2010年03月27日

◆ 人類の進化

 人類の進化の概略図を示す。(転載)
 前々項のデニソワ人も、この図において、ホモ・エレクトスの一種と見なすことができる。 ──
 
 人類の進化の概略図。( 出典: 国立科学博物館cf. Wikipedia

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 「デニソワ人は、アジア(デニソワ)に進出したホモ・エレクトスである」
 と考えれば、十分に整合的である。(この点では、ジャワ原人や北京原人と同類である。)

( ※ ホモ・ハイデルベルゲンシス(ハイデルベルク人)は、百万年前にホモ・エレクトスから分岐した、ということも、上図からわかる。前々項では、分岐の関係がはっきりしなかったが、上図を見れば、分岐の関係もはっきりする。ホモ・エレクトスという幹から、ホモ・ハイデルベルゲンシスという枝が、横に分岐したことになる。)
  


 [ 参考 ]
 上の図で、右上のあたりの「ホモ・エレクトス」(アジア)に相当するのは、デニソワ人のほか、北京原人やジャワ原人もある。

 ジャワ原人については、「どうして原人が海を渡れたのか?」という疑問も生じるだろう。実は、当時は、ジャワ島は大陸と地続きであった。海水面が上がっていたため、その一帯は「スンダランド」と呼ばれる陸地だった。
  → 国立科学博物館の説明

 この図で、スンダランドに相当する陸地の南端部が、ジャワ島である。(地図で「スンダラ」という文字のすぐ下の緑色の領域。)

 細かな話は、下記。
  → ジャワ原人の故郷
 


 [ 付記 ]
 なぜアフリカでばかり新種の人類が誕生するのか? 
 この問題は、ダーウィン説では、説明しにくい。ダーウィン説では、進化は環境によってもたらされるのだから、新たな環境への進出が進化をもたらすはずであり、同一環境では進化は起こりにくいはずだからだ。また、苛酷な環境が強い自然淘汰をもたらすはずであり、穏和な環境は自然淘汰も進化ももたらさないはずだからだ。
 一方、クラス進化論では、説明は容易だ。アフリカは温暖である。自然淘汰が弱い。だから多様な種や亜種や個体が存続できる。多様性が大きい。多様性が大きいと、不利な劣者も多様に存続できる。だから、そこから新たな組み合わせも生じる。(クラス交差で。)……というわけで、多様性ゆえに、進化の萌芽は生じやすいのだ。
 ※ クラス進化論では、多様性こそが進化の源泉である、ということに留意のこと。
 
  → クラス進化論
 


 【 関連項目 】

 → 人類の進化の場(境界領域)
 → 人類の進化のシナリオ
posted by 管理人 at 09:30| Comment(0) | 生物・進化 | 更新情報をチェックする
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