2011年02月08日

◆ ホームドアの解決策

 電車の駅の転落防止用に、ホームドアを設置する設置する方針があるが、JRはともかく私鉄は及び腰である。車両が違うと、ドア位置が異なるからだ。この問題の解決策は? ──
 
 電車の駅の転落防止用に、ホームドアを設置する設置する方針がある。JR は熱心になったようだ。
 《 JR東の清野社長、山手線ホームドア設置前倒しも 》
 JR東日本の清野智社長は8日の定例会見で、乗客が線路に転落する事故を防止するため要望が強い、山手線全29駅のホームドア設置について、「2017年までの10カ年計画で進めてきたが、可能な限り早く工事を進めたい」と述べ、計画の前倒し実施を示唆した。
( → 産経新聞 2011-02-08
 しかしながら、地下鉄や JR はともかく、私鉄は及び腰である。
 《 ホームの転落防止ドア、14社285駅で設置予定 》
 ただ、「検討中」として具体的な設置時期を明らかにしていない鉄道会社も多く、実際に整備が進むかは不透明な部分が残る。
 ホームドアは、高齢者や視覚障害者らの安全を確保するバリアフリー新法で、1日の乗降客が5千人以上の駅への設置が求められている。
 ホームドアは原則として新設駅への設置が義務づけられているが、既存の駅では努力義務にとどまっている。ホームの構造から設置に多額の費用がかかることや、扉の位置が異なる多様な編成の列車が乗り入れている路線では設置が難しいことから、多くの大手私鉄は「設置予定がない」と回答している。
( → 朝日新聞 2011-02-08
──

 記事の最後にあるように、「扉の位置が異なる多様な編成の列車が乗り入れている路線では設置が難しい」とされる。このことが、ホームドアの設置が進まない理由だ。
 これに対して、解決策はないか? 

 ──

 記事の写真をちょっと見ただけでも、解決策はありそうだ。ホームドアの位置と電車のドアの位置とが食い違うのが問題だが、問題は位置が食い違うことだけだ。「壁を通り抜ける」というような、根源的な不可能さがあるわけではない。単にドアの位置が食い違うというだけの問題にすぎない。
 このくらいのことなら、もっと困難な問題さえ、手品では解決されている。たとえば、あるはずのないところからボールが飛び出したり、右方に隠したものが、左方から出現したりする。
 こういう不思議な手品に比べれば、ドアの位置の食い違いを解決することぐらい、お茶の子さいさいだろう。

 というわけで、お茶の子さいさいのアイデアを、思い浮かべてください。お馬鹿な鉄道関係者はともかく、本サイトの読者ならば、考えればわかりそうだ。

 それでもまあ、考えてもわからなかったら、このページをいっぱいスクロールして、下の方を見てください。うんと下の方に、解答編があります。








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 《 解答編 》









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 別に、壁のなかを通り抜けるわけじゃない。位置が食い違うだけの問題だ。
 とすれば、解決策は、位置を変えるだけのことだ。つまり、列車のドアの位置がずれるたびに、ホームドアの位置を変えればいい。つまり、ホームドアの位置を可変的にすればいい。それだけのことだ。(論理的に考えれば、簡単にわかる。)
 具体的には、次の図を見ればいい。

aman.png

 現状では、ドアが閉じたときとドアが開いたときでは、ドアの位置が異なるが、壁の位置は同じである。そのせいで、電車のドアの位置が電車ごとに異なると、電車のドアと壁のドアとが同じ位置に来なくなる。つまり、場合によっては、電車のドアが壁の位置と重なってしまう。それでは乗車ができなくなる。

 新案では、壁が存在しない。かわりに、ドアばかりがたくさんある。ドアA,ドアB,ドアC のどれが開くかは、電車ごとに異なる。ある場合にはドアAが開き、ある場合にはドアBが開き,ある場合にはドアCが開く。いずれの場合でも、他のドアは開かない。開かないドアは、壁のかわりになる。
 こうして、ドアの位置を自由にずらすことで、電車のドアの位置の違いを吸収できる。

 実はこれは、日本の「唐紙」の方式と同じだ。唐紙は、どの位置でも開くことができる。そこでこれを、「ホームドア」ならぬ 「ホーム唐紙」と呼ぶことにしたい。
 下手に西洋の方式を真似るよりは、日本古来の方式に従う方が、ずっと賢明なのである。  (^^)v



 [ 付記 ]
 「下手をすると、柱の位置と電車の位置がぶつかってしまうこともあるぞ」
 という問題を指摘する声も上がりそうだ。それはもちろん考慮されている。次のいずれかで解決可能である。

 (1)

 それぞれの路線ごとに電車の車両を調べて、うまく重ならないように調整する。車両の種類を調整するとか、柱の間隔を調整するとか。一つの路線を通る列車は何十種類もあるわけじゃない。限られている。適当に調整すればいい。
 どうしても調整不可能な例外的な車両があれば、そいつを他の路線に売却すればいい。(ホームドアのない田舎の路線など。) 日本中で電車を融通すれば、どの路線でも何とかなるだろう。どうせ みんな たいてい 狭軌で、電車は互換性があるのだから。

 (2)

 根源的には、柱そのものをなくしてもいい。柱なんかなくたって、大丈夫だ。ドアを柱のかわりにすればいい。
 それではドアがぺしゃりと倒れてしまう? いや、そんなことはない。ここは頭の働かせどころだ。次のようにすればいい。
  ・ ドアの下方の床には、深い溝を付けて、溝のなかでドアを走らせる。
    (唐紙に似ているが、もっと深い溝とする。溝の幅は5mm ぐらい。)
  ・ ドアの上方も同様。床のかわりに、溝のあるレールを走らせる。
    (カーテンレールに似ている。)

 レールが宙ぶらりんで不安定かとも思えるが、その心配はない。レールに力が加わるとしたら、ホーム上から外側への力だけだ。だから、ホームの中央に壁か柱をつくくって、そこからワイヤでも伸ばして、レールを引っ張ればいい。このワイヤを引きちぎるほどの力が加わらない限り、ドアは外側に倒れることはない。ワイヤとしては、ピアノ線またはケブラーのワイヤを使えば、まったく問題なしだろう。
 ま、このあたりは、建築技術をいろいろと使えば、簡単にカタが付く。超高層ビルを作るよりは、ずっと簡単だ。  (^^);

( ※ ドアをどういうふうに支持するかという問題は、基本的には、建築技術の問題である。ここでは特に詳しく論じるべきことではない。本項の核心は、それとは別のことだ。)(細かなことで揚げ足取りをしないでください。揚げ足取りをすると、「性格悪いね」と言われますよ。トンデモマニアみたいになって、モテなくなります。  (^^);  )
posted by 管理人 at 19:50| Comment(5) | 安全・事故 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
丁度この記事を見ていて「仕方ないのかな」と思っていた矢先でした。
全部ドア案、言われてみれば……のアイディアは思いつきませんでした。これなら、少々割高になるとは思いますが早期に実現可能と思います。

> どうせみんな狭軌で、電車は互換性があるのだから

ここはちょっと違うかも。
都内各線でも1,435mm、1,372mm、1,067mmが混在しているので、相互乗り入れの組み合わせが自ずと決まってしまっています。
でも京成みたいに引き直す例もあるので、融通は可能ですね。
Posted by けろ at 2011年02月09日 01:35
関西の大手私鉄は広軌が多いですよ。
Posted by jiangmin at 2011年02月09日 01:45
私にも視覚障害の仲間がいます。私は脳性小児マヒです。彼等のためにも、是非設置してもらいたいものです。しかし、列車によってドアの位置が違うので容易ではないようです。周りの方達が声賭けをやってもらいたいものです。
Posted by 阿萬三木夫(宮崎市在住) at 2011年02月09日 17:50
商店のシャッターのように上下に動くってのはどうでしょうか。柵がホームに潜るか天井の方に上がるというものです。どちらかというと潜る方が良さそうに思うのですが。
Posted by ボッケニャンドリ at 2011年02月09日 18:11
本項に似た案が実用化されるそうだ。ホームドアと戸袋が、レールの上で左右に移動する方式。かなり大がかりなシステム。
 → http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY201109280229.html

 ネット上の記事には詳しい説明はないが、図があるので、それを見るとわかる。
 文字の説明は、紙の新聞を参照。
Posted by 管理人 at 2011年09月30日 00:19
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