2010年10月15日

◆ ホメオパシーの薬事法規制

 ホメオパシーが薬事法で規制されるようになった。レメディ販売の際に、「これこれの医療効果があります」と述べることは禁止されるようになった。 ──
 
 「薬事法違反で、犯罪として摘発せよ」というのが私の主張の一部だった。
 それに合致する形で、行政側が、「医療としての宣伝は駄目だ」と明白に指示を出したそうだ。(摘発はしないが、規制する。)
 その結果、「ホメオパシーで治ります」という宣伝は、レメディ販売のときには禁止されることになった。

 以下は、ホメオパシー・ジャパンのホームページから。( 2010-10-12 )
■レメディー販売についての変更のご連絡
 今回、「レメディー」の販売について、行政から薬事法広告規制につき新しい判断と指導があり、弊社としても全面的にその指導に従っており、運用を変更しております。

■レメディー広告規制のポイント
1.レメディー販売の際に、療法に関わる宣伝、説明は行うことができなくなっておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2.レメディーの情報は、ご自身でインターネット、書籍、セミナー等でお調べになるか、教育機関、センター・普及団体などにご確認ください。
 → http://www.homoeopathy.co.jp/remedy.html
 また、個人ブログでは、同趣旨で、次の記述もある。
 薬事法のホメオパシー規制が急にとても厳しくなったようです。
 私の利用していた通販サイト@レメディ.comも今回の規制強化で、販売管理者が変わってしまいました・・・。以前はホメオパスの石井睦子さんという方でした。メルマガとかも面白くて、為になりました。でもこれからは、販売サイトで効能とか一切書いてはいけないようなので(以前から、薬事法の関係でレメディの説明はありませんでしたが、メルマガなどでは読めたりしましたが、それもダメ・・・。飲み方の説明とかそういうのも一切ダメで、これから販売店ではただ販売のみが許されるのです)。
 → http://plaza.rakuten.co.jp/rietanriepon/diary/201010140001/
 ともあれ、法律によって強力な規制がされるので、販売の場では、ホメオパシーによる代替医療を推奨することはできなくなった。
 一応、めでたしめでたし。
   


 ついでだが、薬事の件に関しては、私は前に次のように述べたことがある。
 「医療」であるフリをしながら、都合が悪くなると、「医療ではありません」というふうに逃げ込む。「医療」であるとすれば、医師以外の者が医療をすると、医師法違反となる。そこで、次のように弁解する。
    (……中略……)
 語るに落ちた、ということか。「レメディーがあたかも薬であるかのような表現をすること」って、それ、自分でやっていることでしょうが。
 ( → ホメオパシーと現代医療




 [ 付記1 ]
 ともあれ、薬事法で網をかぶせれば、ホメオパシーの問題の大半はカタがつく。「トンデモだ、トンデモだ」と騒いだり、「これは間違いだ」と騒いでも、たいして効果はないのだが、薬事法によって政府が規制すれば、問題の大半はカタがつくのだ。その点では、前項で述べたとおり。
( ※ トンデモマニアが、またさんざん文句を付けてきたが、恥をさらすだけだ。そんなに私の方針に文句を付けたければ、「薬事法によるホメオパシー規制を解除せよ」と主張すればいい。そうすれば、自己矛盾を避けられる。) 
 
 [ 付記2 ]
 行政側というのは、厚労省 or 東京都であるようだが、はっきり明示されていない。私の勘では、東京都だけかもしれない。(だとしたら、東京都以外では、いまだに薬事法違反の行為をしているのかな? よくわからん。)
 ともあれ、行政側は今になって「薬事法」を名分にして規制に乗り出した。だが、これは甘すぎると思う。
 犯罪をした人に対して、犯罪を摘発せず、「以後改めなさい」ということで、お許しを出す。こんなことは、たいていの犯罪者には許されない、大甘の措置だ。泥棒だって殺人犯だって、「以後改めます」で過去の犯罪が免責されることはない。
 どうせ「指導」ぐらいで済ませるのであれば、社会的に大問題になる前に、そうするべきだった。甘過ぎ。

 [ 付記3 ]
 ホメオパシーの問題は、これでは大半はカタがつくが、完全にカタがつくわけではない。というのは、詐欺師というものは、必ず抜け穴を探すからだ。今回もまたしかり。
 「販売の場では、医療効果があると宣伝してはいけないのか。なるほど。では、販売の場でなければ、ホメオパシーは医療効果があると述べてもいいのだな」
 と考える。そして、別のところで、トラ子さまの団体が
 「ホメオパシーでこんなに医療効果があります」
 と大宣伝している。下記の通り。
  → ホメオパシー医学協会
  → 同・症例
  
 さらに言えば、上記の @レメディ というサイトでは、顧客の質問に個別でメールで答えるという形で、レメディの効能を語るようだ。
  → http://www.homeo-re.com/hpgen/HPB/categories/51505.html

 というわけで、薬事法の規制を何とかかいくぐろうと、業者は努力しているわけだ。
 だから、こういう悪党は、一罰百戒の形で、逮捕した方がいいのだが。

 [ 付記4 ]
 薬事法で規制できるのは、薬物販売の場だけである。それと連動する宣伝サイトは、規制できない。これはどうしようもない。
 このように連動するインチキ宣伝まで規制するには、詐欺罪で摘発するしかない。だから、「詐欺罪で摘発せよ」と私は主張している。しかしそこへトンデモマニアが出現して、「そんなことを言うおまえはトンデモだ!」と合唱して、ホメオパシー業者のインチキ宣伝を許容しようとするのである。
 


 【 参考 】

 参考として、ホメオパシー関連で、次の情報を示す。(薬事法とは関係ない。スズメバチのレメディという話題。)
 
 スズメバチに刺されたときに、医者に行くかわりにレメディで、という話題があった。これについては、先に紹介したとおり。
 ところが、世の中には懲りない信者がいるもので、スズメバチのレメディというものを英国から取り寄せて、「スズメバチに刺されても、ホメオパシーで安心」と思い込んでいる人がいる。引用しよう。
 「スズメバチに刺されたら、その害を同種療法的に解決するのに、スズメバチのレメディはもう作られていますから、取り寄せて待機するのもいいかもしれない」
  → http://blogs.yahoo.co.jp/setsu_forum_k/44036647.html
 1分子も含まれていないのだから、同種療法的じゃない。本当は、デンプン玉における「水の記憶」なんですけどね。やっぱり詐欺師にだまされている。
posted by 管理人 at 19:12| Comment(1) | 医学・薬学 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネットで調べたところ、次のサイトは、私と同様の見解(薬事法違反で規制せよ、という見解)を持っているようだ。
 以下、引用。

 ──

ホメオパシーに基づきレメディ(まったくの水)を高額で販売している業者は、効能を宣伝しているので薬事法で検挙していただきたいものです
http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10537908722.html

事法違反などの疑いが濃厚であるにもかかわらず厚労省が対策に動こうとしなかったことで、どれほどホメオパシーの被害が拡大したかわかりません。
http://ameblo.jp/moonsun3/entry-10629200653.html

 ──

 ただし、トンデモマニアにお願いするが、上記サイトに押しかけて、「おまえはトンデモだ!」と非難しないようにしてほしいものだ。トンデモマニアの攻撃を受けるのは、私がお引き受けします。
Posted by 管理人 at 2010年10月15日 19:37
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