「エコポイントでお得ですよ」という口車に乗せて、お年寄りをだまして儲ける悪徳業者がいるという。
政府のエコポイント制度が詐欺師のために利用されている。 ──
お年寄りを狙った詐欺だ。エコポイント制度の終了が迫っているのを利用して、「今すぐ買いましょう」と推奨する。
そのあとでエコポイントをもらうが、それは本来、全国共通の金券であるはずだ。(後述。)
ところが、これを、特定の店でしか使えないポイント券(ビッグカメラのポイントみたいなもの)にしてしまう店があるという。
「そんなことは困るだ」と抗議したら、「この地域の販売店はみんなそうしています」と居直るそうだ。
山形県の田舎の体験記。80代の高齢者がそれにだまされた。(朝日新聞・投書欄 2010-10-17 )
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ネットで調べると、もっと悪質な例がある。
「 18万円のテレビを 16万円に値引きします」というのを真に受けて購入したら、エコポイントの商品券が届いた。それを販売店に持っていったら、そのまま商品券を取られてしまった。
「2万円の値引きは、あとでもらえるエコポイントの商品券の分です。その分を値引きしているだけです」という理屈。
そんな屁理屈があるとは信じられないので、「馬鹿な!」と怒ると、いつのまにか契約書にそう書かれてあったという。( → 知恵袋 )
これはまあ、悪魔の契約書(詐欺師の契約書)と同じですね。契約書に署名したら、いつのまにか契約書が書き換えられていた、というようなものだ。
で、そのために、エコポイントが利用される。「政府のエコポイントだから、間違いなし」と思わせて、実際には詐欺師の食い物にされる。
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同種の詐欺は他にもあるという。
ネットで安く電化製品を売っているのを買った。そのあと、エコポイントを申請したら、すでにエコポイントは申請済みだという。勝手に手続きされて、勝手にポイントを取られていたらしい。
安いと思ったら、実はエコポイントの先取りだった、というわけ。(すぐ前の詐欺と同様だが、こっそりやっている。)
→ 出典ブログ
そんな犯罪同然のことがどうして跋扈するのか? いったいどういうことなのか、……と思って調べたら、ヤフオクの出品であるようだ。身元がバレにくいのを利用して、詐欺が蔓延する。
下記に詳しい。
→ ヤフオクでエコポイントの横取りが蔓延
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では、正しくは、どうすればいいか? 私がエコポイントの使い方の正解を教えよう。
「政府が手続きを受け付けています。いろいろあるので、どれでも各人がご自由に」
というのが無難な説明だが、私はそんな歯がゆい説明はしません。ズバリ、これが一番有利だ。
→ エコポイントをイオンの商品券に交換
→ エコポイントをセブン&アイ共通商品券に
これらは、ジャスコやイトーヨーカ堂やセブンイレブンで使える商品券だ。これらがベストだろう。これなら事実上、現金と同じだからだ。
なお、近くにスーパーがなければ、別のものを選べばいい。
→ 検索ページ
参考で言うと、エコポイントのネットでの申請は、上記ページのリンク先で受け付けている。
( ※ 上記ページは、政府のエコポイント公式ページ。だまされないで安全です。)
[ 付記 ]
エコポイント詐欺に関連する情報もいくつかある。
・ 数カ月後に商品が届きます
・ 電気代を安くみせかける
2010年10月18日
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