豚インフルエンザで また死者が出た。基礎疾患のない 36歳の男性。タミフルを処方されたが、敗血症ショックで死亡。その責任は、日本の医学界にある。 ──
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この冬の死者の全体を見ると、死者数は予想よりはずっと少なかったものの、健康な若者がいくらか死んでいる。その点では、「安全な病気」というほどではない。
ただし、これらの死者には、人為的な原因がいくらかある。
第1は、重症化してもペラミビルを使わなかったことだ。1月28日以前は、ペラミビルは発売されていなかった。以後はペラミビルは発売されたが、それでも処方される例が少なすぎる。上記の死者も、医者がペラミビルを処方すれば助かった可能性がある。最も必要な処方をしなかったという点で、医者の罪は重い。
第2は、解熱剤を乱用しすぎたことだ。特に、ボルタレンなんて、使ってはいけないとわかっているのに、いまだに使っている医者がけっこういる。アスピリンだって同様だ。アセトアミノフェンだって、比較的マシだとはいえ、やはり使うよりは使わない方がいい。サリチルアミドという(安全でない)解熱薬を含む「小児用PL顆粒」を処方する医者もたくさんいる。……こういうふうに解熱剤を使うせいで、インフルエンザ脳症になって死亡したり白痴になったりする例がかなりある。この問題も、医者の罪は重い。
第3に、春や夏に「インフルエンザは大変だあ!」と騒ぎすぎたことだ。そのせいで、春や夏に感染して免疫をつける機会を失った人々が多い。前述の死者も、春や夏に感染して免疫をつけておけば、冬には死なないで済んだ可能性がある。(春や夏に感染して死亡した健康な若者はいない。)……医者の中には、「春や夏に感染して免疫をつけておこう」という動きに対して、「それはホメオパシーだ、トンデモだ」と叫んで非難した医者もいる。こういう医者は、殺人をしているのも同然だ。そもそも、ホメオパシーと免疫との区別さえできていないようだ。こういう阿呆な医者は、ワクチンの注射を見てさえ、「ホメオパシーだ、トンデモだ!」と喚きかねない。あまりにも医学的に無知すぎる。
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とにかく、感染症情報センターを初め、大騒ぎしたせいで、出なくてもいい死者がけっこう出るようになった。
そもそも、豚インフルエンザは、例年の季節性インフルエンザよりも、かなり軽い病気だ。(タミフルなどが効くから。)……とすれば、そのように対処するのが、最善であったはずだ。にもかかわらず、過剰に反応したせいで、過剰に見当違いな行動を取った。その一方で、必要な行動は取らなかった。無駄なワクチンは日本の人口と同じぐらい余って廃棄される一方で、必要なペラミビルはいつまでたっても重症者に処方されない。
日本の医学界の罪は重い。それがこの冬のインフルエンザ問題についての総括だ。
2010年02月16日
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