2010年09月16日

◆ 鳥類の本質

 前の4項からすると、鳥類の本質がわかる。 鳥類とは「翼をもつ生物」ではない。「前肢をいったんなくした生物(の系統)」である。
( ※ 前肢をなくしたことが大事であり、翼があるか否かはどうでもいい。翼がない種は、翼が退化したのではなく、翼がまだ生じていないだけだ。) ──
 
 前の4項( 恐鳥類と走鳥類走鳥類の位置づけ[再修正]走鳥類とドードー走鳥類の羽毛と足 )では、走鳥類の位置づけの解釈を変えた。同時に、鳥類の位置づけも変えた。
 鳥類とは、恐鳥類や走鳥類のあとに生じる種ではなくて、恐鳥類・走鳥類・一般の鳥類という三つを含む全体のことである。

kyoucho1.jpg  dacho.jpg  kamome.jpg

 ──

 このことからすると、鳥類の本質(または定義)も変わることになる。
 つまり、鳥類とは、走鳥類のあとに来るもの(翼をもつもの)ではなくて、恐鳥類以後のものだ。その本質は、「恐竜から分岐して、半恒温性・恒温性をもつ系統」だ。

 ここでは、翼をもつか否かは、関係ない。翼をもたないもの(恐鳥類・走鳥類・ペンギン)もまた、鳥類である。
 一方、翼をもつ哺乳類(コウモリ)は、鳥類ではない。
 また、翼をもつ爬虫類(始祖鳥などの古鳥類)も、鳥類ではない。(系統が別であるし、形質的には半恒温性・恒温性をもたない。)

 ──

 に掲げた図を再掲しよう。

bird.gif

 この図の左下で、「今回」と示したのは、アンキオルニスのこと。これと、始祖鳥は、恐竜から分岐した爬虫類であるが、「鳥類」ではなく、「翼をもつ爬虫類」である。

 一方、図で、
    ┗ 走鳥類 ━ 鳥類
 というふうに示してある箇所もある。これは正しくは、
    ┗ 恐鳥類 ━ 走鳥類 ━ 一般の鳥類
 であり、この系統(恐竜から分岐した系統)の全体が、「鳥類」である。
 ( ※ 前々項で述べた新しい解釈による。)

 この系統(鳥類)では、進化の途中で翼が発生することが多いが、いまだ翼を発生させていないものもある。(特にオーストラリアにいる鳥類。)

  ────────────

 鳥類というものをこのように解釈すると、次のような認識を得ることができる。

 鳥類(という系統)において本質的なのは、次の3点だ。
  ・ 半恒温性または恒温性
  ・ 羽根をもつこと
  ・ 前肢がいったんなくなったこと


 第1に、半恒温性または恒温性の重要性については、先に述べたとおり。そちらを参照。( → トサカは何のため

 第2に、羽根をもつことは、半恒温性または恒温性と関係がある。普通の恐竜は、変温性なので、体温を保持する必要はないし、保持することもできない。一方、半恒温性または恒温性をもつならば、保温することが必要で、そのために羽根が備わったと考えられる。(飛ぶためではなくて。)
( ※ ただし羽根は、鳥型恐竜の時点で、すでに備わっていた。鳥型恐竜には、弱い半恒温性があったと推定される。半々恒温性と言うような。)

 第3に、前肢がいったんなくなったあとでは、次のように言えるはずだ。
 「前肢がいったんなくなれば、そのあとで翼が発生することは、かなり容易である」

 これは不思議に思えるかもしれないが、別に、不思議ではない。次の二点が成立すればいい。
  ・ 翼の骨格の遺伝子が生じる。
  ・ 飛ぶための羽根の遺伝子が生じる。

 前者(翼の骨格の遺伝子)は、前肢の遺伝子が休眠して偽遺伝子になったあと、(発現しないまま)多大な突然変異を繰り返すことにより、翼にふさわしい骨格の偽遺伝子が生じたのだろう。それはかなり容易だ。( → 偽遺伝子(遺伝子が発現しなくなる状態)
 後者(飛ぶための羽根の遺伝子)は、いったん(保温のための)羽根の遺伝子があれば、それが飛ぶための羽根(大きな風切り羽)になることは、特に不思議なことではあるまい。(小進化レベルで対応できるから、かなり容易だ。)
 ただし、それがすべての系統で生じたとは言えないだろう。ダチョウ類やノガンモドキでは、飛ぶための羽根の遺伝子は生じていないはずだ。また、キジ類でも、その傾向があるはずだ。

 ──

 というわけで、翼は、鳥類において特に重要な形質ではない。すでに述べたように、本質的なのは、次の3点だ。
  ・ 半恒温性または恒温性
  ・ 羽根をもつこと
  ・ 前肢がいったんなくなったこと

 そして、この3点があれば、そこから翼が生じるのは、特に難しくはないのだ。
 この3点は、恐竜(鳥型恐竜)から恐鳥類が分岐した時点で、備わった。(ただし羽根は、その前の恐竜の時点で備わっていた。)
 そして、この3点を備えた時点で、将来において翼が生じることは、約束されたのだ。

 一方、同じように翼をもつとしても、古鳥類(始祖鳥など)は、まったく別のものだ。古鳥類は、翼と羽根を備えて、空を飛べる。だが、それは、形態上では鳥類(新鳥類)に似ていても、系統がまったく異なる。魚型の爬虫類(魚竜)と、魚型の哺乳類(鯨)ぐらい、大きく異なる。形態上の類似性にとらわれてはならないのだ。
 
 鳥類(新鳥類)の本質は、翼をもつことではないし、空を飛ぶことでもない。恐鳥類の系統として、鳥型恐竜から分岐した、という点に本質がある。
 哺乳類の本質は、(犬のように)「四つ足をもつこと」でもないし、(鯨のように)「ヒレをもつこと」でもない。哺乳類の本質は、爬虫類との共通祖先(有羊膜類)から分岐して、恒温性をもつようになったことだ。
 それと同様に、鳥類もまた、ある種の爬虫類から分岐して、恒温性をもつようになった。そのことが、鳥類の本質(の一つ)となる。
 
 ──
 
 なお、鳥類と哺乳類を比較すれば、次のように言える。
 哺乳類は、爬虫類から、かなり古い時期に分岐した。ゆえに、その後の進化の量が大きい。そのせいで、哺乳類は爬虫類とはかなり大幅に異なる。
 鳥類は、爬虫類から、あまり古くない時期に分岐した。ゆえに、その後の進化の量が小さい。そのせいで、鳥類は爬虫類とはあまり大幅に異ならない。

 ──

 ついでだが、次のような主張もある。
 「鳥類は恐竜の子孫である。鳥類は現代に生き延びた恐竜なのだ」

 これは、妥当ではない。鳥類は、爬虫類から、はっきりと分岐しているからだ。
 仮に、上記のような説が成立するなら、「哺乳類は爬虫類の子孫だ。哺乳類は現代に生き延びる爬虫類だ」というような理屈が成立してしまうので、ナンセンスだ。
 先の図を再掲しよう。

bird.gif

 鳥類は、恐竜の(直系の)子孫ではない。いったん別系統に分岐したのだ。分岐した時点で、恐竜の子孫としての位置を失ったのだ。そして、それだからこそ、白亜紀末の気候変動を越えて、生き延びることができた。(半恒温性・恒温性ゆえに。)
 ここにこそ鳥類の本質がある。翼の有無は、鳥類にとって本質的ではない。



 [ 付記1 ]
 鳥類は、いったん前肢を失ったあと、ふたたび前肢を生やしたが、それは手や腕にはならず、翼になった。なぜか?
 それは、体表に羽根が生えていたからだろう。羽根が生えていれば、物をつかむのに適さないので、手や腕の形になるはずがない。
 また、羽毛の遺伝子が消失したとしても、それによって、羽根と相同である角質の遺伝子が生じるわけでもないから、皮膚は剥き出しとなり、生き延びることができない。
( ※ 人間で言えば、腕を消失したサリドマイド児は生きることができるが、皮膚を消失した人間は生き延びることができない。火傷して皮膚を失った人を見ればわかる。)

 というわけで、いったん前肢を失ったあと、ふたたび前肢を生やすとすれば、(羽毛を失うわけには行かないので)、その新しい前肢は、手や腕にはならず、翼になるしかないのだ。
 ただし初期の翼は、空を飛ぶには足りず、単に「小さな前肢に羽根が備わったもの」にすぎなかっただろう。その前肢の形態は、ニワトリの翼にいくらか似ているだろう。
( ※ こうして生じた初期の翼は、円柱形ではなくて、板形であったはずだ。というのは、翼の部分を体に密着させるには、羽根をそろえて、板形にするしかないからだ。つまり、毛ばたき・羽根ばたき のようにはならないはずだ。というわけで、前肢が生じれば、必然的に、板状の翼の形になるしかないのだ。羽根があるがゆえに。……ここでは、空を飛ぶことは、もともとは予定されていなかった ! )

 [ 付記2 ]

 《 後日記 》
 この部分については、後で新発見が出たので、取り消します。詳しくは

  → 恐竜と鳥の指

 指の数で言うと、鳥類の指は、五本指でなく、三本指だ。
  → 人の指/鳥の指(比較)

 ただし、鳥類の三本指は、恐竜から引き継がれたものではない。
  ・ 獣脚類  …… 第1,2,3指の三本指
  ・ 鳥類   …… 第2,3,4指の三本指
 獣脚類から鳥類へ、なめらかに進化したとすれば、上の違いが説明できない。
 これを解決するために、「リムサウルスは鳥類と同じだから、リムサウルスから引き継がれた」という解釈もあるが、リムサウルスはジュラ紀後期の生物であるから、白亜紀後期の獣脚類にはつながらないし、鳥類にもつながらない。「リムサウルス → 鳥類」という進化はありえない。(白亜紀の部分がすっぽり跳び越されている。)
 以上の矛盾を解決する説は、ただ一つ。こうだ。
 「いったん前肢が消滅して、そのあとで新たに前肢が出現した。新たな前肢は、昔の五本指の偽遺伝子をすべてもっていたから、そのうちの三つを任意に選べた。そこで、獣脚類とは違う三本指を得た」
( ※ この件は、前に述べたとおり。 → 鳥類の進化
 ともあれ、「恐竜と鳥類では、三本指が異なる」ということからも、「鳥類の進化の過程では、前肢がいったん消滅した」ということが、強く推定される。(そうでないとしたら、三本指の違いが説明できない。)

 [ 付記3 ]
 鳥類において前肢がないことが、なぜ重要か?
 鳥類の直前の鳥型恐竜(オビラプトル類やマニラプトル類)と比較すると、よくわかる。鳥型恐竜の前肢は、たいてい、とても かなり小さくて、たいして役に立っていない。こんな役立たずの器官などはなくした方がいい。そこで、いっそう進化した種では、そういう役立たずの器官(前肢)をなくした。つまり、前肢をなくすということは、進化したということだ。
  ( ※ 役立たずといっても、まったくの役立たずというわけではない。)

 鳥型恐竜から恐鳥類へ進化したとき、前肢がなくなるとか、半恒温性を備えるとか、そういう進化がいくつも同時に起こったのだろう。(それは小進化の蓄積ではなく、一挙に大規模に起こる大進化だ。このとき、系統はまったく分岐した。)
( ※ ただし、羽根という形質は、鳥類の前の鳥型恐竜の時点で、かなり備わっていたらしい。 → ヴェロキラプトルの羽根
 
 [ 付記4 ]
 鳥類の本質は、翼をもつことではない── この件は、前々項で詳しく述べたので、そちらを参照してほしい。
  → 前々項(走鳥類の位置づけ[修正]
posted by 管理人 at 18:45| Comment(15) | 生物・進化 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
[ 付記2 ] を全面的に書き換えました。
 鳥類ではいったん前肢が消失したことは確実である旨、記述を強めました。
Posted by 管理人 at 2010年09月18日 20:08
レポートで鳥類について調べてたんですが、進化についていろいろわかりました。今まで見たサイトの中で一番詳しくてわかりやすかったです。

参考にしますね^^
Posted by Ne at 2011年08月31日 13:53
始祖鳥が鳥ではないということを証明しつつあるという報告。
 → http://j.mp/qBcupM
  「始祖鳥はそもそも鳥ではない、中国研究 : AFPBB 」
Posted by 管理人 at 2011年09月13日 22:29
初めてコメント致します。

こちらの記事では、現在の定説とは全く異なった仮説が紹介されていますね。

こちらのブログでは、「恐竜(非鳥類型)」→「恐鳥類」→「走鳥類」→「その他鳥類」といった進化があったと書かれていると解釈します。
 
まず恒温性に関してですが、骨組織の観察から、不完全ではあるものの、ある程度の恒温性は獣脚類のうちかなりが持っていたとみて良いようです。また、いわゆる古鳥類も不完全な恒温性を持っていました。彼らは、定説においても原生鳥類の直接の祖先とは見られていません。

ちなみに、現生鳥類(新鳥類)は真鳥類に含まれるはずです。 
「新」鳥類が「真」鳥類にとってかわったと他の記事で書かれていますが、おそらく誤用かと思われます。

本題ですが、いわゆる平胸類(走鳥類)は、分子系統学的な調査によれば単系統ではなく、竜骨突起の消失は複数の系統で平行して起こったと考えられています。
このことから、平胸類に分類される仲間から、その他のより派生的な鳥類(新顎類)が生じたという説は受け入れがたいと思います。そもそも、翼を動かす筋肉が必要なければ、その付着する竜骨突起が消失するのは十分考えられることです。ドードーに竜骨突起が残っているのに、何か明確な理由があったのか、それとも遺伝的浮動によるものなのかはわかりませんが。

なお、ご指摘の通り、ダチョウ類は現生鳥類の中ではもっとも基盤的な特徴を持っていますが(古顎類)、だからといってダチョウ類から新顎類が生じたとは考えられていません。あくまで、早い段階で古顎類が分岐し、ニッチを獲得したという見方をされているのみです。

それと、付記1に関して。全体的に論理の飛躍が見られると思います。また、品種改良によって皮膚が剥き出しになったニワトリは開発されています。
http://commonpost.boo.jp/?p=16084


更に、他の記事に
 「・・・ところが、オビラプトル類のうちの古い種であるカウディプテリクスを見ると、ダチョウ類の歩き方と同様だという。(上記サイトに説明されている。)
 
 このことから、
   オビラプトル類 → 走鳥類
 という直接的な進化の過程が想定される。」

と書かれていますが、そもそも主に下腿部を使って歩行するのは走鳥類に限った話ではありません。管理人様も指摘している通り、単に尾椎の減少によるバランスや筋肉のつき方の変化によるものであり、走鳥類と特別に似通ったものではありません。全体の印象が似ているのも収斂進化として処理できます。前述の通り、そもそも走鳥類は単系統ではありませんからそれ自体が収斂進化とも言えます。。

複数の記事にまたがった指摘で申し訳ありません。ぜひお返事を頂きたいです。
Posted by zip at 2012年01月20日 01:13
> まず恒温性に関してですが、骨組織の観察から、不完全ではあるものの、ある程度の恒温性は獣脚類のうちかなりが持っていたとみて良いようです。また、いわゆる古鳥類も不完全な恒温性を持っていました。彼らは、定説においても原生鳥類の直接の祖先とは見られていません。

不完全な恒温性は「半恒温性」としてすでに言及済み。私もだいたい同様に考えています。私が述べているの(現生鳥類に連なる恒温性)は、半恒温性ではなくて、ほぼ完全な恒温性のこと。

> ちなみに、現生鳥類(新鳥類)は真鳥類に含まれるはずです。 

私はそれを否定しています。「鳥類の系統図」を見てください。全く別の系統です。似ているのは収斂進化。
 → http://openblog.meblog.biz/article/3358238.html


> 本題ですが、いわゆる平胸類(走鳥類)は、分子系統学的な調査によれば単系統ではなく、竜骨突起の消失は複数の系統で平行して起こったと考えられています。

 私は「竜骨突起の消失はなかった」と考えています。「あったとすればどういう形で起こったのか」というのであれば、上記の通りでしょう。しかし「もともとなかった」のであれば、分子系統の結果とは矛盾は生じません。系統図を参照。

このことから、平胸類に分類される仲間から、その他のより派生的な鳥類(新顎類)が生じたという説は受け入れがたいと思います。

以前はそう書いたこともありますが、それはすでに修正されています。系統図を参照。古い記述がまだ残っていましたか? ご指摘ください。

> そもそも、翼を動かす筋肉が必要なければ、その付着する竜骨突起が消失するのは十分考えられることです。

すでにあるものは「消失」よりは「縮退」するのが普通です。尾てい骨のように。

> なお、ご指摘の通り、ダチョウ類は現生鳥類の中ではもっとも基盤的な特徴を持っていますが(古顎類)、だからといってダチョウ類から新顎類が生じたとは考えられていません。あくまで、早い段階で古顎類が分岐し、ニッチを獲得したという見方をされているのみです。

 それも古い記述です。今では違うように書いています。系統図を参照。

 ──

 なお、古顎類に竜骨突起の消失があったとしたら、その先祖はすでに翼をもっていたことになります。では、その先祖とは何か? そこで矛盾が起きます。
 現生鳥類の最古のものは、南極で発見されたカモ類(7500万年前)であり、これは(分子的に)古顎類よりもはるかに進化したものです。
 古顎類に竜骨突起の消失があったという説は、その先祖が何かという点で、破綻しています。そもそも、たとえ竜骨突起があったとしても、その先祖は巨大であることは確実(*)なので、空を飛ぶことはできません。飛べない大型の鳥が竜骨突起をもっていたと考えるのはナンセンスです。矛盾を生じない説は、「飛べない大型の鳥は竜骨突起をもっていなかった」という説だけです。

 (*)空を飛ぶ鳥のように小さな生物が巨大化するには、数千万年の時間を必要とし、途中で多種の化石を残します。たとえば、哺乳類の巨大化の歴史がそう。ゆえにダチョウの先祖はダチョウ並みに巨大であり、しかも、空を飛べたことになる。それはありえません。飛べない大形の鳥(恐鳥類)ならば、たくさんいました。
Posted by 管理人 at 2012年01月20日 12:30
鳥型恐竜は、現実には大体の系統で発達した前肢を持つ。管理人様が新鳥類の直接の先祖とされているオビラプトル類も。
管理人様は何を見てとても小さくて役に立っていないと判断されましたか?
ここ、非常に疑問です。これが成り立たない以上、少なくとも前肢消失からの進化というのは否定されるように思うのですが。
Posted by 間違いの指摘 at 2014年03月16日 12:29
> とても小さくて役に立っていないと判断されましたか? ここ、非常に疑問です。

 小さいから役に立たないので退化する、なんてことがあるわけがないでしょう。それじゃラマルク説(用不用説)です。あまりにも前近代的。

 進化論的には下記の通り。
 小さな前肢をもつ系統(鳥型恐竜)がどんどん発達していくなかで、さらに前肢が縮小した系統が出現した。
 その系統はその系統で、独自の位置を占めて、自然界のなかで存続し続けた。
 そのうちさらに、完全に前肢が消滅した系統が出現した。これが恐鳥類です。なお、この場合も、他の系統はそのまま存続しています。この点、混同しないように。
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 12:52
いや、だからそういう前肢が縮小した鳥型恐竜(私の知る限り)があまり存在しないと言っているのですが。
現実には発達した前肢を持つ。縮小していると言えるのはモノニクスの系統だけど、当然ながらオビラプトルの系統とは別。
論点ずらさないで下さい。何を見てとても小さい前肢で役に立っていないと判断されましたか?
Posted by 間違いの指摘 at 2014年03月16日 14:27
役に立っていないじゃなくて、「たいして役に立っていない」です。少しは役立っていますよ。
 たとえば、あなたの手が今の手ではなくなって、ごく小さな手になってしまったとします。そうすると、今に比べて大幅に不便なので、「たいして役立たない」と言えます。それでも、ないよりはマシなので、「少しは役立つ」と言えます。
 
 オビラプトル類でも、モノニククスのように前肢がどんどん縮小した種が出現して、そこから恐鳥類(のひとつ)が出現した、というのが私の仮説です。
 モノニククスを含むアルヴァレスサウルス科も、前肢が縮小して、恐鳥類が出現したかもしれません。ただしそちらの恐鳥類は、トサカがないので、現在の鳥類の祖先にはなれなかった、というのが私の仮説です。理由はサイト内で「半恒温性」を検索してください。

 あと、根本的な誤解があるので、説明します。
 たいして役立たないが、少しは役立つ、というのは、小さな前肢のある種です。その種においては、前肢は少しだけ役立ちます。
 一方、前肢のない種では、小さな前肢などはない方がマシなのです。たとえば、ダチョウにとっては、小さな前肢などない方がマシなのです。
 モノニククスにとって前肢がない方がマシだ、と言っているわけではないので、混同しないでください。種においてはその状態が最適です。モノニククスにとっては小さな前肢があるのが最適であり、ダチョウにとっては前肢がないのが最適です。ここからは、「モノニククスにとっては小さな前肢がないのが最適だ」という結論は出ません。それは論理の飛躍です。
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 14:44
本質的な疑問に答えてもらっていないのですが。
言葉遊びは止めてもらいたい。そして関連ページは投稿前に見ています。
何を見て鳥型恐竜はたいていの場合小さい前肢でたいして役に立っていないと判断されましたか?
もしも私が知らないだけであれば、特にオビラプトルの系統に関してその化石種を教えていただきたいのですが。
たいていとても小さくたいして役に立っていない←実際は大半の種で発達した前肢を持つ。
モノニクスの系統は単に例外として示しただけに過ぎません。
もしもまだその化石が未発見だと言うなら、付記3と矛盾しています。
そもそも付記3が現実とかなり食い違っています。
マニラプトル類は長い腕を持つとwikiに明記されています。私の知る限りの例外はモノニクスの系統だけ。
仮説に関して、化石上の証拠(特にオビラプトルの系統)と相反していることは最低限明記すべきではないでしょうか。
Posted by 間違いの指摘 at 2014年03月16日 17:18
言葉の解釈の違いですね。「前肢がたいして役立っていない」というのは、次の意味。
  ・ 鳥のように空を飛べない。
  ・ 四肢動物のように体重を支えず脚力がない。
  ・ 人や猿のようにものをつかむ能力も弱い。
  ・ 後肢のように体重を支えることもできない。

 そのくらいの意味です。決定的な重要性はない、というぐらいの意味。
 仮に上記のような役割があるなら、「大きな役割がある」と言えます。あなたが反論するなら、「鳥型恐竜は前肢によって空を飛べる」というような実例を示すべきです。

> 実際は大半の種で発達した前肢を持つ。

 だったら前肢で体重を支えているんですか? その実例を示してください。
 「現実にある程度は役立っている」という反論だったら、それは私の主張そのまんまだとしか言いようがないですね。
 「コップにまだ半分ある」か「コップにまだ半分しかない」と表現するかの違い。それだけ。あなたの主張はそのような言いがかりでしょう。
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 17:49
誤解を防ぐために、次のように修正しました。

正誤訂正:
 とても小さく  →  かなり小さく


加筆:
  ( ※ 役立たずといっても、まったくの役立たずというわけではない。)
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 18:01
[鳥類までの進化]の(4)を見る限り、少なくともオビラプトルの系統のいずれかの種の前肢はかなり縮小傾向にあり、消失する位小さくなくてはいけないはずです。決定的に重要な要素の1つであるべきです。
これは上のコメントと矛盾しています。
それとも、前肢が消失した上で翼になったという説を撤回しますか?
Posted by 間違いの指摘 at 2014年03月16日 18:23
> 消失する位小さくなくてはいけないはずです。

 それが成立するためには、「恐竜の種の大部分は化石となって残っていること」が必要です。

 ところが近年、中国を中心に鳥型恐竜の新種が続々と見つかっています。これは従来の化石には大幅な漏れがあることを意味します。要するに、化石には見つかっていないものがいっぱいあるんです。
 そもそも、現生鳥類の直接の祖先種さえ見つかっていません。最古の現生鳥類はカモみたいなもので、その直前の種はまったく欠落しています。
 実はこれが鳥類の進化の最大の謎となっています。それを埋めるために私が仮説を出して推論しているのに、「化石がないから仮説が間違っている」というのでは、あなたは私の言っていることをまったく理解できていない。正しくは「化石がないから仮説を出している」んですよ。
 あなたは鳥類の進化について、基本認識が欠けている。私の説が学界の主流になっているなら細かな揚げ足取りもいいでしょうけど、「恐竜が空を飛んだから前肢が翼に変化した」なんていうデタラメ説が主流派である以上、あなたの言っていることはほとんどナンセンスです。
 とりあえずは学界の主流派の説を理解しましょう。その上で、何が謎で何が課題であるかを理解しましょう。私の説は今のところ、ただの仮説であり、主流派の見解ではありません。
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 19:13
どうもあなたは喧嘩をふっかけるのが趣味のようで、終始喧嘩口調なので、本サイトのコメント禁止事項に抵触します。
 仮に間違いだと思うのなら、そのように問いかければいいのであって、喧嘩口調で吹っかける必要はないのです。
 議論の資格を欠いているので、以後は書き込み禁止とします。
Posted by 管理人 at 2014年03月16日 19:26
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