるとした場合、シベリアの冬で一番足りなくなるのは熱(気温と体温)でしょう。
そもそも現代においてコーカソイドと新モンゴロイドの体格差が生じていても、古代以前においてもそうだったとはとても言えない訳で。
今の話題は、目が細いことです。目が細いことと、乳幼児生存率とは、関係ないでしょう。乳児はどうせいつも目をつぶっているし。
> ガラス窓の丸木小屋
いや、火でしょう。家屋内では、火の有無だけで温度が決まる。火は、ネアンデルタール人の段階ですでに得られています。
ヒトはもともと胎内では内眼角贅皮が発達しているそうですよ。やはりネオテニーの一種かと。
南方白人は北方白人と比べると比較的、目は大きく褐色肌。
東アジア人も東南アジア人と比べると比較的目が小さく肌は淡い。
東南アジア人は東アジア人と比べると比較的、目が大きく褐色肌。
中国の北方南方も然り。
東アジア人を北方、東南アジア人を南方、と考えれば納得できるのではないでしょうか。
「人種」が違うので、白人と比べると色白じゃないじゃないか、と思われるが、南方アジア人と比べれば我々は色白(薄黄色)なもんですよ。
南伸坊をお忘れなく。あと、馬面も。卵形も。瓜実顔も。顔面センターも。
本当を言えば、人間の認識が勝手に分類しているだけなんですけどね。見方によっては、楕円形も菱形もあります。猪木もいるし。
体毛は汗を皮膚の上に留まらせてしまうので、それが氷になり凍傷を招く危険が高いです。また体毛が直毛に近いのもそれが原因だと言われています。
目や鼻が小さくなることに関してはアレンの法則で説明できると思います。他の生物の例を見ればわかると思いますが、シベリア猫をシャム猫に比べ手足や耳の比率が小さく体の突起部が小さくなるように進化しています。これはニホンザルでも同様で、彼らは他のマカク属の猿に比べ非常に小さなしっぽを持っています。
これらのことからアレンの法則は一定の条件下では正しいと考えていいのではないでしょうか。
寒地適応説には無理があります。
それと、世界にはそんなにたくさんの人種がいない、というような記述もありましたが、これは古代の民族大移動や十字軍、モンゴル帝国の進軍などによって、ユーラシア大陸各地で混血が頻繁に起こり遺伝的に均されていった結果、多様な人種の特徴がよく分からなくなっただけなのではないか、と思います。ミトコンドリア・イブ説の、アフリカ人以外の人種は比較的遺伝的に近い、という調査結果にも合致します。また、アフリカ人は多様な遺伝子があるという事は、アフリカ人部族(エジプト人は除く)間では、人口密度的にも文化的にも、あまり混血が起こらなかったのでしょうね。
ダウン症の原因について、非常に重要な知見が得られた、という新聞報道について。
華北人や朝鮮民族といった新モンゴロイドが、華南人やマレー人といった古モンゴロイドに比べて大柄であることは、体感的にも統計的にも明白です。
特に華北人の平均身長は175cmとされており、これは南方コーカソイドと同等かそれ以上の巨躯です。
(以下、韓国に利するようなことを書くため工作員に疑われそうですが、実際は韓国よりもベトナムを始めとした東南アジア諸国の方に親近感を覚えていること、さらには政治的思想はあくまで保守であることをあらかじめ断っておきます)
韓国人男性の平均身長は、若年層(20-24歳)に限れば174cmとされており、これも華北人と同様一部南方コーカソイドに匹敵する数値です。
一方、古モンゴロイドで比較的栄養状態の良いベトナム人男性の平均身長は、若年層(20-25歳)に限っても166cmしかありません。
古モンゴロイドと新モンゴロイドの混合型である日本人男性・華南人男性・タイ人男性の平均身長も、それぞれ170cm前後にとどまります。
栄養状態が良くないため単純比較はできませんが、同じく古モンゴロイドのインドネシア人男性の平均身長は158cm、フィリピン人男性の平均身長も166cmとなっています。
一方の北方コーカソイドであるオランダ人や北欧人は、青白い肌で比較的小さい目を持ち、非常に大柄です。鼻は凍傷を防ぐため、南方コーカソイドと比べるといくらか小ぶりな作りになっています。
「小さい目」や「小さい鼻」と聞いて疑問を持たれるかもしれませんが、あくまで「南方コーカソイドと比較して」ということです。
北方コーカソイドが中心のハリウッド俳優を見るとよく分かります。トム・クルーズ、マット・デイモン、マーク・ウォールバーグ、リチャード・ギアらは、いわゆる奥二重瞼で切れ長の目です。ロシアのプーチン大統領は、コーカソイドとしては非常に珍しい一重瞼の持ち主です(眉骨のところが窪んでいるだけで、二重線らしきものは見当たりません)。
一方の南方コーカソイドに目を向けてみます。俳優だとシルヴェスター・スタローンやアル・パチーノ、それ以外だとアラブ人や北インド人を見ると分かりますが、彼らは二重瞼で非常に大きな目をしています。
インドネシア人やカンボジア人をはじめとした古モンゴロイドは浅黒い肌に大きな目を持ち、先述の通り体格は小柄です。
一方の新モンゴロイドは比較的白い肌に小さな目、先述の通り体格は大柄です。鼻は寒冷地に適応し、古モンゴロイドと比べるといくらか小さめです。
つまり、新モンゴロイドと北方コーカソイドはいずれも寒冷地適応を経た可能性が高いということです。
ここからは他人の受け売りなので自分が偉そうに話すことではないのですが、北方コーカソイドの居住地であったヨーロッパは、偏西風と北大西洋海流の影響で緯度の割に温暖な気候だったようです。その結果、原型をとどめなくなるほどの寒冷地適応は起こりませんでした。
一方、新モンゴロイドの居住地であった中央アジアはそのようなことはなく、冬は氷点下25度まで冷え込みます。凍傷を防ぐために鼻や目元といった顔の凹凸は平面的になり、体毛も生えなくなりました。
過酷な環境で協調しながら生きるために知能の低い者は淘汰され、最終的に知能の高い者だけが生き残りました。
これらの要素が組み合わさって、結果的に容姿や知能に差異が生じたと考えられます。
以上、長々と連投失礼しました。
骨の形は、個体差がほとんど生じないので、寒地適応で骨の形が変わるということはありえません。
一方、皮膚の色や目の色は、突然変異が容易に起こる(メラニン色素の遺伝子一つの変異で済む)ので、適者生存で集団の性質が変わることは起こります。
> 過酷な環境で協調しながら生きるために知能の低い者は淘汰され
寒冷地の人が熱帯地方の人より知能が高いというデータは得られていません。
知能に関しては分かりませんが、脳の容積についてはこのようなデータがあります。
https://i.imgur.com/dcnz5LD.jpg
暖色系から寒色系に進むにつれ、脳の容積が増えていることを示しています。
脳の大きさは知能指数と相関係数0.4程度の相関があるとされています。つまり、この説を裏付けるデータといってもいいのではないでしょうか。
このことを証明した論文は発表されているのでしょうか。ベルクマンの法則やアレンの法則を反証するような論文は、自分の知る限りでは今のところありません。
数万年という年月を経れば、このような適応が起こっても不思議ではないと思います。
色素の突然変異であるアルビノの発症率は0.005〜0.01%、骨格の突然変異である小人症(軟骨形成不全症)の発症率は0.0001〜0.0004%とされています。
色素の突然変異が骨格の突然変異に比べて起こりやすいのは事実ですが、「骨格の突然変異は100%起こらない」とは言い切れないのです。
結論としては、体の骨格の突然変異が起こるのなら、数万年の時を経れば顔の骨格の突然変異が起こらないとは必ずしも言い切れない、ということです。
ベルクマンの法則やアレンの法則を覆すような学説が正式に発表されていない現時点では、こう考える方が自然です。
これはおもしろい図ですね。ありがとうございました。
ただし解釈については問題あり。
(1) これは人類の移動の経路とほぼ同じ。古いものが赤く、新しいものが青い。温度とは違う。
(2) 差があるといっても、ごく微量。1%程度に過ぎない。統計的に優位ではあるが、たいていは個人差に埋没する。(量の差は質の差に埋没する。例。頭のいい女性や少年は、頭の悪い成人男性より、知能が上。)
>>寒地適応のために、(鼻や眼窩周辺などの)骨の形が変化することはあり得ません。
事実を見れば明らか。下記のいずれも、骨の形がほぼ同じ。
(1) 北方系のモンゴロイドは、北米・南米・北海道に行った初期の人(2万年前)も、それ以後の人もある。
(2) 南方系のモンゴロイドもある。
結論としては、モンゴロイド(南・北)の誕生はメソポタミアであり、この時点で骨の形もできている。それ以後の時間も進化量も大きくない。
→ http://openblog.seesaa.net/article/435851046.html
→ http://openblog.seesaa.net/article/435851117.html
→ http://openblog.seesaa.net/article/435849400.html
長い時間を通じて、同じ突然変異が(途中経路で)何度も起こったというのは、ありえない。それよりは、5万年前ごろ(ごく初期)に、いっぺんだけ、メソポタミアでモンゴロイドの集団が発生したと考える方がいい。これは人類の人口が少なかったころに起こった。
モンゴロイドの人口が大幅に増えたあとで、同じ突然変異が何度も何度も起こったとは考えられない。また、北方と南方で同じ突然変異が起こったとも考えられない。南方で寒地適応したとも考えられない。
メソポタミアで若干の個体差が集団差となって現れた、と考える方がいい。人口が少なければ、そういうことは起こりうる。