インフルエンザについて「大変だ」と騒ぐ人が多い。だが、騒ぐなら、結核について騒ぐ方がいい。これまで一人も死者が出ていない豚インフルエンザよりも、結核は死者数がずっと多いからだ。毎年2万人以上の感染で、2千人以上の死者が出る。
- 結核予防会結核研究所によると、昨年1年間の新規患者数は 24760人、死者 2216人。(朝日・夕刊 2009-08-03 )
- (世界では)2004年には、死亡率および罹患率は慢性活動性の患者が1460万人、890万人の患者が発症し、160万人が死亡した。 ( → Wikipedia )
- 日本の患者数は、先進国のなかでは際立って多い。他国の2〜4倍。途上国ふうというか、中進国並みというか。( → グラフ )
単純に死因を比べるだけなら、心疾患や肝臓病などの死因の方が多い。しかし、これらは、個人に原因があり、他人はどうしようもない。
一方、結核は、感染症だ。つまり、外部から勝手に襲いかかる。しかも、結核は、空気感染する。この点では、インフルエンザよりも、タチが悪い。(インフルエンザは、咳きのしぶきなどが理由。空気感染はしない。)
というわけで、私としては、次のように結論したい。
- 豚インフルエンザについて大騒ぎするぐらいなら、死者数の多い結核について騒ぐ方がマシだ。
- 鳥インフルエンザについて大騒ぎするぐらいなら、現実に起こっている結核について騒ぐ方がマシだ。
- 豚インフルエンザであれ、鳥インフルエンザであれ、過度に騒ぐ必要はない。ただし、安心しきっていればいい、というわけではない。結核みたいな病気については、留意した方がいい。
- 特に、老人の場合、病院や施設などで感染することがかなりあるので、注意した方がいい。
- 要するに、やたらと騒げばいいのではなく、全然騒がなければいいのでもなく、注意するべきところに注意すればいい。見当違いのところばかりを見て騒ぐべからず。トンチンカンになるべからず。

順序の都合で、日付を変えました。