その方針が妥当であったことが判明した。米国の調査。 ──
( ※ 本項の実際の掲載日は 2009-10-16 です。)
「今のうちにさっさと豚インフルエンザにかかるべし」(免疫を得るために)と前に述べた。(冬にかかるより夏にかかる方がマシ、という趣旨。)
→ 豚インフルエンザを促進せよ(!?)
→ 米国は 100万人感染?
これを聞いて「暴言だな」と思った人も多いだろうが、この方針が妥当であったことが判明した。米国の調査。
《 新型インフルエンザ−春に流行した都市では秋の流行が小さい 》日本が4月ごろに大騒ぎして、検疫、強制入院、一斉休校などをしていた。しかしいくら努力しても、それらはすべて、秋になって感染者を大幅に増やす効果しかなかったわけだ。そして、春の感染者は重症化しなくても、秋冬の感染者は重症化しやすい。
新型(H1N1豚)インフルエンザが全米で猛威を振るっているが、今春に大きな流行のみられたニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどの一部の都市では、この秋の流行が比較的小さいとニューヨークタイムズ紙が報じた。このような地域ではすでにH1N1ウイルスに対する「集団免疫(herd immunity)」が成立しているためだと専門家らは述べている。
米ニューヨーク大学医学部准教授Marc Siegel博士によると、多くの人はインフルエンザウイルスに曝露しても重い症状が出ないまま免疫を獲得しているという。ニューヨークではこの春 10〜20%の人が新型インフルエンザを発症したとされるが、最大40%の人がウイルスに曝露して免疫を獲得した可能性があり、これによって現在の流行が抑えられていると考えられる。
ニューヨークでは、春には市内で60校が学校閉鎖となり、生徒の18%が欠席したのに対して、現在インフルエンザの症状を訴えて救急治療室(ER)を受診する人は1日150〜250人にとどまり、公立学校の出席率は91%だという。ボストンでは、春にはティーンエイジャーの11%が新型インフルエンザに罹患したが、この秋はほとんど報告されていない。シアトル、コネチカット、ユタでも同様の現象が認められていると、ニューヨークタイムズ紙は報じている。
米国疾病管理予防センター(CDC)によると、他の地域では現在インフルエンザの大流行が認められており、特にジョージア州、アーカンソー州などの米国南東部では多数の重症例や死亡例が報告されている。
( → 日経 2009-10-15 )
( → 原文 )
厚労省も感染症学会も、そろって死者を増やす努力をしていたわけだ。
( ※ なお、今もやはり、死者を増やす努力をしていますけどね。ペラミビルの非承認やタミフルの推奨などで。 → 前項 )
[ 付記 ]
関連して、別の話題。
豚インフルエンザの感染者数が急増しているという。マスコミはまた「急増だ」と騒ぐが、絶対数はまだまだ小さい。この分だと毎週毎週、「急増しています」と騒ぎ続けるかも。 (^^);
なお、厚労省の予想 or シナリオは、正反対だ。
「10月ごろにピークを迎えて、12月中には終息する」
というものだった。
→ 厚労省の「流行シナリオ」の嘘
だったら、今ごろは、急増どころか、下り坂に入っているはずなのだ。やっぱり、あれはハズレでしたね。嘘ばっかり。