詭弁の論法を体系的にまとめているサイトがあるので、紹介しよう。
→ 詭弁術の考察 ──
※ 本項は特に読まなくても構いません。お暇な人向け。
ここ数日の話題は、「論理」や「詭弁」だった。そこでネットで「詭弁」を検索してみたら、トップに来たのが、上記ページだ。このページを紹介がてら、言及する。
ちょっと読んでみたが、興味深く感じた。これらの詭弁のほとんどが、トンデモマニアの論法と共通するからだ。
例。「人格攻撃」
「おまえはこれこれの理由で間違っている」と述べずに、「おまえは素人だから(専門家ではないから)間違っている」と攻撃する。トンデモマニアの基本的立場が、これだ。(頭が悪いから、相手を論破できないので、こういうふうに人格攻撃する。子供と同じですね。はてなブックマーク でも、ネガコメとして、しばしば見られる。)
例。「相殺法」
少しぐらいは例外があるという理由で、相手の主張を全否定する。
( ※ 先日も「簡易検査をするな」という話題で、この論法を使ったトンデモマニアがいた。)
例。「論理間違い」
三段論法や背理法の論理を誤って使う。この件は、私も前に体系的に紹介した。
→ 誤読・誤解の見本
──
以上では三つを示したが、他にもいろいろあるだろう。最初に紹介したページには、いろいろな詭弁が示されているが、具体的な例としてはトンデモマニアの論法を思い浮かべるといい。
ただし、注意。トンデモマニアが詭弁を弄するからといって、トンデモマニアを「おまえは馬鹿だ」というふうに攻撃するべきではない。他人を攻撃したら、その時点で、トンデモマニアと同じ次元にまで落ちてしまう。それではミイラ取りがミイラになるようなものだ。
では、どうするべきか? トンデモマニアの愚を見たら、それを「他山の石」とするべきだ。彼らが他人を悪口で攻撃したら、「みっともないなあ」と思いながら、哀れむべきだ。彼らはとてもかわいそうな人々なのだ。
世の中には頭の悪い人はいる。(たとえばホメオパシーを信じる女性など。) こういうふうに頭の悪い人を見たら、同情してあげればいい。われわれはトンデモマニアではないのだから、頭の悪い人を攻撃する(というみっともないことをする)べきではない。まともな人間は、他人を攻撃して喜んだりしないものだ。むしろ、苦痛を感じるはずだ。
どこかの歌舞伎役者が、チンピラと酒を飲んで喧嘩をしたが、そういうふうに喧嘩をすれば、みっともないだけだ。殴ったり、殴り返されたり、……というのは、まともな人間のやることではない。
私としても、本項によって、特定の誰かを非難するつもりはない。「世の中には哀れな人々がいるなあ、かわいそうに」と思いながら、「自分はああいうふうにはなりたくない」と思って、「他山の石にしたい」と思うだけだ。
まともな人間は、詭弁やら 揚げ足取りやら をするよりは、前項・前々項のように、まともな問題について まともな論理を働かせるべきだろう。
【 関連項目 】
詭弁を使う人は、どうして詭弁を使うかというと、論理力が弱いからだろうが、それ以前に、基本的な人間性の問題があるとも考えられる。心が歪んでいるから、論理も歪んでしまう。下記項目を参照。
→ Wiki型と 2ch型
ここから教訓を得られる。論理が歪まないようにするには、心を歪まないようにしておけばいい。他人をやたらと攻撃しようとはせず、他人を救ってあげようとすればいい。
他人を攻撃ばかりしていると、他人から忠告を受けても、「おれを攻撃しているな」と被害妄想に陥ったあげく、世間から浮いてしまう。(例の歌舞伎役者も、他人の忠告を聞く耳などもたなかったのだろう。)
2010年12月07日
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