2010年07月25日

◆ オタク女子の悩み

 現実の異性に恋愛感情を持つことができない、というオタク女子の悩み。 ──

 朝日土曜版 be 青版( 2010-07-24 )に掲載された人生相談。
 相談者は、20歳の女子学生。悩みの要約は下記。
  • 「好き」という感情が実感としてわからない。
  • これまで3人の男性に告白されて、男女交際をした。
  • しかしいっしょに遊ぶぐらいの気持ちで、「好き」という感情がない。
  • 私はアニメやゲームや漫画を好むオタク女子。
  • 現実世界より、2次元世界に生きるキャラの方を愛する。
  • キャラたちを見ていると楽しいが、話をしたいとは思わない。
  • 「好き」という感情がわからないので、わかりたい。
 いかにもありそうな話で、典型的だ。「あなたの創作したネタじゃないの?」と思われるかもしれないが、違います。新聞を見ればわかります。  (^^);

 ──

 さて。これに対する回答者は、「そのうちわかるようになるだろうが、わからなくても困らない」というもの。しかし、これを放置すると、世の中、オタクばかりがどんどん増えてしまう。ゾンビが増殖するようなものだ。そのうち、人類は滅びてしまう。(子供を産まないので。)それは困りますね。
 そこで、無責任な回答者と違って、私がかわりに回答します。

 ──

 相談者は、「私はオタクだけど、それが原因だとは思わない」と書いている。しかし、違う。それが原因だ。好きだという感情がわからないのは、オタクであることが原因だ。
 簡単に言うと、人は通常、思春期というものがある。第二次性徴の発達する中学生の時期に、女性ならば、生理があり、乳房が大きくなる。この時期に、恋をするのが普通だ。おませならば、もっと早い時期に恋をするだろうが、遅くともこの時期までには、誰もが恋を体験する。この時期に「初恋」を体験する人は多い。「初恋」でなければ、かなり激しい恋をすることになる。
 ただし、この時期に、異性から隔離されていると、恋の対象がいないので、恋をすることができなくなる。あるいは、異性がそばにいても、アニメに夢中になっていると、現実の人間が目に入らなくなり、視野をふさがれ、恋をする機会がなくなる。
 そのまま、高校時代を過ごすと、大学になっても恋愛経験がないままだ。そこで初めて異性に接すると、次のいずれかになりがちだ。
  ・ やたらと男性と交際するアバズレ
  ・ いつまでも男性と交際できない奥手
  ・ 男性に興味をもたないオタク

 相談者は、この3番目だ。

 このようなオタク女子は、過去において恋愛経験がない。とすれば、今になって急に恋愛をしようとしても、無理だろう。
 どうしてかというと、恋愛の基礎段階を経過していないからだ。誰もが経過するべき思春期(中学生の時期)を、素通りしてしまった。比喩的に言うと、数学の勉強をするのに、中学生段階の数学をすべてサボってしまったようなものだ。そのあとで、数学を学ぼうとしても、ちんぷんかんぷんだろう。恋愛においても、また同じ。中学生段階の恋愛を体験していないのだから、大学生段階の恋愛ができないのも、仕方ない。

 要するに、頭と精神は大学生になっているのだが、恋愛のハートは小学生のままなのだ。きわめていびつな人間形成がなされている。(漫画・アニメ中毒になっていたせいで。)
 このように歪んだ人間は、まともに恋愛ができないのが当然だ。今さら努力しても、ちょっと恋愛は無理だろう。というのは、少しはその気になっても、相手の方が嫌がるからだ。相手にしてみれば、恋で盛り上がりたいのに、恋する気持ちもないから、いっしょにいても、ちっとも楽しくない。たとえ唇や胸を与えてもらっても、体だけのマグロみたいなものか、頭のない小学生みたいなものである。価値がない。(私だって、こんなオタク女子は嫌だ。)

 ──

 では、どうするべきか? ここで、うまい方法を示そう。
 世の中は結構、良くしたものである。オタク女子みたいに歪んだ女性のためには、オタク男子という歪んだ男性がいる。しかも、数的には、オタク女子よりも圧倒的に多い。だから、オタク男子と付き合えばいい。
 相手がオタク男子であれば、何も問題はない。
  ・ 自分も相手も、恋愛レベルは小学生レベル。
  ・ どちらも「好き」という感情が未熟。
  ・ 「好き」という感情を二人で平行的に発達させることが可能。


 未熟なもの同士がいっしょに過ごしていれば、二人とも少しずつ現実世界に適応していくことが出来る。そして、その過程では、どちらも現実世界に未適応なままである。そんな人間は、普通は異性から相手にされないが、ここではちょうどうまく、どちらもオタクである。だからどちらも、「相手にされない」という問題を免れる。

 なお、仮に二人とも、「オタク」状態から脱することはできないとしても、それはそれで、問題ない。二人ともオタク趣味のまま、「同士」としての友情をもつことができる。その友情と「好き」という気持ちが半々ぐらいあれば、交際することも結婚することも可能だろう。

 というわけで、オタクを救済する方法を、上記に示した。私のことを「オタクの敵だ」「オタク批判者だ」と文句を付ける人がいるが、そうじゃない。私はオタクを救いたいのだ。ああ、私って、何てオタクに親切なんだろう。これほどオタクに親切な人(非オタクで)は、いないでしょう。  (^^)v
  


 [ 余談 ]
 「おまえ、オタクを馬鹿にしているだろ!」
 と思う人がいたら、その人は、被害妄想です。それは、「医者が患者を馬鹿にしている」と思う被害妄想と同じ。勘違いしないように。
 
 なお、本項を読んだオタク女子が、オタク男子とくっつこうとすれば、オタク男子は自動的にモテるようになる。よかったですね。
 オタクの幸福に役立つ本サイト。  (^^)v



 【 関連項目 】

 → サイト内検索 「オタク」
posted by 管理人 at 19:09 | Comment(3) | 一般(雑学)1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オタク男子が twitter 結婚をした、ということで話題になったページ。

http://anond.hatelabo.jp/20100629190112
Posted by 管理人 at 2010年07月25日 21:03
オタク男子の実例はこちら。(ラブプラス・オタク)

http://news4vip.livedoor.biz/archives/51588882.html
Posted by 管理人 at 2010年07月25日 22:22
私の友人で、大学生のときにヲタクの男女が知り合い、何を思ったのか卒業後にすぐに結婚してしまいましたが、世間でよくある恋愛とはまったく異質な感じで、南堂さんが上で書いているとおりのプロセスで付き合ってました。

結婚してから10年以上エッチなことはしたことなかったらしいです。男のほうがやり方よくわからないという。そんなことして気持ちいいの?楽しいの?状態でしたから。

そんな彼らにもやっと子供が出来て普通の夫婦になってますから、指摘はまさにそうだと思います。ただ、傍から見ると普通の夫婦になっているように見えますが、思考回路はヲタクのままですので、世間一般で求められる、子供をきちんと育てられるかということについてはいろいろ問題あるかもしれない気もします。
Posted by むらっきー at 2010年07月26日 14:26
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