2009年09月14日

◆ フェアトレードは無効

 前項(大手企業のフェアトレード)の続き。
 通常のフェアトレードの商品をいくら購入しても、搾取された人々は救われない。
 彼らを救うには、フェアトレードよりも、ユニセフへの募金の方がいい。 ──

 「フェアトレードの商品を購入すれば、途上国の人々が救われる」
 と思っている人々が多い。しかしそれは錯覚だ。フェアトレードの商品をいくら購入しても、それによって救われる人はいないのだ。つまり、無効である。
 なぜか? フェアトレードの商品を購入しても、それでお金をもらえるのは、フェアトレードの農場の労働者だけだ。一方、搾取された農場の労働者は、相も変わらず、貧困状態である。
 このことは、フェアトレードの推進団体が自分で示している。以下、引用しよう。(コートジボアールのカカオ豆の農園の事情。)
 親に売られて来る子もいます。「売られて」というよりだまされてです。親たちは、アイボリーコーストで、子供たちがまともな仕事に就いて、そのうち稼いだお金を送ってくれると信じて、子供たちを送り出します。(売り渡します)
 でも、コートジボアールに着くと、そんなことはウソだということがわかります。子供たちに給料が支払われることはありません。
 奴隷だから。
 学校にも行かせてもらえません。
 奴隷だから。
 子供たちすべてが奴隷ではなく、給料をもらう子もいます。が、その子たちもなかなか学校には行かせてもらえません。だから、コートジボアール全体では就学率は64%なのですが、カカオ農園で働いている子供たちの就学率は、わずか34%でしかありません。
 日本では子供たちの大好物のチョコレート。でも、原料のカカオを作っているのは、奴隷として連れて来られた同年代の子供たちだという現実が、世界にはあります。
( → フェアトレード情報室
 ここに書いてあることは、正しい。
 では、フェアトレードのチョコレートを、われわれが買ったら、どうなるか? これらの子供が救われるか? 否。誰一人として救われない。なぜなら、フェアトレードのために払った金は、これらの子供たちには届かないからだ。
 要するに、いくらフェアトレードの商品を買っても、まったく無駄であるのだ。搾取された労働者(子供を含む)は、ただの1円さえももらえないのだ。
 つまり、「かわいそうだから」と思って、金を出しても、その金は、かわいそうな人々の元には、ただの1円も届かない。(かわいそうではない人の元に届くだけだ。)

 ──

 具体的に示そう。
 無印良品は「フェアトレード商品を販売しています」と宣伝している。しかし、消費者が無印良品のフェアトレードをいくら購入しても、フェアトレードの目的は達成されない。つまり、(アンフェアなトレードで)アフリカで搾取された子供たちの人生は、少しも改善されない。
 なぜか? フェアトレード団体がやっているのは、すでに自立している人々だ。すでに自立している人々を相手にフェアトレードをやっても、アンフェアなトレードで搾取されている子供たちを救うことにはならないのだ。
 このことは、無印良品のページを見るとわかる。
    → 無印良品のサイト
 無印良品のフェアトレード商品の原産国は、グアテマラ,インドネシア,インド,メキシコなどである。各国の国民所得は順に、4900ドル,4000ドル,2800ドル,14600ドルである。これらの国は、貧困状態にはない。もはや中進国と言えるレベルだ。もともとこのレベルの国民所得があるならば、もともと搾取された奴隷状態などは存在しない、と言える。(一般に、アジア各国は、中進国レベルの所得のがある国が大半だ。それというのも、日本が経済援助して、いろいろと貢献してきたからだ。この点、欧州諸国とは違う。ゾマホンも言っていたが、欧州各国は、アフリカから搾取しっぱなしだ。)
 一方、アフリカはどうか? ほとんどの国の国民所得が 2500ドル以下であり、1000ドル以下の国も多い。たとえば、コートジボワール 1600ドル,ケニア 1700ドル,タンザニア 1400ドル,エチオピア 900ドル,ソマリア 600ドル など。
 これらのアフリカの国々では、アンフェアな奴隷状態の農園がある。だから、これらの国の奴隷状態の子供たちを救いたければ、これらの国で援助すればいい。
 しかるに、比較的恵まれたアジアや中南米で、生産者団体をどんなに援助しても、そのことによっては、アフリカの搾取された子供たちを救うことはできないのだ。
 地獄の子供を救いたければ、地獄に手を差し伸べるべきであって、地獄以外で手を差し伸べても、地獄の子供たちは救われないのだ。

 ──

 では、どうすれば、かわいそうな人々を救えるか? 上記のコートジボアールの子供たちを救うには、どうすればいいか?
 簡単だ。ユニセフに金を出せばいい。そうすれば、ユニセフを通じて、アフリカの貧困家庭に金が届く。そうすれば、子供たちが奴隷として売られることもなくなるだろう。

 大切なのは、アフリカにちゃんとした産業を育てることだ。ちゃんとした産業が育てば、親はちゃんとした所得を得るし、子供を奴隷として売ることもなくなる。
 そして、親がちゃんとした産業で働けるためには、いろいろと環境を整備したり、教育を援助したり、……ということが必要だ。そのためには、ユニセフに金を出せばいい。そのことで、教育の進展にともなって、産業基盤もまた振興されていく。
( ※ この点では、日本がアジアに対してやってきた経済援助は、とても成功した。その一方、欧米を中心とする「フェアトレード」というのは、あまり成功していない。消費者が高い金を払っても、その大半は先進国における流通経費で消えてしまう。それよりは、日本政府がやったように、経済援助の形で直接、相手国に援助する方がいい。実際、それは成功してきた。)



 [ 付記1 ]
 無印良品のフェアトレード商品を購入しても、アフリカの子供たちは救われない。(前述)
 ただし、無印良品のフェアトレードを購入することにも、メリットはある。それは、アフリカの子供たちのメリットでなく、先進国にいるわれわれのメリットである。
 それは、アフリカの商品を購入するときの「後ろめたさ」を避けられる、ということだ。つまり、「自分が悪に加担しないで済む」という安心感を得ることができる。それがメリットだ。
 つまり、子供を救うことが目的でなく、自分が悪をなさないというで済む安心感を得るという目的。子供を救うのが目的でなく、自分の良心を救うのが目的。他人のために金を払うのでなく、自分のために金を払う。……そういうメリットがある。

 ただし、自分のために金を払うのでなく、他人のために金を払いたい、と思う人もいるだろう。自分の良心を救うのでなく、奴隷状態の子供たちを救いたい、と思う人もいるだろう。
 そういう人たちは、まさしくアフリカに金を送ればいい。その際、フェアトレード商品を購入する必要は、さらさらない。アフリカのアンフェアな商品を購入しても構わない。ただし、それによって得た「価格の低さ」の分だけ、ユニセフに寄付すればいい。

 [ 付記2 ]
 エコキャップであれ、フェアトレードであれ、人々は、自分の後ろめたさを隠すために、何らかの善行をしようとする。キャップを集めて「浪費していませんよ」と思いたがったり、高額なコーヒーやチョコレートを買って、「搾取していませんよ」と思いたがる。
 しかしそれは、自分のためにやっているだけだ。そんなことをいくらやっても、途上国の人々は救われない。(エコキャップでも、エネルギーの無駄は減らせない。キャップの運送にエネルギーがかかるので。)
 人々は、自分の後ろめたさを隠すために、何らかの善行をしようとするのであってはならない。むしろ、真に、相手のためになることをするべきだ。そして、そのためには、ユニセフに直接、金を送ればいい。

 無印良品のフェアトレード商品みたいにアジアのコーヒー豆を買うのでは、いくらか良心的ではあっても、アフリカの奴隷状態の人々を救うことはできない。そんなことでは、困窮者を救うことはできない。単に「自分は悪をしていない」という免罪符を得ることができるだけだ。無印良品のフェアトレード商品を買うことは、悪ではないが、善にはならない。それは、悪を増やすことはないが、すでにある悪を減らすことはできないのだ。
 とすれば、それは、善なる行動ではなくて、ただの自己満足にすぎない。あなたが無印良品のフェアトレード商品をいくらたくさん購入しても、アフリカの子供たちは決して感謝しないだろう。

 そもそも、単に「フェアなトレード」をしたいのであれば、高額なフェアトレードの商品を買う必要はない。日本の国産品や、米国の農産物を買えばいい。それなら、労働者から搾取したことにはならないし、フェアなトレードである。
 しかし、フェアなトレードの商品をいくら買っても、アンフェアなトレードによる搾取を減らすことはできない。日本の国産品や米国の農産物をいくら買っても、アフリカの子供を救うことはできない。
 アフリカの子供を救いたいのか、自分の後ろめたさを免れたいのか、どっちなのかを、はっきり決めるといい。
 
 本質的に言えば、無印良品のフェアトレード商品を購入するのは、やめた方がいい。むしろ、アンフェアなトレードによる大手メーカーのコーヒーを買った方がいい。そして、それで浮いた金を、ユニセフに寄付すればいいのだ。これが最も有効な方法だ。ユニセフに金を送れば、その金は間違いなく、アフリカ(を含む世界中の)の恵まれない子供たちに届く。

 [ 付記3 ]
 経済学的に言おう。
 フェアトレードをしていないアフリカの強欲なコーヒー農園やカカオ農園は、悪か? いや、悪ではない。なぜなら、彼らは市場原理に従っているからだ。暴利をむさぼっているわけではない。実際、彼らの得ている利益は、巨額というほどではない。(コーヒー豆のコストは販売価格の1%以下だから、コーヒー豆の生産者だってちっとも儲けていない。その一方、フェアトレードの団体は、販売価格の20%ぐらいの利益を取っている。どちらかと言えば、搾取しているのは、フェアトレードの団体だ。)

 では、悪は、誰か? 実は、それは、消費者だ。奴隷状態の労働者によってもたらされた安価なコーヒーやカカオを得て、利益を得ているのは、消費者だ。悪は、消費者なのである。(倫理的に。)
 とすれば、消費者は、自分の得た利益を、そっくりそのまま、途上国に還元するべきだ。そして、そのためには、ユニセフを通せばいい。
 だから、あなたが本当の意味でフェアトレードを実現したいのであれば、フェアトレードでない商品を買った上で、あなたの得た利益を、ユニセフに渡せばいいのだ。それこそが最も正当な方法だ。

( ※ 経済学的に言えば、現状は市場経済のもとで、経済学的に最適化されている。ここに NPO 団体が介入しても、最適化された経済状況や市場を歪めて、状況を非効率化するだけだ。…… 奴隷化された子供たちがいるという問題は、経済の問題ではなくて、倫理の問題だ。とすれば、倫理の問題は、倫理で解決すればいい。つまり、寄付すればいい。それが本質的だ。……倫理の問題を、経済状況を歪めるフェアトレードで解決しようとすれば、状況はかえって悪化する。これは、経済学の常識。 → 検索

( ※ また、フェアトレードでアジアの生産者のものを買ったとしても、それがアジアの人々のためになるか、疑わしい。というのは、それは「お恵み」で買ってあげることだから、保護政策である。しかし、保護政策で買い上げてやればやるほど、相手は自立できなくなる。実際、フェアトレード商品は、品質が非常に劣悪なものが多い。そういうものは、市場で淘汰されるべきなのに、フェアトレード商品ということで、高額な粗悪品が見逃される。……こんな状況がいつまでも続けば、アジアの人々はいつまでも保護政策のもとで生きることになり、いつまでも自立できなくなる。)

 [ 付記4 ]
 ユニセフに金を送るのが、なぜ好ましいか? それを知るには、ゾマホンの行動を見るといい。彼は日本でアルバイトして、その金を本国に送った。では、どんな使途で? ワクチンか? 生活費の援助か? 違う。学校建設だ。つまり、教育だ。
 一般に、国を作るのに最も効果的なのは、教育だ。なぜなら、教育とは、人間を作ることだからだ。それは、「魚を与える」のでなく、「魚を取る竿を与える」ことに相当する。もっと正確に言えば、「竿を作る知恵を与える」ことに相当する。
 魚を与えても、そのとき限りだ。竿を与えても、一本限りだ。しかし、知恵を与えれば、それはどんどん増殖して、限りない富をもたらす。……アジアの各国は、それで成長をなし遂げた。一方、ミルクだけを与えられたアフリカ各国は、いつまでたってもミルクをもらうしか能のない依存体質になってしまった。……そして、それを知っているから、ゾマホンは本国に「教育を」と思ったのだ。
 あなたがアフリカの貧しい子供たちを救いたいのであれば、アジアでフェアトレードなんかをやらないで、アフリカの貧しい子供たちに教育を与えるといい。そのためには、ユニセフに寄付すればいい。

 [ 付記5 ]
 ユニセフに金を送るには、下記項目を参照。
  → リサイクル詐欺(エコキャップ)
 黒柳徹子経由と、日本ユニセフ経由とがある。後者は、19%がユニセフに事務経費として徴収され、残りの 81%が世界ユニセフに届く。



 [ 余談 ]
 オマケで少々。
 あなたがユニセフに協力したいのであれば、金を出さずに手間をかける、という方法もある。他人の援助を求めて、ブログに次のパーツを貼りつけてもいいだろう。(世界ユニセフのロゴ)
  unicef1.gif

     unicef2.gif

 この画像をダウンロードして、自分のサイトにアップロードする。
 そのあと、この画像にリンクを付ける。リンク先は、次のいずれか。

  ・ 日本ユニセフ
   → http://www.unicef.or.jp/

  ・ 黒柳徹子
   → http://www.inv.co.jp/~tagawa/totto/hope.html
 
( ※ リンクの書き方がわからなければ、上の画像の HTML ソースを参照。)

 ────────────

 《 どちらに送金するべきか? 》

 日本ユニセフと黒柳徹子の、どちらに送金するべきか? 次のように言える。
 「1000円以下の寄付ならば、送金手数料が免除される 日本ユニセフがいい。
  1000円以上ならば、事務経費なしに世界ユニセフに届く黒柳徹子がいい。」
 なお、面倒臭い人なら、クレジットーカードの使える日本ユニセフがいい。
posted by 管理人 at 18:10 | Comment(10) | エネルギー・環境1 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェアトレードによって生まれたお金で現地の人々の生活が向上しているかどうかは、団体、生活している人々、それぞれに違っていて一概には言えない。また、途上国に広がる様々な問題(労働環境、奴隷、子供の労働)は複雑に絡みあっており、アプローチを様々していかなければいけない。ユニセフに募金すればいい。大企業のフェアトレードの方が優秀だとはいえない。確かに大企業で生まれるフェアトレードの方が効率はいいし、お金も無駄がないかもしれない。しかしその生まれたお金がどのように使われるかが問題なのである。ただ単にお金が渡されるだけでは、なんの解決にもならない。生産者をだめにするだけである。そのような生産者へのフォローや技術支援など現地と寄り添って活動できる所、時には厳しくし成長を促すことができる所がNGOやNPOの優位な点である。そして、本当に効果があるのかどうかは、その現場に立って活動している人にしかわからない。外から見て貧困率などだけから見て何の影響もないなんてことは言えない。
本当にユニセフだけに募金をしていて、つらい生活をしている人達が生き生きとした生活ができるようになりますか?
Posted by もり at 2011年02月26日 15:35
追記
また、学校を建てただけでも解決にはならない。学校を建てても、学校に行かない子ややめてしまう子が多いからだ。それは、働かなければいけなかったり、学校に行く習慣がないため行く重要性がわからない子が多い点が理由として挙げられる。ただ単に学校を建てれば、教員を増やせばいいという話ではない。また学校にいくことだけが正解ではないと思う。その土地の学習・伝統を重んじた「教育」を行っている地域もあり、一概に既存の学校をあてはめていいものかとも思う。
学校を建てる・家庭にお金を送るということがユニセフにできたとしてもこのように地域地域によって違う人に対して、ユニセフだけが対応をしていくことは難しい。多くの組織によって、少しずつできるところから進んでいくしかないと思う。貧困をこれが解決策!と統一してやっていくことなんてできない。それこそ夢物語だ。私達は消費者として管理人さんのような厳しい目を持ちながらも、少し騙し騙しに暖かくこの活動をいい方に向くようにやっていかなきゃいけないと思う。
Posted by もり at 2011年02月26日 15:53
ユニセフは完璧じゃないから、詐欺師の私たちに金をください、という理屈ですね。
 マザーテレサも、ナイチンゲールも、完璧ではないから、自分たちも まったき善人でなくてもいい、だから悪をなしていい、という理屈ですね。

 呆れた。理屈にもならない屁理屈で正当化するとは。
 それにしても、本サイトのコメント欄に、詐欺師の自己正当化の文句が掲載されたのは、初めてです。
 ま、詐欺師の見本にはなるかも。
Posted by 管理人 at 2011年02月27日 09:58
「無印良品のフェアトレード商品の原産国は、グアテマラ,インドネシア,インド,メキシコなどである。各国の国民所得は順に、4900ドル,4000ドル,2800ドル,14600ドルである。これらの国は、貧困状態にはない。もはや中進国と言えるレベルだ。」とありますが、あなたは、実際に途上国に行ったことがありますか?数値から「中進国」と判断するのは、短絡的で危険の様に思えます。
Posted by あき at 2012年08月07日 08:23
「〜と言える」という表現は断定ではありません。
 また、中進国と呼ぶかどうかは関係ない。もっとずっと所得の少ない国よりも、所得が多い、と言っているだけです。
 所得の大小は数値で比較されます.それに文句を言うなら、相手は私じゃなくて別の誰かでしょう。お門違い。
 そもそも、話の本筋や本題とは、全然関係ありませんよ。重箱の隅や揚げ足取りは、お断り。
Posted by 管理人 at 2012年08月07日 12:54
とりあえず、無印良品はまず自社のアルバイトにちゃんとお金を払ってあげて下さい。同じお店にも関わらず地域格差が酷すぎます。
田舎の無印良品に行ったら、物凄い丁寧な接客を強いられているのに時給750円ですよ、呆れました。これこそ奴隷じゃないですか、媚びへつらう事を強要されて。少なくとも途上国の農園では笑顔や過剰な接客態度を求められはしないでしょうしその分楽でしょう。
無印良品に限った事じゃないです。フェアトレードとか言ってる企業はまず日本国内の労働者を低賃金で酷使する事をやめるべきです。それが無理なら営利追求だと開き直って、フェアトレードなんて偽善もやめればいい。
Posted by ななみ at 2013年03月28日 13:45
リンク先を見る限り、無印良品がフェアトレードを行っている目的はアフリカの子どもたちを救うことではないでしょうから、『フェアトレードの目的は達成されない』ことはないと思います。

また、2つ前の記事で『コーヒー豆には「市場原理」というものが成立しにくい』とおっしゃっていますが、コーヒー豆は食料品というより嗜好品に分類されると思います。
結果、市場原理が働き、3月28日の記事にあるように『ベトナムが90年代に輸出を急増させたことで価格が暴落し』たのではないでしょうか。
Posted by k at 2013年03月29日 15:46
> 『フェアトレードの目的は達成されない』ことはないと思います。

 正確には、「無印良品の目的は達成されないことはない」です。無印良品は、それを目的としていませんから。
 一方、朝日の記者のような人々や、本項の「フェアトレード情報室」などの目的は、「アフリカの子供たちを救うため」です。その目的は達成されません。

 要するに、「アフリカの子供たちを救うために高額のフェアトレード商品を買ってください」というキャンペーンが嘘だ、ということを言っています。
 無印良品は、そのキャンペーンをしているのではなく、単に販売しているだけですから、別に悪くはない。嘘つきでもない。嘘つきなのは、朝日などでキャンペーンをする人です。

 前項でも述べているように、「大手企業のフェアトレード」は、効率も高いので、特に悪いことではありません。文句を言うつもりもありません。
 私が批判しているのは、「アフリカの子供たちを救うために高額のフェアトレード商品を買ってください」というキャンペーンをする人々や、高額の商品を販売する NPO などです。これらは消費者の払った金のほとんどが流通経路で消えてしまうので、無駄の極み。こちらを批判しています。

 前項から引用すると、次の通り。
>  NPO がやるフェアトレードがダメなのは、非効率だからだ。消費者が払った金は、NPOにおける無駄のために消えてしまう。
>  一方、大手企業がやるフェアトレードならば、効率的にやるので、問題ない。

 前項を読み直してください。

 ──

 前々項の市場原理の話は、食料品についての細かな解説です。需給曲線の話題。

>「価格が半分になったから2倍食べる」というようなことはない。

 そういう話です。別に、市場原理が全然機能していない、というような話ではありません。話題が別です。経済学用語で言うと、「硬直性」の話です。(需給曲線が斜めではなくて、垂直または水平になる、という話。)
 何のことを話しているのか、きちんと読み取ってください。
Posted by 管理人 at 2013年03月29日 19:09
昔、友人が「ダイアモンドを買うとアフリカで多くの人間が争って死ぬからダイアモンドは買わない!」と言ってましたが、ダイアを掘ることは彼らの生活手段であり、それが売れなくなったのなら貧困になって死んでしまう。。。自分がダイアを買えない貧乏人の悪あがきだと思いました。それとちょっと似たジレンマかな?
Posted by みち at 2013年08月30日 02:08
ダイヤの場合は、莫大な利益を独裁者が得て、軍事費に転用する、という構造が一部のアフリカ国で見られました。また、軍事費に転用されなくても、金はデビアスのような独占会社に行っていました。

しかしコーヒーやチョコレートでは、別に、軍事費に転用されることもないし、独占会社に収奪されることもない。普通の商売と同じです。

フェアトレードを推進する人の頭のなかでは「ダイヤモンドと同様の状況だ」と言えますが、現実には「普通の農産物と同じ状況だ」と言えます。

富の収奪なんて、フェアトレード推進論者の頭のなかにしかないんです。

アフリカの困窮者を救うには、市販のコーヒーを買っても買わなくても関係ない。フェアトレードのーヒーを買っても買わなくても関係ない。ユニセフで寄付することだけが有効です。
Posted by 管理人 at 2013年08月30日 06:23
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