去年は豚インフルエンザが流行したが、今年はどうか? ──
去年は豚インフルエンザで大騒ぎだった。今年はまだ騒がれていないが、流行状況はどうなっているか? 去年と同じように、10月から患者が増えているか?
そう思って、感染症情報センターで調べると、下記の通り。
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・ 今年と去年のデータ(PDF)
PDF のグラフを見ればわかるとおり、今年(というか今冬シーズン)は、ほとんど患者が出ていない。夏ごろと同じく、ずっと低い数値だ。今はもうかなり寒くなってきているし、北海道や東北を中心に、少しぐらいは患者が増えてもよさそうなのだが、まだ患者は増えていない。
以上のことから、次のように結論していいと思う。
「もはや豚インフルエンザについては、社会的に、ある程度の免疫が獲得された。去年のような流行はもはや起こらない。豚インフルエンザは、もはやただの季節性インフルエンザになってしまった」
したがって今後は、騒ぐ必要はまったくない。特に、去年のように馬鹿騒ぎをするべきではない。ちょっと患者が出たからといって「学校閉鎖せよ」と騒ぐべきではない。通常の対処をするだけでいい。
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では、何も警戒しなくていいか? そうでもない。次の懸念がある。
「豚インフルエンザが、一昨年までの季節性インフルエンザと同様に、タミフル耐性をもつ可能性がある」
去年の豚インフルエンザは、タミフル耐性を持たないからこそ、タミフルによって大流行を抑止できたし、死者の大量発生も抑止できた。
しかし、豚インフルエンザがタミフル耐性を持てば、去年のような抑止はもはや不可能となる。
そうなることを防ぐためにも、タミフルの乱用は避けた方がいい。幼児や妊婦はタミフルを使うべきだが、普通の大人はやたらとタミフルを使わない方がいい。男の大人が「自分だけは使いたい」と思うと、彼の妻や子供が命を失う危険性が増える。その意味でも、タミフルの乱用は避けた方がいい。
[ 付記 ]
以上のように、「タミフルの乱用を避けるべし」というのは、WHO や 私の見解だが、日本の専門家は違う。「タミフルをどんどん使いましょう。そうすれば被害が減ります」というふうに述べる。「タミフルを乱用しましょう」という方針だ。「そうすればタミフル耐性菌が出現しやすくなる」ということにまで頭が及ばないようだ。
[ 余談 ]
私がこういうふうに、日本政府や日本の専門家の方針に反対すると、「専門の見解に反するおまえはトンデモだ!」とトンデモマニアが騒ぎ出す。 (^^);
このようなトンデモマニアは、社会にとって病原菌に等しい。彼らが騒げば騒ぐほど、死者が増える。
ホメオパシーのせいで人が死ぬことはきわめて例外的だが、トンデモマニアが「トンデモだ!」と騒げば結果的に大量の死者をもたらす。トンデモマニアという社会の病原菌を撲滅する新薬はないものか? その新薬が現れれば、多数の人命が救われるのだが。 (^^);
2010年11月01日
過去ログ

流行ではなく、検出されたということなら、いつもどこかで検出されていますから、大騒ぎすることもないでしょう。鳥は地球のあちこちを飛び回るので、いつもどこかにウイルスはあります。
で、寒くなると、その寒い場所で感染する鳥が出現する。
ま、稚内ではもう冬になった、というぐらいの意味しかありません。
今日は寒いですねえ。もう冬になった感じだ。今年は秋が1カ月もなかったな。夏からいきなり冬へ。