【 訂正 】 本項は間違いを含むので、最後のあたりに訂正が記されています。 ──
【 謹告 】
本項では、他人のサイトの紹介が含まれていますが、その情報は間違いだ
という指摘を受けました。そこで、本項の最後で全面的に訂正をします。
エコキャップの問題は、次の4点だ。
・ 実際にはエコになっていない。(運搬に石油を消費する)
・ 参加者が運搬費用を払う。(金の無駄)
・ 参加者は莫大な手間がかかる。
・ システム運営者が利益を得る。
ベルマークはどうか? 最初の二点は、エコキャップに特有の問題なので、ベルマークには該当しない。
詳しい話は、下記の通り。
→ http://ameblo.jp/yodandesu/entry-10376234479.html
つまり、収益の 14% しか、助成金にならない。他は、あれやこれやと、勝手に食いつぶしている。要するに、運営者が「人件費」などの名目で、金の大半を懐に入れてしまっている。
しかも、その間、小学生などは莫大な手間をかけさせられる。(ベルマークは一つの商品に 0.5点 つまり 50銭 ぐらいの価値しかないことが多い。そのマークを切り取ったりする手間が大変だ。)
その非効率さは、
──
ただし、である。エコキャップの場合と違って、例外がある。それは、プリンタのインクカートリッジだ。この件は、前にも述べた。
→ http://openblog.meblog.biz/article/2162483.html
カートリッジ1個で、5円となる。ベルマークらしい鐘のマークはついていないが、カートリッジをそのまま集めて回収すればいい。しかも、箱と送料をメーカーが負担してくれる。
キヤノン、エプソンの両社がそうしている。
→ キヤノンのサイト
→ エプソンのサイト , Q&A
このような回収は、かなり太っ腹だ。どうしてかというと、カートリッジが詰め替え再生業者に流れるのを阻止するためだろう。
ともあれ、そういう裏事情があるがゆえに、インクカートリッジのベルマークは異例に高額に設定されている。(ベルマークらしい鐘のマークはついていないが。)
だから、インクカートリッジについてのみは、ベルマークを集める価値がある。(それ以外の商品の、チマチマとした少額のベルマークは、ほとんど無駄にすぎないとしても。)
[ 付記1 ]
ちなみに、ヤマダ電機では、同じく「インクカートリッジを回収して、リサイクルします」と述べて、「医療支援・環境支援・交通遺児育成支援等の資金とします」というふうに説明している。
ここでは、回収されたカートリッジは、再生業者に送られて、詰め替えインクを充填され、非正規品の詰め替えカートリッジとして販売されるらしい。
しかし、これは特許違反であることが最高裁判決で示されている。詳しく言うと、キヤノンのカートリッジには特許権が成立するが、エプソンのカートリッジには特許権が成立しない。( → 出典 )
ただし、日本国内では違法でも、海外では違法ではないのかも。そこで、日本で違法な詰め替えカートリッジを生産して、それを海外に輸出しているのかも。(脱法的行為)……人々がせっせとインクカートリッジを回収してヤマダ電機に持ち込むことで、人々は犯罪的な脱法行為に加担することになる。
[ 付記2 ]
ベルマークはその学校へ還元されるが、ヤマダ電機の方は途上国その他に還元される。ベルマークの還元額は、その学校で直接チェックできる。一方、ヤマダ電機の方は、実際にいくら還元したかは、(公認会計士などによるチェックはなされていないので、)明白に信頼できるわけではない。
ちなみに、ヤマダ電機というのは、違法行為をしたことでたびたび報道されている犯罪的な会社だ。
・ 労働者の違法派遣 ( → Google )
・ リサイクル回収品の横流し(リサイクル法違反) ( → 知恵袋 )
このような違法行為をする詐欺的な会社が、「多額の金を寄付しています」と宣伝しているからといって、何ら証明もなしにそれを信じるかどうかは、各人に委ねられる。
私としては、安全確実なベルマークの方に回収することをお勧めする。……もっとも、その際、
[ 補足 ]
本項最後の 【 追記 】 で記したように、詐欺だとは言えないようだ。
ただし、……
「ごく小額のために、莫大な手間がかかる」ということは、事実である。しかも、その金は、本来は行政の費用でまかなわれるべき教育費用だ。
なるほど、日本がとても貧しくて、教育の費用もまかなえないころであったなら、それはやむを得ない。しかし今や、子供手当だけで、1人あたり年に数十万円にもなる。
ここで生徒がベルマークで一人あたり数十円の金を捻出するために、莫大な時間を奪うのでは、「教育の時間を奪う」という逆効果が生じる。「ベルマークを集めましょう」というよりは、「宿題をやりましょう」または「読書しましょう」という方が、はるかに効果的だ。ベルマーク運動は、今日では、子供の学力低下をもたらすという、逆効果が生じてしまっている。
ちなみに、ラーメンの袋に付いているベルマークを見たら、0.7点であった。馬鹿馬鹿しい。こんなものを集めるために子供たちの労働力を使うとしたら、子供たちを内職させるようなものだ。反教育的な効果がある。
ベルマークは、日本が貧しかったころには、何らかの意義があったが、今日ではもはや、その役割を果たし終えたと言えるだろう。
どうしてもやるのであれば、キヤノンやエプソンのように、5円ぐらいを最低単位とするべきだ。それならば、子供たちが集める価値もある。また、インクカートリッジならば、リサイクルするだけの環境改善価値もある。
( ※ なお、エコキャップ運動は、はるかにひどい。400個で 10円ぐらいだから、圧倒的に非効率だ。(さらに運送費の赤字もある。)
【 追記 】
下記のコメント欄で、指摘を受けた。
本項で紹介したサイトの情報は間違いだという。事務費として使われているのは 20%にすぎないそうだ。(詳細はコメント欄を参照。)
事務費が 20% というのは、常識的に妥当な額であろう。とすれば、「詐欺」というふうに表現するのは、妥当ではないことになる。
この旨、修正して、お詫びします。
また、財団が出している説明図解もどうぞ!
http://www.bellmark.or.jp/news/information/175/807.html
いずれにせよ、コンビニは、それで客寄せができる。店舗の外では客寄せにならないが、店舗のなかに置けば客寄せになる。
エコキャップのかわりに、インクカートリッジの回収運動をお勧めします。
実は、私的に今、気ぜわしい時期であり、体調も整わないため、レスポンスも遅くなってしまいました。
生徒は、「当たり」のカードだけを集めて、学校に持っていけばいい。
これならば労力はほとんどいらないから、問題ない。