2010年02月15日

◆ ワクチンが大幅に余剰

 豚インフルエンザのワクチンが大幅に余剰になっているという。 ──

 記事の紹介。
  一時は「不足する」と騒ぎになった新型インフルエンザのワクチンが、大量に余りそうだ。
 不足に備えて政府が海外メーカーと輸入契約したワクチンの出荷が、12日から始まる。しかし、全部で接種9900万回分を確保したうち、136回分しか購入希望がない。ほとんどは行き先がない状況だ。
 国産分も5400万回分製造したうち、1000万回分以上が出荷されず、在庫となっている。
( → 読売・社説 2010-02-11

 来週に出荷が予定されている国産のワクチンを希望しているのは、健康な大人への接種が始まっているにもかかわらず、愛知や長野、富山など8つの県にとどまり、その量も厚生労働省が準備した量の 10分の1以下のおよそ 72万回分だということです。
( → NHK 2010-02-11

 輸入ワクチンの購入費 1126億円(9900万回分)は税金。使用期限が半年と短いものもあり、大部分が無駄になる可能性もある。厚労省はメーカーと一部の解約を交渉している。
 川田医院(東京都大田区)の川田彰得院長は「優先順位を付けたことが今回の大きな誤り。ワクチンに余裕があっても、優先対象者でないため接種を断らなければいけない状況があった」と、現場に裁量が認められなかった点を指摘している。
( → 産経 2010-02-03
 ──

 マスコミや医者は、「ワクチンが足りない、大変だあ」と大騒ぎしたが、そのあげくが、このざまだ。

 ちなみに、Google で検索してみるといい。
  → Google 「ワクチン 不足」
 ここには、「ワクチンが足りない、大変だあ」という過去の大騒ぎの例がわんさと出てくる。

 ただし、である。検索の3番目だけは例外だ。次のページ。
     Open ブログ: ワクチン不足で騒ぐな
 これは本サイトですね。  (^^);

 このページでは、赤字でこう強調している。
   「ワクチンは特に必要ではない

 最後の結論部には、こう記してある。
 「基礎疾患の患者ならば、命にかかわるので、ワクチン不足は大問題となる。しかし、普通の人ならば、ワクチンなんかなくても死ぬわけじゃないんだから、いちいち「大変だ」と騒ぐ必要はない。」

 これが当時の私の見解だ。(2009年08月24日)

 ──

 結局、マスコミや医者は大騒ぎしたが、国民はそれに踊らされなかった、ということだろう。彼らは、
 「豚インフルエンザは危険です。ぜひとも全国民がワクチンを接種してください」
 と述べたものだ。(特に感染症の専門家。)

 しかしながら、国民は、ちゃんと真実に気づいていた。
 「豚インフルエンザは、例年のインフルエンザよりも、症状が軽い。また、若者以外は、特に感染率は高くない。感染しても、Aソ連型と違って、タミフルが効くから、心配しなくてもいい。例年の風邪より、ずっと安全だ。一方、ワクチンには副作用の恐れさえある。そんなワクチンなど、必要性は薄い」(虚弱者は別として)

 だから、健康な大人は、たかがワクチンのために、タミフルよりも高額の金を払う気にはなれなかった。( → ワクチン接種2回で 6150円
 おまけに、接種してもらうために、病院に行く手間までかかる。

 ──

 なお、先のページ(本サイト)では、最後に次の言葉がある。
 私としては、ワクチンを受けるつもりはない。仮に重症化したら、抗ウイルス薬を使う。それだけでいい。命を賭けてまでワクチンを受ける必要などはない。
 ただし、「ワクチンの副作用で死んでもいいから、インフルエンザにだけはかかりたくない」と思う人ならば、ワクチンを受けてもいいだろう。そして、そういうふうに愚かな人々の発想をすると、「ワクチンが不足して大変だあ」と騒ぐことになる。
 結局、まさしくそうなったことになる。そのあげくのざまが、現状だ。つまり、ワクチンの大幅な余剰だ。

 ──

 この余剰のせいで、莫大な金が無駄になった。輸入ワクチンの分だけで 1126億円。国産分も含めればもっと大量だ。
 1126億円 と言えば、スパコンの総費用とほぼ同じ。事業仕分けでスパコン開発を停止しても、その半分ぐらいしか節約できない。(半分ぐらいは支出済み。)
 こういう莫大な金額が、無駄なワクチンもろとも、廃棄処分になってしまうわけだ。千億円以上を廃棄するわけ。

 ワクチンについて「不足する」と大騒ぎした連中は、落とし前を付けてもらいたいものだ。最低限、頭を下げて、詫びるべきだ。詫びるべきと言えば、小沢一郎どころじゃないぞ。無駄遣いの規模の桁が違う。

 それにしても、医者たちの世界でも、反省する言葉がまったく聞こえてこないのが、不思議である。あれほど「ワクチンは必要です、さもないと大変です」と騒いでいたくせに。……厚顔無恥というべきか。



 [ 付記 ]
 読売の社説も厚顔無恥だ。次の通り。
 「新手の感染症は推移の予測が難しい。足りないより良かった。
 「今回の教訓を生かし、感染症への備えを一層充実させたい。

 馬鹿も休み休みにしてもらいたい。
 「足りないより良かった」なんていうのは、馬鹿の発想でしょうが。そうやって(おのれの無知に起因する)莫大な無駄遣いを正当化していたら、金がいくらあっても足りない。おのれの無知を反省するべきなのに、おのれの無知を正当化している。この理屈で言うと、どのような巨額の無駄でさえ、正当化されてしまう。居直り。
 「今回の教訓を生かし」というのはいいが、「感染症への備えを一層充実させたい」というのは方向が逆だろう。読売みたいな主張をすると、来年は「備えを一層充実させたい」と思って、ワクチンの無駄が(なくなるどころか)倍増するかもしれない。千億円でなく二千億円の無駄。方向が正反対だ。
 「今回の教訓を生かし」というのであれば、むしろ、「感染症について過剰に騒ぐな」と語るべきだ。「パニックになるな」と語るべきなのに、「もっと過敏に反応して、もっとパニックになれ」と語っているも同然だ。気違いじみている。
 
 おのれの失敗を見て、それを反省すれば、利口である。おのれの失敗を見て、それを正当化すれば、馬鹿である。
 過ちて改めず、これを過ちという。……論語でも読むべし。

( ※ ただし、読売だけじゃない。たいていの感染症専門家がそうだ。)
( ※ ついでだが、連中の馬鹿騒ぎのせいで、千億円の無駄。あなたも千円を盗まれている。家族4人なら4千円を盗まれている。連中の馬鹿騒ぎのせいで。……その金が日本の科学技術の向上のために使われるのならともかく、ただの廃棄処分されるワクチンのために無駄遣いされる。千円札をシュレッダーで裁断して、下水に流すようなものだ。……その千円札は、あなたの財布の千円札だ。)
posted by 管理人 at 18:44 | Comment(0) |  感染症・コロナ | 更新情報をチェックする
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